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公開番号
2024146886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2024053844
出願日
2024-03-28
発明の名称
活性エネルギー線硬化性組成物、粘着剤、粘着シート
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
167/00 20060101AFI20241004BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】粘着力、保持力、タック性、熱安定性に優れた活性エネルギー線硬化性組成物を提供する。
【解決手段】多価カルボン酸(α)由来の構造単位と多価アルコール(β)由来の構造単位とを有するポリエステル(A)を含有する活性エネルギー線硬化性組成物であって、
前記ポリエステル(A)が、更に光反応性基を有する化合物(B)由来の構造単位を有するポリエステル(A1)を含む、活性エネルギー線硬化性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多価カルボン酸(α)由来の構造単位と多価アルコール(β)由来の構造単位とを有するポリエステル(A)を含有する活性エネルギー線硬化性組成物であって、
前記ポリエステル(A)が、更に光反応性基を有する化合物(B)由来の構造単位を有するポリエステル(A1)を含む、活性エネルギー線硬化性組成物。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
更に、多価カルボン酸類(α)由来の構造単位と多価アルコール(β)由来の構造単位とを有し、光反応性基を有する化合物(B)由来の構造単位を有しないポリエステル(A2)を含む、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項3】
前記光反応性基を有する化合物(B)が、水素引抜型光反応性基を有する化合物(b1)及び/又は開裂型光反応性基を有する化合物(b2)である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項4】
前記光反応性基を有する化合物(B)由来の構造単位がエステル結合によりポリエステル(A1)の主鎖中に組み込まれてなる、請求項1又は3記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項5】
前記光反応性基を有する化合物(B)が、多価カルボン酸(α)である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項6】
前記ポリエステル(A)のガラス転移温度が-80~30℃である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項7】
前記ポリエステル(A)の重量平均分子量が5000~500000である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項8】
前記ポリエステル(A)の不飽和基濃度が1mmol/g以下である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項9】
前記ポリエステル系樹脂(A)のエポキシ基濃度が5mmol/g以下である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
【請求項10】
200℃にて3時間加熱前後の溶融粘度変化率が20~500%である、請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化性組成物、かかる活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物である粘着剤、粘着シートに関し、詳しくは、活性エネルギー線硬化性組成物として不飽和基を有することなく活性エネルギー線による硬化性に優れ、更にこれを用いて作製した粘着シートは、耐熱性、粘着力、保持力、タック性に優れる、活性エネルギー線硬化性組成物、粘着剤、及び粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリエステルは、耐熱性、耐薬品性、耐久性、機械的強度に優れているため、フィルムやペットボトル、繊維、トナー、電機部品、接着剤、粘着剤等、幅広い用途で用いられている。また、ポリエステルはそのポリマー構造から極性が高いため、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、エポキシ樹脂等の極性ポリマー、及び銅、アルミニウム等の金属材料に対して優れた粘着性を発現することが知られている。
【0003】
粘着ラベルや粘着テープ等の粘着シートに使用される粘着剤として、粘着性のポリマーを溶剤に溶解した溶剤型粘着剤が従来から使用されている。近年では環境負荷低減として、VOC(Volatile Organic Compounds)規制や温室効果ガス排出削減のために、有機溶剤を使用しない無溶剤型粘着剤が注目されている。無溶剤型粘着剤としては、粘着剤を水に分散・溶解させた水系粘着剤、紫外線等の活性エネルギー線によって硬化される活性エネルギー線硬化性粘着剤がある。水系粘着剤では、水を揮発させるために使用するエネルギー量が溶剤型と比較して大きく、また主剤に含まれる乳化剤の影響で溶剤型粘着剤に比べ耐水性に劣る等の性能面に問題があった。また、活性エネルギー線硬化性粘着剤では、粘着剤の凝集力を高めるために活性エネルギー線により反応し架橋点となる不飽和基を構造中に組み込んだり、不飽和基を有する化合物を粘着剤に含有させる必要があり、ホットメルト塗工における加熱により不飽和基が反応し、粘度が上昇したり、ゲル化が生じる等の熱安定性に問題があった。このため、ホットメルト塗工に使用される無溶剤型粘着剤には高い熱安定性や溶剤型粘着剤と同等以上の粘着性能が求められている。
【0004】
特許文献1には、不飽和基を有するポリエステル、光開始剤、架橋剤からなる光架橋型ポリエステル系粘着剤組成物が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ポリエステル、不飽和基含有化合物、重合開始剤、架橋剤からなる光架橋型光学部材用粘着剤が開示されている。
【0006】
そして、特許文献3には、ポリエステル、不飽和基を有する放射線硬化型樹脂、放射線反応開始剤、架橋剤からなる放射線硬化再剥離型粘着シートが開示されている。
【0007】
更に、特許文献4には、紫外線活性部位を有するエポキシ化油脂と多価カルボン酸からなる紫外線硬化性組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-102476号公報
特開2009-209279号公報
特開2010-59336号公報
特表2022-535379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年、環境負荷削減のため植物由来原料を用いたバイオマス粘着剤や有機溶剤を使用しない無溶剤型粘着剤等の地球環境に優しい粘着剤が求められている。従来から使用される熱硬化型粘着剤は、石油原料から構成され、更に有機溶剤で希釈し使用されるため、環境汚染の原因となりうるVOCの発生や燃焼廃棄時のCO
2
排出による環境負荷に課題があった。
【0010】
また、従来から使用されている活性エネルギー線硬化性粘着剤には、活性エネルギー線硬化成分として粘着剤に不飽和基を導入したり、不飽和基含有化合物を配合したり、更には熱硬化性架橋剤等を含む必要があった。不飽和基や架橋剤成分は熱により反応が進行するため、ホットメルト等の高温加熱工程を伴う無溶剤型粘着剤用途においては、製造工程で粘度が上昇したり、ゲル化、熱分解が生じる等の熱安定性に問題があり使用は困難であった。
(【0011】以降は省略されています)
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