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公開番号2024143161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055691
出願日2023-03-30
発明の名称方法、通信システム、および、サーバ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】第1プリンタに関する情報を第2プリンタに引き継ぐ。
【解決手段】サーバは、第2プリンタからの要求に応じて特定情報を生成し、特定情報と第2プリンタ識別情報とを対応付けて記憶し、特定情報を第2プリンタに送信する。第2プリンタは、特定情報をユーザに通知する。第1プリンタは、特定情報を取得すると、特定情報をサーバに送信する。サーバは、特定情報に基づいて第2プリンタを引継先として特定し、第1プリンタの設定情報を第2プリンタに送信する。第1プリンタの設定情報は、ユーザの端末装置と第1プリンタとの通信において端末装置が第1プリンタを識別するための特定識別情報を含む。第1プリンタは、特定識別情報を用いた端末装置との通信を停止させるための停止処理を実行する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1プリンタと、前記第1プリンタに代えて使用されるべき第2プリンタと、前記第1プリンタおよび前記第2プリンタと通信可能なサーバとで実行される方法であって、
前記サーバが、前記第2プリンタからの要求に応じて特定情報を生成する生成工程と、
前記サーバが、前記特定情報と前記第2プリンタを識別する第2プリンタ識別情報とを対応付けて記憶する記憶工程と、
前記サーバが、前記特定情報を前記第2プリンタに送信する第1送信工程と、
前記第2プリンタが、前記特定情報をユーザに通知する通知工程と、
前記第1プリンタが、前記特定情報を取得すると、前記特定情報を前記サーバに送信する第2送信工程と、
前記サーバが、前記特定情報に基づいて前記第2プリンタを引継先として特定する引継先特定工程と、
前記サーバが、前記第1プリンタの設定情報を前記サーバのメモリに格納する第1格納工程であって、前記第1プリンタの前記設定情報は、ユーザの端末装置と前記第1プリンタとの通信において前記端末装置が前記第1プリンタを識別するための特定識別情報を含む、前記第1格納工程と、
前記サーバが、前記第1プリンタの設定情報を引継先として特定済みの前記第2プリンタに送信する第3送信工程と、
前記第2プリンタが、前記第1プリンタの設定情報を前記第2プリンタの設定情報として前記第2プリンタのメモリに格納する第2格納工程と、
前記第1プリンタが、前記特定識別情報を用いた前記端末装置との通信を停止させるための停止処理を実行する停止工程と、
を備える、方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記第2プリンタが、前記第2格納工程が完了したことを示す完了通知を前記サーバに送信する第4送信工程と、
前記サーバが、前記完了通知を受信した後に、前記停止処理の実行指示を前記第1プリンタに送信する第5送信工程と、
を備え、
前記停止工程では、前記第1プリンタが、前記実行指示を受信することに応じて、前記停止処理を実行する、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記停止工程は、前記第1プリンタが前記特定識別情報を変更または削除する工程である、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、
前記サーバは、前記完了通知を受信しない場合に、前記実行指示を前記第1プリンタに送信しない、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記第1プリンタを識別する第1プリンタ識別情報と、特定の印刷サービスに関するサービス情報と、が対応付けられている場合に、前記引継先特定工程の後に、前記サーバが、前記第2プリンタを識別する第2プリンタ識別情報と前記サービス情報とを対応付ける対応付工程を備える、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、
前記サーバは、前記サービス情報と対応付けられるユーザ識別情報と、プリンタ識別情報と、を対応付けて管理するデータベースを備え、
前記対応付工程は、
前記データベースに、前記第1プリンタ識別情報が前記特定のユーザ識別情報と対応付けて記録されている場合に前記第2プリンタ識別情報を前記特定のユーザ識別情報と対応付けて前記データベースに記録する工程である、方法。
【請求項7】
請求項5に記載の方法であって、
前記第1プリンタ識別情報と前記サービス情報とが対応付けられていない場合に、前記対応付工程は、実行されない、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記サーバと前記第2プリンタとの間で、前記サーバが任意のタイミングで前記第2プリンタにデータを送信可能な常時接続を確立する接続確立工程を備え、
前記第3送信工程は、前記サーバが、前記常時接続を用いて、前記第1プリンタの設定情報を前記第2プリンタに送信する工程である、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
前記第1プリンタと前記第2プリンタとは、同一のローカルエリアネットワークに接続されている、方法。
【請求項10】
通信システムであって、
第1プリンタと、
前記第1プリンタに代えて使用されるべき第2プリンタと、
前記第1プリンタおよび前記第2プリンタと通信可能なサーバと、
を備え、
前記サーバは、
前記第2プリンタからの要求に応じて特定情報を生成し、
前記特定情報と前記第2プリンタを識別する第2プリンタ識別情報とを対応付け、
前記特定情報を前記第2プリンタに送信し、
前記第2プリンタは、
前記特定情報をユーザに通知し、
前記第1プリンタは、
前記特定情報をユーザから取得し、
前記特定情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記特定情報に基づいて前記第2プリンタを引継先として特定し、
ユーザの端末装置と前記第1プリンタとの通信において前記端末装置が前記第1プリンタを識別するための特定識別情報を含む前記第1プリンタの設定情報を前記サーバのメモリに格納し、
前記第1プリンタの設定情報を引継先として特定済みの前記第2プリンタに送信し、
前記第2プリンタは、
前記第1プリンタの設定情報を前記第2プリンタの設定情報として前記第2プリンタのメモリに格納し、
前記第1プリンタは、
前記特定識別情報を用いた前記端末装置との通信を停止するための停止処理を実行する、通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、プリンタとサーバとで実行される方法、プリンタとサーバとを含む通信システム、および、プリンタと通信可能なサーバに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通信システムにおいて、定額サービスの情報を、一のプリンタから他のプリンタに移行する技術が開示されている。例えば、一のプリンタからの移行コード要求に応じてサーバは、一のプリンタに移行コードを送信する。ユーザは、一のプリンタに表示された移行コードを他のプリンタに入力する。他のプリンタが、ユーザによって入力された移行コードをサーバに送信すると、サーバは、定額サービスの情報を他のプリンタのIDと対応付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-163309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書は、第1プリンタに関する情報を第2プリンタに引き継ぐための新たな技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]第1プリンタと、前記第1プリンタに代えて使用されるべき第2プリンタと、前記第1プリンタおよび前記第2プリンタと通信可能なサーバとで実行される方法であって、前記サーバが、前記第2プリンタからの要求に応じて特定情報を生成する生成工程と、前記サーバが、前記特定情報と前記第2プリンタを識別する第2プリンタ識別情報とを対応付けて記憶する記憶工程と、前記サーバが、前記特定情報を前記第2プリンタに送信する第1送信工程と、前記第2プリンタが、前記特定情報をユーザに通知する通知工程と、前記第1プリンタが、前記特定情報を取得すると、前記特定情報を前記サーバに送信する第2送信工程と、前記サーバが、前記特定情報に基づいて前記第2プリンタを引継先として特定する引継先特定工程と、前記サーバが、前記第1プリンタの設定情報を前記サーバのメモリに格納する第1格納工程であって、前記第1プリンタの前記設定情報は、ユーザの端末装置と前記第1プリンタとの通信において前記端末装置が前記第1プリンタを識別するための特定識別情報を含む、前記第1格納工程と、前記サーバが、前記第1プリンタの設定情報を引継先として特定済みの前記第2プリンタに送信する第3送信工程と、前記第2プリンタが、前記第1プリンタの設定情報を前記第2プリンタの設定情報として前記第2プリンタのメモリに格納する第2格納工程と、前記第1プリンタが、前記特定識別情報を用いた前記端末装置との通信を停止させるための停止処理を実行する停止工程と、を備える、方法。
【0007】
上記構成によれば、サーバが、特定情報に基づいて第2プリンタを引継先として特定し、該第2プリンタに特定情報を含む第1プリンタの設定情報を送信する。この結果、第2プリンタは、第1プリンタの設定を引き継ぐことができる。例えば、ユーザの端末装置は、特定識別情報を用いて、第1プリンタとの間で行っていた通信と同様の通信を、第2プリンタとの間で実行可能になり、例えば、第2プリンタに印刷を実行させることが可能になる。また、第1プリンタが特定識別情報を用いた端末装置と第1プリンタとの通信を停止するための停止処理を実行するので、特定識別情報が第1プリンタと第2プリンタとの両方で有効になる不都合を抑制できる。
【0008】
第1プリンタと第2プリンタとが同一のローカルエリアネットワークに接続されている環境では、特定識別情報が第1プリンタと第2プリンタとの両方で有効になる場合に不都合が発生し得るが、上記構成によれば、このような不都合の発生を抑制できる。
【0009】
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、通信システム、方法、サーバ、プリンタ、これらの装置、システム、方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
システム1000の構成を示すブロック図。
管理データベースDBと第1プリンタ100Aの設定情報データベースSB(SBa)の説明図。
設定引継処理の第1のシーケンス図。
設定引継処理の第2のシーケンス図。
設定引継処理の第3のシーケンス図。
設定引継処理の第4のシーケンス図。
設定引継処理の説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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