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公開番号2024137065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048420
出願日2023-03-24
発明の名称乾性潤滑被膜形成用の塗料組成物、乾性潤滑被膜
出願人住鉱潤滑剤株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 133/00 20060101AFI20240927BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】良好な低摩擦性を維持しつつ、シール性が向上した乾性潤滑被膜を形成させることができる塗料組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、乾性潤滑被膜を形成するための塗料組成物であって、アクリル樹脂をバインダーとして含み、バインダー中にポリテトラフルオロエチレンが分散してなり、かつ添加剤成分として有機変性シリコーンオイルを含み、有機変性シリコーンオイルの含有量が、全固形分に対して4.5質量%~35質量%であり、バインダーに対する前記ポリテトラフルオロエチレンの含有比率(P/B)が1.0を超えて2.0未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
乾性潤滑被膜を形成するための塗料組成物であって、
アクリル樹脂をバインダーとして含み、
前記バインダー中にポリテトラフルオロエチレンが分散してなり、かつ添加剤成分として有機変性シリコーンオイルを含み、
前記有機変性シリコーンオイルの含有量が、全固形分に対して4.5質量%~35質量%であり、
前記バインダーに対する前記ポリテトラフルオロエチレンの含有比率(P/B)が1.0を超えて2.0未満である、
塗料組成物。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記有機変性シリコーンオイルは、ポリエーテル変性シリコーンオイルを含む、
請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項3】
前記ポリテトラフルオロエチレンの含有量が、全固形分に対して32質量%~64質量%である、
請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項4】
パッキンの表面に塗布して用いられ、該表面に乾性潤滑被膜を形成する、
請求項1乃至3のいずれかに記載の塗料組成物。
【請求項5】
部材の表面に塗布され潤滑剤層を形成する乾性潤滑被膜であって、
アクリル樹脂を含むバインダーと、
ポリテトラフルオロエチレンと、
有機変性シリコーンオイルと、を含有し、
前記有機変性シリコーンオイルを1質量%~30質量%の割合で含み、
前記バインダーに対する前記ポリテトラフルオロエチレンの含有比率(P/B)が1.0を超えて2.0未満である、
乾性潤滑被膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乾性潤滑被膜形成用の塗料組成物、並びにその乾性潤滑被膜に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、OA機器、家電、自動車、産業機械等の初期なじみ対策、焼き付き性向上等を目的として、固体潤滑剤を樹脂中に分散含有させた乾性潤滑被膜が使用されている。乾性潤滑被膜は、固体潤滑剤とバインダー樹脂とを含む組成物を、金属部材の表面、あるいはゴムや樹脂部材の表面に適切な膜厚で塗布し、乾燥又は加熱硬化させることにより被膜化して形成されるものである。
【0003】
使用用途の一例として、例えば産業機械部品への適用があり、詳しくはパッキンでは、摺動性や耐張り付き性を向上させる目的で乾性潤滑被膜をパッキン表面に形成させる。
【0004】
さて、乾性潤滑被膜の用途として、例えばパッキンの表面に形成する態様においては、摺動性や耐張り付き性を向上させるとともに、流体の漏れを防止するためのシール性も重要な項目となる。
【0005】
しかしながら、従来の技術(例えば、特許文献1、2)では、乾性潤滑被膜の摩擦摩耗特性改善について検討しているまでであり、シール性との因果関係については検討が不足している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許2903709号公報
特許4911213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
シール性を向上させるには、形成する乾性潤滑被膜の表面粗さを下げる必要がある。つまり、表面粗さが低いことが、シール性が良好である指標となる。
【0008】
表面粗さを低下させる手段として、例えば乾性潤滑被膜中の樹脂含有量を多くする方法があるが、樹脂量が多くなると相対的に被膜中の固体潤滑剤量が減少するため、摩擦係数が上昇してしまう。よって、乾性潤滑被膜としては好ましいものとはいえない。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、良好な低摩擦性を維持しつつ、シール性が向上した乾性潤滑被膜を形成させることができる塗料組成物、及びその乾性潤滑被膜を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上述した課題を解決するために鋭意検討を重ねた。乾性潤滑被膜を構成する成分の添加剤成分として有機変性シリコーンオイルを用い、そのシリコーンオイルを特定の配合量で配合させることで、良好な低摩擦性を維持しつつシール性が向上した被膜となることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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