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公開番号2024140361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051467
出願日2023-03-28
発明の名称流動性内容物を除去する滑落膜、及び、滑落膜形成塗料
出願人大和製罐株式会社,株式会社SNT
代理人個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20241003BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】流動性内容物(例えば乳液)に対する除去性に優れ、且つ、耐久性にも優れた滑落膜を提供すること。
【解決手段】本発明の滑落膜は、基材の表面に形成され、
(A)成分:熱可塑性樹脂と、
(B)成分:中鎖脂肪酸トリグリセリドと、を含み、
(A)成分と(B)成分の配合比((A)/(B))が、4/96~46/54であり、該滑落膜の面積あたりの(B)成分の重量が、3.7~81g/m2である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:熱可塑性樹脂と、
(B)成分:中鎖脂肪酸トリグリセリドと、
溶剤と、を含み、
前記(A)成分と前記(B)成分の配合比((A)/(B))が4/96~46/54であることを特徴とする滑落膜形成塗料。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
基材の表面に形成される滑落膜であって、
(A)成分:熱可塑性樹脂と、
(B)成分:中鎖脂肪酸トリグリセリドと、を含み、
前記(A)成分と前記(B)成分の配合比((A)/(B))が、4/96~46/54であり、該滑落膜の面積あたりの前記(B)成分の重量が、3.7~81g/m

であることを特徴とする滑落膜。
【請求項3】
膜厚が5~109μmであることを特徴とする請求項2記載の滑落膜。
【請求項4】
滑落させる対象物が乳液であって、
前記基材に対する該滑落膜の付着エネルギーが、該滑落膜に対する前記乳液の付着エネルギーよりも大きいことを特徴とする請求項2又は3記載の滑落膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流動性内容物の除去性に優れた塗膜に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
流動性内容物の保存容器において、使用者がその流動性内容物を速やかに排出するため、或いは、容器内に残存させることなく最後まで綺麗に使い切るために、傾けた容器内を流動性内容物が速やかに滑り落ちるような塗膜の形成が望まれている。
【0003】
発明者は先に、ラジカル重合性の反応基を有する有機溶剤可溶性フッ素樹脂、片末端ラジカル重合性ポリシロキサン、および、メタクリレート系単量体を共重合したグラフト共重合体と、片末端反応性シリコーンオイルと、硬化剤と、有機溶剤と、を含む塗料組成物を提案し、これによる塗膜の水や油に対する滑落性を試験し、所定の滑落性を有していることを確認している(特許文献1参照)。
また、発明者は先に、基材上の樹脂に、植物油やシリコーンオイルなどのオイルが多数分布している状態になっている滑落膜であって、表面付近においてオイルが占めている体積割合が、内部領域においてオイルが占めている体積割合よりも大きく、表面付近にある複数のオイルの集合体が、それぞれ表面から突出した状態で露出している滑落膜を提案し、所定の滑落性を有していることを確認している(特許文献2参照)。
また、着雪防止の膜で、熱可塑性樹脂とアクリルシリコーン化合物とシリコーンオイルと溶剤を備える被膜組成物が開示されている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-218462号公報
特開2018-184536号公報
特開2020-084127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1から3の従来の塗膜においても、流動性内容物(特に、乳液などの水性乳濁液)に対する除去性については、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、流動性内容物(特に、乳液などの水性乳濁液)に対する除去性(滑落性)に優れ、且つ、耐久性にも優れた滑落膜、および、滑落膜形成塗料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者は、流動性内容物に対する滑落性について多くの実験を行った結果、特に、乳液などの水性乳濁液に対しては、熱可塑性樹脂に25℃で液体のオイルとして中鎖脂肪酸トリグリセリドを配合した塗料を用いることで、所望の滑落性と耐久性を備えた滑落膜が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
すなわち、本発明の滑落膜形成塗料は、
(A)成分:熱可塑性樹脂と、
(B)成分:中鎖脂肪酸トリグリセリドと、
溶剤と、を含み、
前記(A)成分と前記(B)成分の配合比((A)/(B))が4/96~46/54であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の滑落膜は、基材の表面に形成され、
(A)成分:熱可塑性樹脂と、
(B)成分:中鎖脂肪酸トリグリセリドと、を含み、
前記(A)成分と前記(B)成分の配合比((A)/(B))が、4/96~46/54であり、該滑落膜の面積あたりの前記(B)成分の重量が、3.7~81g/m

であることを特徴とする。
【0010】
ここで、滑落膜の膜厚が5~109μmであることが好ましい。
また、滑落させる対象物が乳液であって、前記基材に対する該滑落膜の付着エネルギーが、該滑落膜に対する前記乳液の付着エネルギーよりも大きいことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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