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公開番号2024136763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047997
出願日2023-03-24
発明の名称車両用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60K 11/08 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】走行中の空気抵抗増加や路面干渉を避けつつ車載機器の冷却性能を向上する車両用制御装置を実現する。
【解決手段】車両用制御装置は、バッテリ32を搭載した車両10の下部に設けられたアンダーカバー20を駆動する車両用制御装置であって、前記バッテリ32の温度および冷却媒体の温度の少なくとも一方を検出する検出部と、前記アンダーカバー20の駆動を制御する制御部と、を備え、前記アンダーカバー20は、フロントコンパートメント12の下面を構成し、第1カバー部24と、前記第1カバー部24より後方に配置され、前記第1カバー部24に対して後方が開放された開状態と閉じられた閉状態とに回動可能に支持される第2カバー部26と、を有し、前記制御部は、前記バッテリ32が充電中かつ前記バッテリ32の温度または前記冷却媒体の温度が所定値を超えた場合に、前記第2カバー部26が前記開状態になるように制御する、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部電源からの電力を受け入れ可能なバッテリを搭載した車両の下部に設けられたアンダーカバーを駆動する車両用制御装置であって、
前記バッテリの温度および冷却媒体の温度の少なくとも一方を検出する検出部と、
前記アンダーカバーの駆動を制御する制御部と、
を備え、
前記アンダーカバーは、
フロントコンパートメントの下面を構成し、
第1カバー部と、車両前後方向において前記第1カバー部より後方に配置される第2カバー部であって、前記第1カバー部に対して後方が開放された開状態と後方が閉じられた閉状態とに回動可能に支持される第2カバー部と、を有し、
前記制御部は、前記バッテリが充電中であって、前記バッテリの温度または前記冷却媒体の温度が所定値を超えた場合に、前記第2カバー部が前記開状態になるように制御する、
ことを特徴とする車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置、特に、車両の下部に設けられたアンダーカバーを駆動する車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両の動力源(例えば、ガソリンエンジンや電動モータ)が収容されたフロントコンパートメントなどの空間を通過する空気の風量を増やし、当該空間内に配置された部品などの冷却性能を向上させる様々な技術が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、エンジンルームを通過する空気の風量を増やし、ラジエータの冷却性能を高めるための車両用アンダーカバー構造が開示されている。特許文献1のアンダーカバーには開口部が設けられており、エンジンの下方を通過した空気が開口部から排出される。その結果、エンジンルーム内における空気の滞留が抑制され、エンジンルームに導入される空気の風量を増やすことができるため、ラジエータの冷却性能が向上するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-047779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両の動力源が収容された空間の空気の風量を増やすための車両の下部構造の工夫が、かえって不利益を生じさせることがある。例えば、アンダーカバーの形状を変えることで、走行中に車両の下部の空気の流れが乱され空気抵抗が増加することがある。また、走行中にアンダーカバーが路面や縁石に干渉する可能性もある。
【0006】
そこで、本明細書では、走行中の空気抵抗の増加や路面などへの干渉を避けつつ、車載機器の冷却性能を向上できる車両用制御装置を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する車両用制御装置は、外部電源からの電力を受け入れ可能なバッテリを搭載した車両の下部に設けられたアンダーカバーを駆動する車両用制御装置であって、前記バッテリの温度および冷却媒体の温度の少なくとも一方を検出する検出部と、前記アンダーカバーの駆動を制御する制御部と、を備え、前記アンダーカバーは、フロントコンパートメントの下面を構成し、第1カバー部と、車両前後方向において前記第1カバー部より後方に配置される第2カバー部であって、前記第1カバー部に対して後方が開放された開状態と後方が閉じられた閉状態とに回動可能に支持される第2カバー部と、を有し、前記制御部は、前記バッテリが充電中であって、前記バッテリの温度または前記冷却媒体の温度が所定値を超えた場合に、前記第2カバー部が前記開状態になるように制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本明細書で開示の車両用制御装置によれば、バッテリの充電中は、バッテリの温度や冷却媒体の温度に応じて必要な場合には第2カバー部が開状態になるように制御されるため、空気流路が形成され、フロントコンパートメント内の空気の滞留が抑制される。すなわち、第2カバー部が開状態になることで、フロントコンパートメント内のラジエータなどへの空気の流れを改善し、バッテリなどの車載機器の冷却性能を向上することができる。また、走行中は、第2カバー部が開状態になることはないため、空気抵抗の増加やアンダーカバーと路面などとの干渉を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両用制御装置によって制御される車両を模式的に示す側面図である。
制御部により実行される処理手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して車両用制御装置について説明する。なお、図1において、「Fr」、「Up」、および、「Rh」は、それぞれ、車両前方、上方、および、右側方を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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