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公開番号2024138855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049566
出願日2023-03-27
発明の名称掘削土砂圧密形スクリュー
出願人前田製管株式会社,株式会社サンテック
代理人個人
主分類E21B 10/44 20060101AFI20241002BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】杭建て込み施工において、掘削する地盤の排土を極力低減することができ、圧密作用を向上させることができる掘削土砂圧密形スクリューを提供する。
【解決手段】ロッド3の外周に、上下面をスクリュー面とし、湾曲押圧面4を側面とした円弧形状のコテ部としての圧密翼5を設ける掘削土砂圧密形スクリューにおいて、前記圧密翼5は平面視においてロッド3の中心軸に対して左右対称に、かつ、相互の上面のスクリュー面が螺旋として連続するように上下段に設け、これら一組の圧密翼5をロッド3の上下方向に複数設け、これら一組の圧密翼5の相互間にスクリュー羽根1を配置した。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
ロッドの外周に、上下面をスクリュー面とし、湾曲押圧面を側面とした円弧形状のコテ部としての圧密翼を設ける掘削土砂圧密形スクリューにおいて、
前記圧密翼は平面視においてロッドの中心軸に対して左右対称に、かつ、相互の上面のスクリュー面が螺旋として連続するように上下段に設け、これら一組の圧密翼をロッドの上下方向に複数設け、これら一組の圧密翼の相互間にスクリュー羽根を配置したことを特徴とする掘削土砂圧密形スクリュー。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
ロッドの上下方向において隣り合う一組の圧密翼の突出方向は、ロッドの外周の周方向において約90°ずれている請求項1記載の掘削土砂圧密形スクリュー。
【請求項3】
一組の圧密翼の下段に位置する圧密翼の下面のスクリュー面は、スクリュー羽根のスクリュー面と断続的に螺旋を描く請求項1または請求項2記載の掘削土砂圧密形スクリュー。
【請求項4】
一組の圧密翼の上段に位置する圧密翼の上面のスクリュー面は、スクリュー羽根のスクリュー面と断続的に螺旋を描く請求項1または請求項2記載の掘削土砂圧密形スクリュー。
【請求項5】
圧密翼の湾曲押圧面は硬化肉盛で格子形を形成し、圧密翼の押圧頂部には耐摩耗プレート又は超硬合金の面板を設けた請求項1または請求項2記載の掘削土砂圧密形スクリュー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、掘削土砂を効率よく孔壁に填圧させることができる掘削土砂圧密形スクリューに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
掘削した土砂のすべてを地上に排出するのではなく、その一部または大部分を孔壁に圧密すれば土砂排出の手間が省けるばかりでなく、孔壁の崩壊も防止でき、また、掘削時の摩擦抵抗も減少するので大深度の掘削が可能となり、かつ、地盤中に玉石や転石があっても掘削に必要な刃先部の面圧を随時に意識調整しながら連続した掘削が可能となる。
【0003】
下記特許文献は本願発明者が先に出願し、掘削土砂圧密形オーガスクリューとして特許を取得しものである。
特許第5976723号公報
特許第3060045号公報
【0004】
前記特許文献1は、図8に示すように、ロッド3とその先端のオーガヘッド12とからなる掘削機において、ロッド3は重機のリーダーマストのトップシーブから昇降自在に吊り下がる駆動装置2に結合して正逆回転自在に垂下するピース物のロッド3は継ぎ足し可能であり、オーガヘッド12を下端に接続する第1ロッド3a、その上に接続する第2ロッド3b、さらにその上に接続する第3ロッド3cの組合せである。
【0005】
第1ロッド3a、その上に接続する第2ロッド3bが掘削土砂圧密形スクリュー8であり、第3ロッド3cがスクリューロッド14で、前記第3ロッド3cはスクリュー羽根1だけをロッド3の外周に設けた通常のロッドであり、オーガヘッド12を下端に接続する第1ロッド3a、その上に接続する第2ロッド3bは掘削土砂圧密形スクリュー8としてロッド3bの外周に外方に張り出す湾曲押圧面4を側面とした厚肉フランジ状のコテ部としての圧密翼5を螺旋状に上昇するように設けた。
【0006】
圧密翼5はロッド3に設けるスクリュー羽根1と並ぶように組み合わせ、側面の湾曲押圧面4はロッド3の周面からスクリュー羽根1の外縁位置まで外方に張り出す。
【0007】
圧密翼5はロッド3の外周からの左右両端の突出側面が必ず円弧形状である。前記湾曲押圧面4が全体で円弧状になるように形成した。図中11は孔壁である。なお、この圧密翼5は内部を中空としたドラムタイプのものでよい。
【0008】
先端のオーガヘッド12の掘削ビットで切削された土砂はロッド3の正転にともなうスクリュー羽根1および圧密翼5の旋回による揚上作用によって上方に移送されるが、この移送の際に圧密翼5の湾曲押圧面4で外側に押し出され、孔壁11に圧密される。
【0009】
また、ロッド3を逆転させる場合にはスクリュー羽根1および圧密翼5が土砂の下降作用を行うことになるが、その場合でも移送の際に圧密翼5の湾曲押圧面4で外側に押し出され、かかる正転と逆転を適宜組み合わせることで孔壁11への圧密を効果的に行い、地上への排土量を減じ、または無くすことができる。
【0010】
特許文献2の場合は、図9に示すように、掘削土砂圧密形ロッド15のロッド3′にはスクリュー羽根を設けず、圧密翼5は端部同士が近接または重合し、かつ、このように並ぶ圧密翼5を連続体として順次組み合わせるものとした。
(【0011】以降は省略されています)

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