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公開番号2024139540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050525
出願日2023-03-27
発明の名称電動機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02K 1/22 20060101AFI20241002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動機(20)において、ロータの軸方向の振動を低減する。
【解決手段】電動機(20)は、回転軸心まわりに回転自在に構成されたロータ(31)、及び、当該ロータ(31)と径方向に対向して配置されたステータ(21)を備える。ロータ(31)の軸方向に関する振動を低減する質量体ダンパーを備え、質量体ダンパーは、質量体(61,66)と、当該質量体(61,66)をロータ(31)の軸方向に振動可能に支持する支持部(62,68)とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸心まわりに回転自在に構成されたロータ(31)、及び、当該ロータ(31)と径方向に対向して配置されたステータ(21)を備える電動機(20)において、
前記ロータ(31)の軸方向に関する振動を低減する質量体ダンパーを備え、
前記質量体ダンパーは、質量体(61,66)と、当該質量体(61,66)を前記ロータ(31)の軸方向に振動可能に支持する支持部(62,68)とを備える電動機(20)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記ロータ(31)は、磁性体を含んだロータコア(32)を備え、
前記ステータ(21)は、磁性体を含んだステータコア(22)を備え、
前記ロータコア(32)の軸方向中心と、前記ステータコア(22)の軸方向中心とは、軸方向にずれている電動機(20)。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記ロータ(31)は、軸方向に積層された複数のコア部材(32a,32b,32c)を含み、
前記質量体(61,66)は、前記コア部材(32a,32b,32c)の一部からなる電動機(20)。
【請求項4】
請求項3において、
前記質量体(61,66)は、前記ロータ(31)の径方向又は周方向に延びる支持部(62,68)により支持され、
前記支持部(62,68)が伸びる方向を第1方向としたとき、
前記第1方向の単位長さあたりの前記質量体(61,66)の質量は、前記第1方向の単位長さあたりの前記支持部(62,68)の質量よりも大きい電動機(20)。
【請求項5】
請求項3において
前記質量体(61,66)は、前記ロータ(31)の径方向又は周方向に互いにずれることができるように積層された複数の前記コア部材(32a,32b,32c)を含む電動機(20)。
【請求項6】
請求項1において、
前記ロータ(31)は、軸方向に積層された複数のコア部材(32a,32b,32c)を含み、
前記質量体(61,66)は、前記コア部材(32a,32b,32c)とは別体として設けられている電動機(20)。
【請求項7】
請求項1において、
前記質量体(61,66)と、前記支持部(62,68)とは、軸方向に並ぶ配置である電動機(20)。
【請求項8】
請求項7において
前記ロータ(31)は、磁性体を含んだロータコア(32)を備え、
前記支持部(62,68)は、前記ロータコア(32)よりも柔軟な素材からなり且つ前記ロータコア(32)の軸方向外側に配置され、
前記質量体(61,66)は、軸方向において、前記支持部(62,68)に対して前記ロータコア(32)と反対側に配置されている電動機(20)。
【請求項9】
請求項1において、
前記ロータ(31)は、軸方向の端部に端板(60,60a)を備え、
前記質量体(61,66)は、前記端板(60,60a)の一部からなること電動機(20)。
【請求項10】
請求項1において、
前記ロータ(31)は、軸方向の端部に端板(60,60a)を備え、
前記支持部(62,68)は、前記端板(60,60a)の一部からなることを特徴とする電動機(20)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
空気調和装置等の様々な分野において、電動機が用いられている。電動機は振動源となりうるので、振動を低減するための技術が研究されている。例えば特許文献1の電動機では、ロータの端面がステータの端面よりも上方に突出するように配置されている。この電動機では、ロータの軸方向の中心の高さ位置がステータの軸方向の中心の高さ位置よりも上方へずれているため、ロータはマグネットプルフォースの作用によって下方へ付勢される。これにより、電動機の下方に設けられる圧縮機構の上下振動が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-89252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動機に使用する磁石としては磁力の強いネオジム磁石が有用である。しかし、ネオジム磁石はレアアースを含むので、レアアース市況の影響による高コスト化等のリスクがある。そこで、ネオジム磁石からフェライト磁石に代えることに需要がある。
【0005】
しかし、フェライト磁石の磁力はネオジム磁石に比べて弱く、上記のプルフォースによる上下振動抑制の効果は必ずしも十分ではない。ロータコアの位置を更にずらすことでプルフォースを大きくすることは可能であるが、電動機としての性能低下、軸のたわみによる振れが発生することによる騒音及び振動の増大等が起こりうる。
【0006】
本開示の目的は、電動機において、ロータの軸方向の振動を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、電動機(20)を対象とする。電動機(20)は、回転軸心まわりに回転自在に構成されたロータ(31)、及び、当該ロータ(31)と径方向に対向して配置されたステータ(21)を備える。ロータ(31)の軸方向に関する振動を低減する質量体ダンパーを備え、質量体ダンパーは、質量体(61,66)と、当該質量体(61,66)をロータ(31)の軸方向に振動可能に支持する支持部(62,68)とを備える。
【0008】
第1の態様では、質量体ダンパーを備えることにより、軸方向の振動を低減することができる。
【0009】
本開示の第2の態様は、第1の態様において、ロータ(31)は、磁性体を含んだロータコア(32)を備え、ステータ(21)は、磁性体を含んだステータコア(22)を備え、ロータコア(32)の軸方向中心と、前記ステータコア(22)の軸方向中心とは、軸方向にずれている。
【0010】
第2の態様では、ロータコア(32)とステータコア(22)との軸方向のずれにより、ロータ(31)に対してずれを縮小する方向に付勢する力(プルフォース)を働かせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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