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公開番号2024152787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024130801,2023101467
出願日2024-08-07,2017-10-23
発明の名称吸引成分生成装置
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類A24F 40/50 20200101AFI20241018BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】各種の情報をユーザに知らせるための通知部を有する吸引成分生成装置を提供する。
【解決手段】吸引成分生成装置は、加熱部と通知部と制御部とを有し、前記通知部は、前記電源の残量が、第1閾値以上の場合に第1通知状態となり、前記第1閾値未満、かつ前記第1閾値より小さい第2閾値以上の場合に第2通知状態となり、前記第2閾値未満の場合に第3通知状態となり、前記第1通知状態における通知と前記第2通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、前記第1通知状態及び前記第2通知状態における通知パターンと、前記第3通知状態における通知パターンとは異なり、前記第1通知状態における通知と前記第3通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、前記電源の残量が前記第2閾値未満の場合、前記電源からの電力は前記加熱部に供給されない。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
電源からの電力により吸引成分源を気化又は霧化する加熱部と
通知部と、
前記加熱部を動作させる制御部と、を有し、
前記通知部は、
前記電源の残量が第1閾値以上の場合に第1通知状態となり、
前記電源の残量が前記第1閾値未満、かつ前記第1閾値より小さい第2閾値以上の場合に第2通知状態となり、
前記電源の残量が前記第2閾値未満の場合に第3通知状態となり、
前記第1通知状態における通知と前記第2通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、
前記第1通知状態及び前記第2通知状態における通知パターンと、前記第3通知状態における通知パターンとは異なり、
前記第1通知状態における通知と前記第3通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、
前記電源の残量が前記第2閾値未満の場合、前記電源からの電力は前記加熱部に供給されない、吸引成分生成装置。
続きを表示(約 98 文字)【請求項2】
前記第3通知状態は、前記電源の残量が0又は極めて低く、前記加熱部が前記吸引成分源から吸引成分を正常に生成できない場合に通知される、請求項1に記載の吸引成分生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源からの電力により吸引成分源を気化又は霧化する負荷を含む吸引成分生成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
シガレットに代わり、たばこ等の香味源やエアロゾル源をヒータのような負荷で気化又は霧化することによって生じた吸引成分を味わう吸引成分生成装置(電子シガレット)が提案されている(特許文献1~8)。吸引成分生成装置は、香味源及び/又はエアロゾル源を気化又は霧化させる負荷、負荷に電力を供給する電源、負荷や電源を制御する制御部を備える。
【0003】
特許文献2~7は、LED(発光ダイオード)を備えた吸引成分生成装置を開示する。特に、特許文献4~7は、電源の充電率に応じて装置に備えられた発光素子(LED)の点灯数又は点灯パターンを変えることを開示する。
【0004】
また、特許文献9は、電源の電圧が放電終止電圧に達する前に、電源の劣化情報に応じた管理電圧値を設定することを開示する。制御部は、電源の電圧が管理電圧値以下になったとき、二次電池の放電を終了させるための処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/165747号
米国特許第2013/0019887号明細書
国際公開第2015/046386号
国際公開第2015/073975号
米国特許第2015/0272223号明細書
国際公開第2015/119918号
国際公開第2015/161502号
国際公開第2014/150942号
特開2011-53097号
【発明の概要】
【0006】
本発明の吸引成分生成装置は、
電源からの電力により吸引成分源を気化又は霧化する加熱部と
通知部と、
前記加熱部を動作させる制御部と、を有し、
前記通知部は、
前記電源の残量が第1閾値以上の場合に第1通知状態となり、
前記電源の残量が前記第1閾値未満、かつ前記第1閾値より小さい第2閾値以上の場合に第2通知状態となり、
前記電源の残量が前記第2閾値未満の場合に第3通知状態となり、
前記第1通知状態における通知と前記第2通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、
前記第1通知状態及び前記第2通知状態における通知パターンと、前記第3通知状態における通知パターンとは異なり、
前記第1通知状態における通知と前記第3通知状態における通知は、互いに異なる発光色を含み、
前記電源の残量が前記第2閾値未満の場合、前記電源からの電力は前記加熱部に供給されない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る吸引成分生成装置の模式図である。
図2は、一実施形態に係る霧化ユニットの模式図である。
図3は、一実施形態に係る吸引センサの構成の一例を示す模式図である。
図4は、吸引成分生成装置のブロック図である。
図5は、負荷が接続された状態の霧化ユニット及び電装ユニットの電気回路を示す図である。
図6は、充電器が接続された状態の充電器及び電装ユニットの電気回路を示す図である。
図7は、吸引成分生成装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
図8は、ユーザによるパフ動作の回数と、電源の残量を示す値との関係を示すグラフである。
図9は、通常使用モード及び充電要求モードにおける発光素子の発光パターンの一例を示す図である。
図10は、異常通知モードにおける発光素子の発光パターンの一例を示す図である。
図11は、閾値変更処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、既定のアルゴリズムを実施するための制御部のブロック図の一例を示している。
図13は、既定のアルゴリズムを実施するための制御部のブロック図の別の一例を示している。
図14は、閾値変更処理の別の例を示すフローチャートである。
図15は、電源の電圧が放電終止電圧に至る前に充電が開始された場合における電源の電圧値のようすを示すグラフである。
図16は、既定のアルゴリズムを実施するための制御部のブロック図の別の一例を示している。
図17は、なまし処理を実施するための制御部のブロック図の一例を示している。
図18は、長期間放置した後に閾値変更処理を行う場合における第1閾値の補正を実施するための制御部のブロック図の一例を示している。
図19は、異常判定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下において、実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。
【0009】
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
【0010】
[開示の概要]
特許文献9は、電源の電圧が放電終止電圧に達する前に、二次電池の劣化情報に応じた管理電圧値を設定することを開示する。この管理電圧値は、二次電池の放電を終了させるための指標として用いられる。この管理電圧値は、二次電池の劣化情報に基づき設定されるが、二次電池の劣化情報を正確に算出することは難しい。そのため、二次電池の劣化情報の算出値は、算出する度に大きくばらつくことがある。このように、算出する度に大きくばらつき得る値に基づき装置を制御することは好ましくない。
(【0011】以降は省略されています)

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