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公開番号2024141810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053652
出願日2023-03-29
発明の名称シートの曲げ加工装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人楓国際特許事務所,個人,個人
主分類B65H 29/70 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの表面および裏面のいずれの面に対しても曲げ加工を行うことができるシートの曲げ加工装置を提供する。
【解決手段】シートの曲げ加工装置100は、シート1の表面1a側に位置し、シート1の表面1a側に当接してシート1の曲げ加工を行う表面曲げ加工部材10と、シート1の裏面1b側に位置し、シート1の裏面1b側に当接してシート1の曲げ加工を行う裏面曲げ加工部材20とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
シートの表面側に位置し、前記シートの表面側に当接して前記シートの曲げ加工を行う表面曲げ加工部材と、
前記シートの裏面側に位置し、前記シートの裏面側に当接して前記シートの曲げ加工を行う裏面曲げ加工部材と、
を備えることを特徴とするシートの曲げ加工装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記表面曲げ加工部材を前記シートの表面側に当接させ、かつ、前記裏面曲げ加工部材を前記シートの裏面側に当接させない第１の状態と、前記表面曲げ加工部材を前記シートの表面側に当接させず、かつ、前記裏面曲げ加工部材を前記シートの裏面側に当接させる第２の状態とを切り替える切り替え部をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシートの曲げ加工装置。
【請求項３】
前記表面曲げ加工部材には、前記シートの表面に当接する部分の形状が異なる複数種類のものが含まれており、
前記裏面曲げ加工部材には、前記シートの裏面に当接する部分の形状が異なる複数種類のものが含まれており、
前記シートの表面側に当接させる前記表面曲げ加工部材として、複数種類の中から１種類を選択する第１の選択部と、
前記シートの裏面側に当接させる前記裏面曲げ加工部材として、複数種類の中から１種類を選択する第２の選択部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシートの曲げ加工装置。
【請求項４】
少なくとも前記表面曲げ加工部材および前記裏面曲げ加工部材のうちの一方によって前記シートの曲げ加工が行われる位置において、前記シートの表面に接触する表面側ベルトと、
少なくとも前記表面曲げ加工部材および前記裏面曲げ加工部材のうちの一方によって前記シートの曲げ加工が行われる位置において、前記シートの裏面に接触する裏面側ベルトと、
をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシートの曲げ加工装置。
【請求項５】
前記シートは、短冊状の形状を有しており、
前記表面側ベルトと前記裏面側ベルトとの間に前記シートが挟まれて搬送される区間において、前記表面側ベルトおよび前記裏面側ベルトのうちの少なくとも一方のベルトと当接し、隣り合う位置に配置されている２つのローラの間隔は、前記ベルトの進行方向における前記シートの寸法より短いことを特徴とする請求項４に記載のシートの曲げ加工装置。
【請求項６】
前記シートの曲げ加工を行う前の位置および前記シートの曲げ加工を行った後の位置のうちの少なくとも一方の位置に設けられて、前記シートの状態を検出する状態検出部をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシートの曲げ加工装置。
【請求項７】
前記表面曲げ加工部材および前記裏面曲げ加工部材はそれぞれ、曲げ加工ローラであることを特徴とする請求項１に記載のシートの曲げ加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シートに対して曲げ加工を行う装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
シートに当接することによって、シートに対して曲げ加工を行う装置が知られている。
【０００３】
特許文献１には、シート状のフィルムキャリアテープを２つのベルトコンベアのベルトの間に挟んで搬送する際、ベルトに対して一方向から矯正ローラが当接することによって、キャリアテープに生じている反りを矯正する反り矯正装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００６－２９７６８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載の反り矯正装置では、矯正ローラがベルトに対して一方向から当接するように構成されているため、フィルムキャリアテープに対して同じ方向にしか曲げ加工を行うことができない。このため、反りの矯正を行っていたフィルムキャリアテープとは、反りの方向が逆であるフィルムキャリアテープを対象とする場合には、フィルムキャリアテープの表裏面を逆にして、２つのベルトの間に把持するように変更する必要がある。
【０００６】
本発明は、上記課題を解決するものであり、シートの表面および裏面のいずれの面に対しても曲げ加工を行うことができるシートの曲げ加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明のシートの曲げ加工装置は、
シートの表面側に位置し、前記シートの表面側に当接して前記シートの曲げ加工を行う表面曲げ加工部材と、
前記シートの裏面側に位置し、前記シートの裏面側に当接して前記シートの曲げ加工を行う裏面曲げ加工部材と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明のシートの曲げ加工装置によれば、シートの表面側に当接してシートの曲げ加工を行う表面曲げ加工部材と、シートの裏面側に当接してシートの曲げ加工を行う裏面曲げ加工部材とを備えることにより、シートの表面および裏面のいずれの面に対しても曲げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１の実施形態におけるシートの曲げ加工装置の構成を模式的に示す側面図である。
（ａ）は、シートが表面側に膨らむように反りが生じている状態のシートの一例を示す側面図であり、（ｂ）は、シートが裏面側に膨らむように反りが生じている状態のシートの一例を示す側面図である。
第１の実施形態におけるシートの曲げ加工装置を模式的に示す側面図であって、（ａ）は、表面曲げ加工部材がシートの表面側に当接した状態を、（ｂ）は、裏面曲げ加工部材がシートの裏面側に当接した状態を示す。
第２の実施形態におけるシートの曲げ加工装置の構成を模式的に示す側面図である。
第２の実施形態におけるシートの曲げ加工装置を模式的に示す側面図であって、（ａ）は、表面曲げ加工部材がシートの表面側に当接した状態を、（ｂ）は、裏面曲げ加工部材がシートの裏面側に当接した状態を示す。
（ａ）は、第１の支持ローラと、曲げ加工ローラである表面曲げ加工部材の間隔がベルトの進行方向におけるシートの寸法より短い場合の２つのローラの間隔とシートの寸法との位置関係を説明するための図であり、（ｂ）は、第１の支持ローラと、曲げ加工ローラである表面曲げ加工部材の間隔がベルトの進行方向におけるシートの寸法より長い場合の２つのローラの間隔とシートの寸法との位置関係を説明するための図である。
第３の実施形態におけるシートの曲げ加工装置の構成を模式的に示す側面図である。
第３の実施形態におけるシートの曲げ加工装置を模式的に示す側面図であって、（ａ）は、第２の表面曲げ加工部材がシートの表面側に当接した状態を、（ｂ）は、第１の表面曲げ加工部材がシートの表面側に当接した状態を示す。
第３の実施形態におけるシートの曲げ加工装置を模式的に示す側面図であって、（ａ）は、第２の裏面曲げ加工部材がシートの裏面側に当接した状態を、（ｂ）は、第１の裏面曲げ加工部材がシートの裏面側に当接した状態を示す。
第４の実施形態におけるシートの曲げ加工装置の構成を模式的に示す側面図である。
形状が異なる表面曲げ加工部材および裏面曲げ加工部材を備えたシートの曲げ加工装置の構成を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴を具体的に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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