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公開番号
2024142205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023054267
出願日
2023-03-29
発明の名称
光送信モジュール
出願人
日本電信電話株式会社
,
NTTイノベーティブデバイス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01S
5/02257 20210101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】光モニタを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供する。
【解決手段】光送信モジュール10は、レーザ光を出力する発光素子(LD)11と、レーザ光の光路に設けられるレンズ12と、レーザ光の光路においてレンズ12よりも下流側に設けられ、光路に対して傾斜した透明板19と、透明板19からのレーザ光の反射光が受光可能な位置に設けられる受光素子(PD)13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レーザ光を出力する発光素子と、
前記レーザ光の光路に設けられるレンズと、
前記光路において前記レンズの下流側に設けられ、前記光路に対して傾斜した透明板と、
前記透明板からの前記レーザ光の反射光が受光可能な位置に設けられる受光素子と
を備える光送信モジュール。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記透明板は、互いに平行な前記レーザ光の入射面及び出射面を有する
請求項1記載の光送信モジュール。
【請求項3】
前記透明板は、次式を満たす厚みtを有する
請求項2記載の光送信モジュール。
t≧w/{2×cos(θ
1
)×tan(θ
2
)}
ただし、
w:前記反射光の直径及び前記受光素子の直径のうちの小さい方の直径
t:前記透明板の厚み
θ
1
:前記透明板に入射する前記レーザ光の、前記入射面に対する入射角
θ
2
:前記透明板内を進行する前記レーザ光の、前記出射面に対する入射角
【請求項4】
前記透明板は、その延長面が互いに交差する前記レーザ光の入射面及び出射面を有する
請求項1記載の光送信モジュール。
【請求項5】
前記入射面と前記出射面の前記延長面が成す角度θ
w
が次式を満たす
請求項4記載の光送信モジュール。
θ
w
≧tan
-1
(w/L)/(2×n)
ただし、
w:前記反射光の直径及び前記受光素子の直径のうちの小さい方の直径
n:前記透明板の屈折率
L:前記透明板から前記受光素子までの距離
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光送信モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信システムに対する恒常的な課題の1つとして、システムスループットの向上が挙げられる。この要請から、光通信システムを構築する基本的な構成要素である光送信モジュールにも小型化が求められている。
【0003】
光送信モジュールは、通信用のレーザ光を出力するレーザダイオード(以下、LDと称する)を備える。一般的に、一定の駆動電流に対するLDの光強度は経年劣化によって減衰する。このため、フォトダイオード(以下、PDと称する)を用いた光強度の監視によるフィードバック制御をLDに対して行い、所望の光強度を維持している。特許文献1~3及び非特許文献1は関連技術としての光送信モジュールを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-165299号公報
特開2009-253086号公報
特開2002-270952号公報
【非特許文献】
【0005】
T. Shindo et al., "High Power and High Speed SOA Assisted Extended Reach EADFB Laser (AXEL) for 53-Gbaud PAM4 Fiber-Amplifier-Less 60-km Optical Link," in Journal of Lightwave Technology, vol. 38, no. 11, pp. 2984-2991, 1 June1, 2020, doi: 10.1109/JLT.2020.2974511.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通信用のLDには比較的強度の大きいレーザ光を出力するものが多い。従って、PDを内蔵する光送信モジュールで、出力光のフィードバック制御を行う場合、PDによる迷光の受光することを極力抑える必要がある。PDによる迷光の受光を抑制するには、迷光の発生箇所からPDを離隔させることが効果的であるが、PDの離隔によって光送信モジュールが大型化してしまう。光送信モジュールの大型化はシステムスループットの向上と相反しやすい。
【0007】
本開示は、上述の事情を鑑みて成されたものであり、光モニタとしてのPDを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る光送信モジュールは、レーザ光を出力する発光素子と、前記レーザ光の光路に設けられるレンズと、前記光路において前記レンズの下流側に設けられ、前記光路に対して傾斜した透明板と、前記透明板からの前記レーザ光の反射光を受光可能な位置に設けられる受光素子とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、光モニタとしてのPDを内蔵しつつ、効率良くレーザ光を監視することが可能な光送信モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る光送信モジュールの構成の一例を示す側面図である。
レーザダイオードから光ファイバまでの構成の配置を示す拡大図である。
本実施形態に係る透明板によるレーザ光の反射を説明するための図である。
透明板によるレーザ光の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
透明板の厚みに応じた波長リプル振幅を示すグラフである。
本実施形態の変形例に係る透明板によるレーザ光の反射を説明するための図である。
レーザ光の分岐比の波長依存性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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