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公開番号2024140811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052152
出願日2023-03-28
発明の名称土砂搬送車および土砂搬送システム
出願人株式会社奥村組,植村技研工業株式会社,株式会社東京機械製作所,株式会社KKS
代理人個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20241003BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】鋼管内で土砂を効率的に搬送する。
【解決手段】非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管1内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車SVであって、土砂を積載可能な箱型の荷台Cを載置する荷台載置部11aを備えた車台11と、車台11に装着され、少なくとも一方が2つの車輪で構成された駆動輪12aおよび従動輪12bと、駆動輪12aを回転駆動するモータ16と、先端間の距離が鋼管1の内壁面の距離よりも短く設定されて車台11の両側部に設置されたガイドローラ14とを有する土砂搬送車SVである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車であって、
土砂を積載可能な箱型の荷台が載置される荷台載置部を備えた車台と、
前記車台に装着され、少なくとも一方が2つの車輪で構成された駆動輪および従動輪と、
前記駆動輪を回転駆動するモータと、
先端間の距離が前記鋼管の内壁面の距離よりも短く設定され、前記車台の両側部に設置されたガイドローラと、
を有することを特徴とする土砂搬送車。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記駆動輪は前記車台の前記坑口側に装着され、前記従動輪は前記車台の前記切羽側に装着されている、
ことを特徴とする請求項1記載の土砂搬送車。
【請求項3】
前記ガイドローラは、水平方向に離間して2対取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の土砂搬送車。
【請求項4】
前記車台の走行方向両側には、前記モータによる前記駆動輪の回転駆動を開始させる走行開始手段、および前記モータによる前記駆動輪の回転駆動を停止させる走行停止手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の土砂搬送車。
【請求項5】
前記走行停止手段は、作業者により操作される走行停止スイッチ、および前記鋼管の坑口側端部と切羽側端部とに設置されたリフレクタからの反射光を検出する回帰反射型光電センサである、
ことを特徴とする請求項4記載の土砂搬送車。
【請求項6】
前記車台の走行方向両側には、異常時に前記モータによる前記駆動輪の回転駆動を停止させる異常時停止手段がさらに設けられている、
ことを特徴とする請求項4記載の土砂搬送車。
【請求項7】
前記異常時停止手段は、検出物体からの反射光を検出する拡散反射型光電センサ、またはテープ状の感圧スイッチであるテープスイッチの少なくとも一つである、
ことを特徴とする請求項6記載の土砂搬送車。
【請求項8】
前記テープスイッチは坑口側および切羽側の最前方位置に設置されている、
ことを特徴とする請求項7記載の土砂搬送車。
【請求項9】
前記車台の両側部に立設された側壁、前記車台の前記坑口側に立設された坑口側壁、および前記車台の前記切羽側に立設された切羽側壁を備え、
前記坑口側壁は、上方に開口した形状とされ、
前記切羽側壁は、横方向に離隔した形状とされている、
ことを特徴とする請求項1記載の土砂搬送車。
【請求項10】
前記坑口側壁の外側には、取っ手が取り付けられている、
ことを特徴とする請求項9記載の土砂搬送車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土砂搬送車および土砂搬送システムに関し、特に、矩形断面の鋼管内で土砂の搬送をする土砂搬送車および土砂搬送システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道や道路など供用中の施設の下の地山に、本体構造物である函体(トンネル本体)を非開削で設置する施工法として、非開削推進工法が知られている。非開削推進工法は、地上の施設を使用したまま、その直下にトンネルを形成する技術であることから、地上面とトンネル上面の間隔が狭く、シールド工法等を使用できない場合に用いられる。
【0003】
非開削推進工法に分類される技術の中に、例えば、R&C工法(Roof & Culverts Method)やSFT工法(Simple and Face-Less Method of Construction of Tunnel)がある。両工法は、地山の発進側から到達側までの函体設置予定領域の外周に沿って矩形断面の鋼管を複数本隣接するように設置して箱形ルーフ(パイプルーフ)を形成した後、箱形ルーフを地山から押し出しながら函体を進入させて函体設置予定領域に設置する工法である。
【0004】
非開削推進工事においては、工期やコストを大きく左右する箱型ルーフ推進の合理的・効率的な施工が求められている。そのため、箱型ルーフを構築するために複数本の鋼管を地山に打設する際において、鋼管の閉塞端である切羽を掘削して発生する土砂を鋼管の開口端である坑口へ搬送して外部へ排出する坑内搬送を効率よく且つ低コストで行うことが重要となる。そして、土砂の坑内搬送では、土砂搬送車にワイヤを付けて人力で牽引したり、土砂搬送車そのものを人力で押すという作業が行われている。
【0005】
なお、搬送車については、例えば特許文献1に開示がある。この特許文献1では、車体の前部左右および後部左右の4か所に旋回可能な自在車輪を配設し、車体の前部および後部側に前進用駆動ユニットおよび後退用駆動ユニットを別個に設け、前進時には前進用駆動ユニットの作動に応じて後部側自在車輪の旋回を不能にし、後退時には後退用駆動ユニットの作動に応じて前部側自在車輪の旋回を不能にする旋回禁止手段を取り付けた無人運搬車が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-171010公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、鋼管内での土砂搬送において土砂搬送車にワイヤを付けて人力で牽引したり、土砂搬送車を人力で押す作業では、土砂搬送車を牽引したり押すための人手が必要になる。特に、土砂搬送車を人力で押す作業では、切羽側に複数人の作業者を配置して切羽を掘削し且つ土砂搬送車を押すという作業を行わなければならず、作業効率が悪くなる。
【0008】
ウィンチを使って土砂搬送車を引っ張って走行させることも考えられるが、鋼管の切羽部と坑口部の両方の限られたスペースにウィンチを設置しなければならないという問題が発生する。
【0009】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、鋼管内で土砂を効率的に搬送することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明の土砂搬送車は、非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車であって、土砂を積載可能な箱型の荷台が載置される荷台載置部を備えた車台と、前記車台に装着され、少なくとも一方が2つの車輪で構成された駆動輪および従動輪と、前記駆動輪を回転駆動するモータと、先端間の距離が前記鋼管の内壁面の距離よりも短く設定され、前記車台の両側部に設置されたガイドローラと、を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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