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公開番号2024137450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048975
出願日2023-03-24
発明の名称アンプ回路及びドライバ回路
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H03F 3/34 20060101AFI20240927BHJP(基本電子回路)
要約【課題】アンプのオフセット電圧を自動的に補正するアンプ回路において、二つの動作モードの切り替えによって生じるオフセット電圧補正の特性劣化を抑制し、微小信号等を用いる高精度回路にも適用可能なアンプ回路を提供する。
【解決手段】実施形態のアンプ回路は、メインアンプとヌルアンプと、を備えたアンプ回路において、前記ヌルアンプの出力端子に設けられた動作モードの切替用のスイッチを介さずに前記出力端子に接続された容量を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メインアンプとヌルアンプと、を備えたアンプ回路において、
前記ヌルアンプの出力端子に設けられた動作モードの切替用のスイッチを介さずに前記出力端子に接続された容量を備えたアンプ回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記動作モードとして前記ヌルアンプのオフセット電圧を補正する第1動作モードと、前記ヌルアンプの出力に基づいて、前記メインアンプのオフセット電圧を補正しつつ、増幅を行う第2動作モードと、を備え
前記切替用のスイッチは、前記動作モードの切替時にハイインピーダンス期間が設けられている、
請求項1に記載のアンプ回路。
【請求項3】
前記動作モードとして前記ヌルアンプのオフセット電圧を補正する第1動作モードと、前記ヌルアンプの出力に基づいて、前記メインアンプのオフセット電圧を補正しつつ、増幅を行う第2動作モードと、を備え
前記容量の容量値は、動作モードの切替周波数で前記ヌルアンプの周波数特性が利得を有するように設定される、
請求項1に記載のアンプ回路。
【請求項4】
前記動作モードとして前記ヌルアンプのオフセット電圧を補正する第1動作モードと、前記ヌルアンプの出力に基づいて、前記メインアンプのオフセット電圧を補正しつつ、増幅を行う第2動作モードと、を備え
前記容量の容量値は、動作モードの切替周波数で前記ヌルアンプの周波数特性が利得を有するように設定される、
請求項2に記載のアンプ回路。
【請求項5】
前記動作モードとして前記ヌルアンプのオフセット電圧を補正する第1動作モードと、前記ヌルアンプの出力に基づいて、前記メインアンプのオフセット電圧を補正しつつ、増幅を行う第2動作モードと、を備え、
前記第1動作モード用の第1容量と、
前記第2動作モード用の第2容量と、を有し、
前記ヌルアンプのトランスコンダクタンスをgmとし、動作モードの切替周波数をfmとし、前記第1容量の容量をC

とし、前記切替用のスイッチを介さずに前記出力端子に接続された第3容量の容量をC

とした場合に、
fm<gm/{2π(C

+C

)}
とする、
請求項1に記載のアンプ回路。
【請求項6】
前記容量の容量値は、前記第2動作モードの周波数特性が所定の位相余裕を持つように設定される、
請求項3に記載のアンプ回路。
【請求項7】
請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載のアンプ回路と、
前記アンプ回路の出力端子に接続された外部負荷としてのモータを流れる駆動電流あるいは前記モータへの印加電圧を検出する検出部と、を備え、
前記検出部の検出結果を前記アンプ回路の入力端子に入力し、前記モータの駆動制御を行う、
ドライバ回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アンプ回路及びドライバ回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メインアンプ、ヌルアンプ(自動補正アンプ)、ヌルアンプのオフセット補正電圧を保持する第1容量(容量)及びメインアンプのオフセット補正電圧を保持する第2容量を備え、低オフセットの増幅回路としてのオートゼロアンプが知られている。
【0003】
オートゼロアンプにおいては、ヌルアンプのオフセット補正電圧を取得するオートゼロフェーズの動作モードと、オフセット補正電圧が補正されて理想アンプとして動作するヌルアンプを用いてメインアンプのオフセット電圧を補正しつつ増幅回路としての実動作を行うアンプフェーズの動作モードと、を備えている。
【0004】
そして、オートゼロアンプでは第1容量及び第2容量に保持する電荷がリーク電流などによって時間と共にずれるため、一般的にはオートゼロフェーズとアンプフェーズを一定時間ごとに切り替えて第1容量及び第2容量の電荷をリフレッシュして更新しながら動作させていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、オートゼロフェーズとアンプフェーズとを切り替える際の切替動作に基づくノイズの発生や、実際にはヌルアンプが理想アンプとして動作しないことに起因して、微小信号等を用いる高精度回路にオートゼロアンプを用いた場合には、特性劣化が乗じる虞があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アンプのオフセット電圧を自動的に補正するアンプ回路において、二つの動作モードの切り替えによって生じるオフセット電圧補正の特性劣化を抑制し、微小信号等を用いる高精度回路にも適用可能なオートゼロアンプを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のアンプ回路は、メインアンプとヌルアンプと、を備えたオートゼロアンプにおいて、前記ヌルアンプの出力端子に設けられた動作モードの切替用のスイッチを介さずに前記出力端子に接続された容量を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のオートゼロアンプの回路構成例の説明図(オートゼロフェーズ)である。
図2は、実施形態のオートゼロアンプの回路構成例の説明図(アンプフェーズ)である。
図3は、実施形態のオートゼロアンプを用いてバッファアンプを構成した場合の説明図である。
図4は、図3のバッファアンプの動作波形の説明図である。
図5は比較例のオートゼロアンプの回路構成例の説明図(オートゼロフェーズ)である。
図6は比較例のオートゼロアンプの回路構成例の説明図(アンプフェーズ)である。
図7は、比較例のオートゼロアンプを用いてバッファアンプを構成した場合の説明図である。
図8は、図7のバッファアンプの動作波形の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態のオートゼロアンプの回路構成例の説明図(オートゼロフェーズ)である。
【0010】
オートゼロアンプ10は、メインアンプ11と、ヌルアンプ12と、第1スイッチ13と、第2スイッチ14と、第3スイッチ15と、第4スイッチ16と、第1容量17と、第2容量18と、第3容量19と、第1入力端子Tinpと、第2入力端子Tinnと、出力端子Toutと、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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