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公開番号2024143254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055831
出願日2023-03-30
発明の名称情報処理プログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】ドライバレスのOS印刷機能を利用する環境において、印刷のための処理とステータスモニタの安定的な両立を実現することができる情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】プリンタアプリケーション170は、CUPS160に仮想プリンタとして登録されたとき、クライアントPC100のプロセッサ110に対し、印刷データ送信処理と、プリンタ200のステータスを問い合わせるためのUSTATUS DEVICE ON及びINFO STATUSコマンドをプリンタ200に向けて出力するステップS10と、USTATUS DEVICE ON及びINFO STATUSコマンドに応じたプリンタ200からのステータス情報を取得するステップS20と、を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置にはOS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記OS標準印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、
前記情報処理プログラムは、前記OS標準印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記OS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得し、当該第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
前記印刷装置のステータスの問い合わせ信号を前記印刷装置に向けて出力する問い合わせ信号出力処理と、
前記問い合わせ信号出力処理での前記問い合わせ信号の出力に応じた前記印刷装置からのステータス情報を取得するステータス情報取得処理と、
を実行させる、情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ステータス情報は、
前記印刷装置の前記ステータスが変更されたときに取得可能なステータス変更データを含む、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記問い合わせ信号出力処理及び前記ステータス情報取得処理は、
所定周期で繰り返される、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記演算部に対し、さらに、
前記所定周期で繰り返される前記ステータス情報取得処理で取得される前記ステータス情報を集計する情報集計処理を実行させる、請求項3記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記演算部に対し、さらに、
前記情報処理装置に対し通信可能に構成された外部装置からの情報収集信号を取得する情報収集信号取得処理と、
前記情報収集信号取得処理で取得された前記情報収集信号に応じて、前記ステータス情報取得処理で取得した前記ステータス情報を前記外部装置へ向けて出力するステータス情報送信処理と、
を実行させる、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記演算部に対し、さらに、
前記ステータス情報取得処理で取得された前記ステータス情報を表示するためのステータス表示信号を出力するステータス表示信号出力処理
を実行させる、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記演算部に対し、さらに、
前記ステータス情報取得処理で取得される前記ステータス情報の一部である基本ステータスを前記OS標準印刷ソフトウェアへ向けて出力する基本ステータス出力処理
を実行させる、請求項6記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記情報処理装置と前記印刷装置とはUSBケーブルにより接続されており、
前記演算部に対し、さらに、
前記印刷装置との間で前記USBケーブルを介した通信を行うためのバックエンドに対してアクセスするアクセス権限を取得するアクセス権限取得処理
を実行させ、
前記問い合わせ信号出力処理では、前記アクセス権限取得処理で取得された前記アクセス権限に基づき、前記バックエンドを介して前記問い合わせ信号を前記印刷装置へ向けて出力し、
前記ステータス情報取得処理では、前記アクセス権限取得処理で取得された前記アクセス権限に基づき、前記バックエンドを介して前記印刷装置からの前記ステータス情報を取得する、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に対し通信可能な情報処理装置で実行される情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定の印刷規格に従ってプリンタのベンダが提供するプリンタドライバを用いることなく印刷を行う、いわゆるドライバレスの印刷機能を有するオペレーティングシステム(OS)が一般的になりつつある。この場合、プリンタドライバのインストールを行うことなく印刷を行うことができる。
【0003】
このようなドライバレスのOS印刷機能を利用し、かつドライバレス未対応のプリンタへの対応あるいは通常のドライバレス印刷の機能を拡張するものとして、例えば特許文献1に記載のように、OSから印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブをプリンタに送信する仮想プリンタを情報処理装置内に作成したものが知られている。
【0004】
また従来ステータスモニタと呼ばれる装置が公知である。これはプリンタや印刷キューの状態や消耗品の消費状況を使用者に知らせる装置である。従来はこのステータスモニタはプリンタドライバや上記仮想プリンタとは切り離された単独のモジュールとして提供されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-201802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ドライバレスのOS印刷機能を利用する環境において、OSの種類や情報処理装置とプリンタとの接続形態によっては、印刷装置との間で通信を行うためのバックエンドに対し、単体のアプリケーションしかアクセス権限を取得できない場合がある。また、アクセス権限を取得できたとしても、印刷を実行するための印刷装置との通信とステータスモニタのための印刷装置との通信の一方が他方を制限したりするおそれがある。印刷装置においても、印刷を実行するための通信とステータスモニタのための通信を並行して処理しなければならず負担が大きい。
【0007】
本発明の目的は、ドライバレスのOS印刷機能を利用する環境において、印刷のための処理とステータスモニタの安定的な両立を実現することができる情報処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明は、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能な情報処理プログラムであって、前記情報処理装置にはOS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記OS標準印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、前記情報処理プログラムは、前記OS標準印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、前記OS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得し、当該第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、前記印刷装置のステータスの問い合わせ信号を前記印刷装置に向けて出力する問い合わせ信号出力処理と、前記問い合わせ信号出力処理での前記問い合わせ信号の出力に応じた前記印刷装置からのステータス情報を取得するステータス情報取得処理と、を実行させる。
【0009】
本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、情報処理装置と通信可能な印刷装置に対応可能である。情報処理装置にはOS標準印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、情報処理プログラムはOS標準印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能である。情報処理プログラムは、OS標準印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録されたとき、情報処理装置の演算部に対し、能力情報出力処理と、印刷データ送信処理と、問い合わせ信号出力処理と、ステータス情報取得処理と、を実行させる。能力情報出力処理では、印刷装置の能力を表す第1能力情報が取得され、取得された第1能力情報に基づく第2能力情報がOS標準印刷ソフトウェアへ向けて出力される。印刷データ送信処理では、能力情報出力処理で出力した第2能力情報に対応したOS標準印刷ソフトウェアからの第1印刷データが取得され、当該第1印刷データに基づく第2印刷データが印刷装置へ向けて送信される。問い合わせ信号出力処理では、印刷装置のステータスの問い合わせ信号が印刷装置に向けて出力される。ステータス情報取得処理では、問い合わせ信号出力処理での問い合わせ信号の出力に応じた印刷装置からのステータス情報が取得される。
本願発明によれば、OS標準印刷ソフトウェアに登録された仮想の印刷装置が印刷装置に対してステータスを問い合わせてステータス情報を取得する。仮想の印刷装置がOS標準印刷ソフトウェアと印刷装置との間で印刷処理及びステータスモニタ処理の仲介を行うので、印刷を実行するための印刷装置との通信とステータスモニタのための印刷装置との通信の一方が他方を制限したりするおそれがない。本願発明によれば、印刷のための処理とステータスモニタの安定的な両立を実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ドライバレスのOS印刷機能を利用する環境において、印刷のための処理とステータスモニタの安定的な両立を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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