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公開番号2024144839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023056980
出願日2023-03-31
発明の名称サンルーフ装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60J 7/00 20060101AFI20241004BHJP(車両一般)
要約【課題】可動パネルおよび固定パネルを含むサンルーフ装置の光透過特性をより向上させる。
【解決手段】本開示のサンルーフ装置は、可動パネルに設けられた可動側調光膜と、固定パネルに設けられた固定側調光膜と、可動側調光膜を駆動する可動側調光膜駆動装置と、固定側調光膜を駆動する固定側調光膜駆動装置と、可動パネルの透過率を取得するために可動パネルに取り付けられた可動側センサと、固定パネルの透過率を取得するために固定パネルに取り付けられた固定側センサと、可動側センサおよび固定側センサの少なくとも何れか一方の検出値に基づいて、可動パネルおよび固定パネルの少なくとも何れか一方の透過率を変化させるように可動側調光膜駆動装置および固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御する制御装置とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
可動パネルおよび固定パネルを含み、車両に装備されるサンルーフ装置において、
前記可動パネルに設けられた可動側調光膜と、
前記固定パネルに設けられた固定側調光膜と、
前記可動側調光膜を駆動する可動側調光膜駆動装置と、
前記固定側調光膜を駆動する固定側調光膜駆動装置と、
前記可動パネルの透過率を取得するために前記可動パネルに取り付けられた可動側センサと、
前記固定パネルの前記透過率を取得するために前記固定パネルに取り付けられた固定側センサと、
前記可動側センサおよび前記固定側センサの少なくとも何れか一方の検出値に基づいて、前記可動パネルおよび前記固定パネルの少なくとも何れか一方の前記透過率を変化させるように前記可動側調光膜駆動装置および前記固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御する制御装置と、
を備えるサンルーフ装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載のサンルーフ装置において、
前記可動パネルは、前記固定パネルの上に重なるように摺動可能であり、
前記制御装置は、前記可動パネルが前記固定パネル側に摺動しているとき、および前記可動パネルが前記固定パネルに少なくとも部分的に重なって停止しているときに、前記可動パネルの前記透過率が最高透過率になるように前記可動側調光膜駆動装置を制御すると共に、前記固定パネルの前記透過率が要求値になるように前記固定側調光膜駆動装置を制御するサンルーフ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のサンルーフ装置において、
前記可動パネルは、前記固定パネルの上に重なるように摺動可能であり、
前記制御装置は、前記可動側センサおよび前記固定側センサの少なくとも何れか一方の前記検出値の急減に応じて、前記可動パネルおよび前記固定パネルの少なくとも何れか一方の前記透過率が最低透過率になるように前記可動側調光膜駆動装置および前記固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御するサンルーフ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のサンルーフ装置において、
前記制御装置は、前記可動側センサおよび前記固定側センサの少なくとも何れか一方の前記検出値が急減した後に急増したときに、前記可動パネルおよび前記固定パネルの少なくとも何れか一方の前記透過率が前記検出値の急減直前の値になるように前記可動側調光膜駆動装置および前記固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御するサンルーフ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、可動パネルおよび固定パネルを含み、車両に装備されるサンルーフ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光センサが組み込まれた車両用の合わせガラスが知られている(例えば、特許文献1参照)。この合わせガラスは、熱可塑性フィルムを介して互いに結合された外ガラスおよび内ガラスを含む。また、外ガラスと内ガラスとの間には、複数のフォトダイオード(SMD構成素子)を備えたプリント基板が配置されており、当該プリント基板は、周辺光量を検出する光センサとして機能する。更に、合わせガラスの所定の領域には、液晶調光膜といった機能素子が配置されており、当該機能素子は、少なくとも1つのフォトダイオードにより検出された周辺光量に応じて電気的に切り替えまたは制御される。これにより、合わせガラスの所定の領域における透過特性を電気的に切り替えまたは制御することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-537377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、可動パネルおよび固定パネルを含むサンルーフ装置に上記合わせガラスを適用することが何ら考慮されていない。更に、周辺光量を監視するだけでは、車両の走行中等に周囲の明るさの変化に応じてサンルーフ装置の透過特性を適正に制御し得なくなるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、可動パネルおよび固定パネルを含むサンルーフ装置の光透過特性をより向上させることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のサンルーフ装置は、可動パネルおよび固定パネルを含み、車両に装備されるサンルーフ装置において、前記可動パネルに設けられた可動側調光膜と、前記固定パネルに設けられた固定側調光膜と、前記可動側調光膜を駆動する可動側調光膜駆動装置と、前記固定側調光膜を駆動する固定側調光膜駆動装置と、前記可動パネルの透過率を取得するために前記可動パネルに取り付けられた可動側センサと、前記固定パネルの前記透過率を取得するために前記固定パネルに取り付けられた固定側センサと、前記可動側センサおよび前記固定側センサの少なくとも何れか一方の検出値に基づいて、前記可動パネルおよび前記固定パネルの少なくとも何れか一方の前記透過率を変化させるように前記可動側調光膜駆動装置および前記固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御する制御装置とを含むものである。
【0007】
本開示のサンルーフ装置では、可動パネルに可動側調光膜が設けられ、固定パネルに固定側調光膜が設けられる。更に、可動パネルには、当該可動パネルの透過率を取得するために可動側センサが取り付けられ、固定パネルには、当該固定パネルの透過率を取得するために固定側センサが取り付けられる。これにより、可動側センサおよび固定側センサの検出値の少なくとも何れか一方に基づいて、可動パネルおよび固定パネルの少なくとも何れか一方の透過率を変化させるように可動側調光膜駆動装置および固定側調光膜駆動装置の少なくとも何れか一方を制御し、可動パネルおよび固定パネルの透過率を個別に精度よく調整することができる。この結果、可動パネルおよび固定パネルを含むサンルーフ装置の光透過特性をより向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示のサンルーフ装置を示す概略構成図である。
本開示のサンルーフ装置の可動パネルおよび固定パネルを模式的に示す断面図である。
本開示のサンルーフ装置の可動パネルおよび固定パネルを模式的に示す断面図である。
本開示のサンルーフ装置の制御ブロック図である。
本開示のサンルーフ装置において用いられる目標電圧設定マップを例示する図表である。
本開示のサンルーフ装置において実行される目標電圧設定ルーチンを例示するフローチャートである。
本開示のサンルーフ装置において実行される目標電圧設定ルーチンを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示のサンルーフ装置1を示す概略構成図である。サンルーフ装置1は、それぞれ車両Vの車体Fに固定されたフロントルーフパネルRfとリヤルーフパネルRrとの間に形成された開口部を覆う可動パネル2および固定パネル3を含む。可動パネル2は、図2に示すように、例えばガラスや樹脂といった高い光透過性を有する素材により形成されたパネル本体20と、当該パネル本体20の内面に積層(固定)された可動側調光膜21とを含む。また、固定パネル3は、図2に示すように、例えばガラスや樹脂といった高い光透過性を有する素材により形成されたパネル本体30と、当該パネル本体30の内面に積層(固定)された固定側調光膜31とを含む。ただし、可動側調光膜21および固定側調光膜31は、可動パネル2または固定パネル3を形成する2枚の透明パネルの間に積層されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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