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公開番号
2024140383
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051500
出願日
2023-03-28
発明の名称
支保工支持手段および支保工建込方法
出願人
株式会社進富
,
構法開発株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
11/40 20060101AFI20241003BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】支保工施工時の作業性の向上を図ることを可能とし、かつ、コストの低減化を可能とした、支保工支持手段および支保工建込方法を提案する。
【解決手段】既設鋼製支保工30の切羽側に建て込む新設鋼製支保工31の脚部を支持する支保工支持手段4と、この支保工支持手段4を利用した支保工建込方法である。支保工支持手段4は、前後に配設された複数の既設鋼製支保工30,30の下方にそれぞれ設けられた複数の台座41,41と、台座41と既設鋼製支保工30との間に介設された支持治具42と、複数の既設鋼製支保工30の脚部に横架された受桁43と、受桁43の切羽側端部に固定された新設鋼製支保工31の脚部を載置可能な受プレート44とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
既設鋼製支保工の切羽側に建て込む新設鋼製支保工の脚部を支持する支保工支持手段であって、
前後に配設された複数の前記既設鋼製支保工の下方にそれぞれ設けられた複数の台座と、
前記台座と前記既設鋼製支保工との間に介設された支持治具と、
複数の前記既設鋼製支保工の脚部に横架された受桁と、
前記受桁の切羽側端部に固定された受プレートと、を備えており、
前記受プレートは、前記新設鋼製支保工の脚部を載置可能であることを特徴とする、支保工支持手段。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記受桁は、前記既設鋼製支保工のフランジと継手板との角部に載置されているとともに、前記フランジに固定治具を介して固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の支保工支持手段。
【請求項3】
前記受プレートには、前記新設鋼製支保工の継手板のボルト孔に対応する位置に貫通孔が形成されており、
前記貫通孔は、前記ボルト孔に固定されたガイドピンを挿入可能な形状であることを特徴とする、請求項1に記載の支保工支持手段。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の支保工支持手段を利用した支保工建込方法であって、
前記受桁をスライドさせて、前記受プレートを前記新設鋼製支保工の建て込み位置に配置させる工程と、
前記受プレートに前記新設鋼製支保工の脚部を載置した状態で、当該新設鋼製支保工を立設させる工程と、を備えていることを特徴とする、支保工建込方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネルの鋼製支保工の建込時に使用する支保工支持手段および支保工建込方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
NATMによるトンネル施工では、トンネルの掘削により露出した地山面を、支保工により早期に閉塞する。トンネルの支保工には、地山面に吹き付けられた吹付けコンクリートと、地山面に沿って組み立てられた鋼製支保工と、トンネル内側から法線方向に地山内に打設するロックボルト等により構成されているのが一般的である。支保工の設置は、掘削により露出した地山に対して一次吹付けコンクリートを吹き付けた後、鋼製支保工を組み立てて、その後、二次吹付けコンクリートを吹き付けることにより行う。
【0003】
鋼製支保工を組み立てる際には、横に倒した状態で切羽近傍に運び込まれた鋼製支保工を、エレクターなどの重機を利用して、既設の鋼製支保工から所定の間隔をあけた位置に建て込むのが一般的である。例えば、特許文献1には、鋼製支保工は把持可能なハンドを有するエレクター装置を搭載する重機を利用して、鋼製支保工を建て込むトンネル施工方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6374051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
掘削直後のトンネル底部は、整地されていないため、鋼製支保工を建て込んだ際に不安定になる場合がある。安定性を確保するには、切羽近傍の肌落ち危険域に作業者が入って施工することを避けるために、コンクリート吹付けで固めて強度発現されるまでエレクターで把持しておくなど手間がかかる。また、鋼製支保工を建て込む際の位置決めは、切羽から離れた位置における測量と重機の操作を並行して行う必要があり、作業に手間がかかる。
【0006】
本発明は、支保工施工時に、切羽近傍の肌落ち危険域に作業者が入ることなく作業性の向上を図ることを可能とし、かつ、コストの低減化を可能とした、支保工支持手段および支保工建込方法を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決する本発明の支保工支持手段は、既設鋼製支保工の切羽側に建て込む新設鋼製支保工の脚部を支持するものであって、前後に配設された複数の前記既設鋼製支保工の下方にそれぞれ設けられた複数の台座と、前記台座と前記既設鋼製支保工との間に介設された支持治具と、複数の前記既設鋼製支保工の脚部に横架された受桁と、前記受桁の切羽側端部に固定された前記新設鋼製支保工の脚部を載置可能な受プレートとを備えている。
【0008】
前記支保工支持手段を利用した本発明の支保工建込方法は、前記受桁をスライドさせて、前記受プレートを前記新設鋼製支保工の建て込み位置に配置させる工程と、前記受プレートに前記新設鋼製支保工の脚部を載置した状態で、当該新設鋼製支保工を立設させる工程を備えている。
【0009】
かかる支保工支持手段及び支保工建込方法によれば、既設鋼製支保工により維持された受桁(受プレート)に新設鋼製支保工を上載することで、新設鋼製支保工を建て込むため、基礎地盤が不陸な場合であっても、鋼製支保工の安定性を確保できる。また、新設鋼製支保工の継手板(ベースプレート)を受プレートに上載することで、新設鋼製支保工の位置決めが完了するため、測量や重機の操作等の複雑な作業を並行して実施することなく、簡易に鋼製支保工を建て込むことができる。
【0010】
なお、前記受桁は、前記既設鋼製支保工のフランジと継手板(ベースプレートも含む)との角部に載置されているとともに、前記フランジに固定治具を介して固定されているのが望ましい。このようにすれば、台座に上載された既設鋼製支保工により受桁が支持されているため、受桁の安定性が確保されている。
(【0011】以降は省略されています)
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