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公開番号
2024149046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062708
出願日
2023-04-07
発明の名称
風車翼の前縁保護層施工方法及び風車翼の保護層
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F03D
80/00 20160101AFI20241010BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】溶射の位置精度を向上させて所望の厚さや品質を有する保護層を得ることができる風車翼の製造方法を提供する。
【解決手段】FRPによって形成された風車翼本体5aの翼長方向L1における先端部12でかつ前縁16側に保護層が設けられた風車翼5の製造方法であって、翼長方向L1に溶射を行う第1溶射工程と、第1溶射工程で形成された保護層30の翼弦方向C1に隣接する隣接位置にて溶射するように位置を変更する翼弦位置変更工程と、隣接位置にて翼長方向L1に溶射を行う第2溶射工程と、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
FRPによって形成された風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に保護層が設けられた風車翼の製造方法であって、
前記翼長方向に溶射を行う第1溶射工程と、
前記第1溶射工程で形成された保護層の翼弦方向に隣接する隣接位置にて溶射するように位置を変更する翼弦位置変更工程と、
前記隣接位置にて前記翼長方向に溶射を行う第2溶射工程と、
を有する風車翼の前縁保護層施工方法。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記翼弦位置変更工程は、前記風車翼本体の一方の翼面から前縁を経て他方の翼面へと翼弦方向の位置を変更する請求項1に記載の風車翼の前縁保護層施工方法。
【請求項3】
前記風車翼本体の翼面に形成された保護層の翼弦方向及び/又は翼長方向における端部の厚さが、その縁に向かって漸次小さくなるように溶射を行う端部溶射工程を有している請求項1に記載の風車翼の前縁保護層施工方法。
【請求項4】
前記風車翼本体の前記翼長方向の寸法が80m以上とされている請求項1に記載の風車翼の前縁保護層施工方法。
【請求項5】
FRPによって形成された風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に設けられた風車翼の保護層であって、
前記風車翼本体の翼面に形成された前記保護層の翼弦方向における端部の厚さが、その縁に向かって漸次小さくされている風車翼の保護層。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、風車翼の前縁保護層施工方法及び風車翼の保護層に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
風車ロータの回転に伴い、風車翼が空気中の異物(例えば雨滴や塵埃等)と衝突して浸食されることにより、風車翼の前縁側にエロージョンが発生する。このエロージョンから風車翼を保護するために、風車翼の前縁部に耐エロージョン用の保護層を形成することが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-175830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
風車翼の前縁部に溶射する場合、前縁は曲率が大きいため溶射方向を適正に定めることが難しく保護層について所望の厚さや品質が得られないおそれがある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、溶射の位置精度を向上させて所望の厚さや品質を有する保護層を得ることができる風車翼の前縁保護層施工方法及び風車翼の保護層を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る風車翼の前縁保護層施工方法は、FRPによって形成された風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に溶射による保護層が設けられた風車翼の製造方法であって、前記翼長方向に溶射を行う第1溶射工程と、前記第1溶射工程で形成された保護層の翼弦方向に隣接する隣接位置にて溶射するように位置を変更する翼弦位置変更工程と、前記隣接位置にて前記翼長方向に溶射を行う第2溶射工程と、を有する。
【0007】
本開示の一態様に係る風車翼の保護層は、FRPによって形成された風車翼本体と、前記風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に設けられた保護層と、を備え、前記風車翼本体の翼面に形成された前記保護層の翼弦方向における端部の厚さが、その縁に向かって漸次小さくされている。
【発明の効果】
【0008】
所望の厚さや品質を有する保護層を風車翼に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る風車翼を用いた風力発電装置を示した概略構成図である。
風車翼を示した平面図である。
図2の風車翼の正面図である。
図2及び図3に示した風車翼の横断面図である。
保護層の形成時の風車翼の設置状態を示した正面図である。
図5の支持位置における横断面図である。
風車翼の先端に形成された保護層の形成範囲を示した部分拡大正面図である。
保護層の形成順序を示した部分拡大正面図である。
翼弦方向における保護層の形成方向を示した部分拡大横断面図である。
風車翼の翼面に形成された保護層の翼弦方向における端部における横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、風力発電装置1は、設置面B上に立設されるタワー3と、タワー3の上端に設置されるナセル6と、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセル6に設けられたローターヘッド4とを有している。
(【0011】以降は省略されています)
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