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公開番号2024135757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046609
出願日2023-03-23
発明の名称車両制御装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類G06F 9/455 20180101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のアプリケーションを互いの独立性を担保しつつ実行可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】複数のデバイス2,3,4を制御する車両制御装置1において、複数のデバイス2,3,4との間で信号の入出力を行うデバイス入出力部16a,16b,16cと、複数のデバイス2,3,4に対応した、互いに隔離された複数のアプリケーション実行環境11,12,13とを備え、複数のアプリケーション実行環境11,12,13は、複数のデバイス入出力部16a,16b,16cに対応した複数の仮想入出力部112,122,132を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のデバイスを制御する車両制御装置において、
前記複数のデバイスとの間で信号の入出力を行う複数のデバイス入出力部と、
前記複数のデバイスに対応した、互いに隔離された複数のアプリケーション実行環境とを備え、
前記複数のアプリケーション実行環境は、前記複数のデバイス入出力部に対応した複数の仮想入出力部を有する
ことを特徴とする車両制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御装置において、
前記複数のアプリケーション実行環境は、前記複数のデバイスと前記車両制御装置とを接続している配線に対応した複数の仮想入出力インタフェースを有する
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両制御装置において、
前記複数の仮想入出力インタフェースに対する入出力要求を前記複数のデバイス入出力部への入出力へと変換する仮想入出力管理部を備える
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両制御装置において、
前記仮想入出力管理部は、前記複数の仮想入出力部の動作状況を監視する
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両制御装置において、
前記仮想入出力管理部は、前記複数の仮想入出力部が所定の時間内に処理を完了するか否かを監視し、前記複数の仮想入出力部のうち特定の仮想入出力部が前記所定の時間内に処理が完了しなかった場合に、前記複数のアプリケーション実行環境のうち前記特定の仮想入出力部が属する特定のアプリケーション実行環境の回復処理を実行する
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の車両制御装置において、
前記特定のアプリケーション実行環境の回復処理は、
前記複数のアプリケーション実行環境のうち前記特定のアプリケーション実行環境以外の他のアプリケーション実行環境に対して、前記特定のアプリケーション実行環境の回復処理を実行する旨を通知する処理と、
前記特定のアプリケーション実行環境を再起動する処理と、
前記複数のデバイス入出力部のうち、前記特定のアプリケーション実行環境に属する仮想入出力部に対応した特定のデバイス入出力部を初期化する処理と、
再起動した前記特定のアプリケーション実行環境の時刻を前記他のアプリケーション実行環境の時刻と同期させる処理とを含む
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載の車両制御装置において、
前記複数のアプリケーション実行環境は、ハイパーバイザーにより管理された複数の仮想マシンである
ことを特徴とする車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行状態を制御する車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車分野においては、マイコン及びソフトウェアにより、車両の走行状態を管理するためのセンサ、アクチュエータなどの制御を行う電子制御装置が広く用いられている。近年の自動運転化、電動化などの技術の発展に伴い電子制御装置に求められる機能が増大しており、自動車に搭載される電子制御装置の数が増大するとともに、電子制御装置間での車載ネットワーク通信量が増大しつつある。そこで、複数のアプリケーションを一つの電子制御装置に統合することで、電子制御装置の数を抑制することが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、仮想マシンを用いて複数のアプリケーションを一つの電子制御装置に統合するとともに、ファイルを保存する実ストレージを仮想マシンごとに分割する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-85863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術によれば、各アプリケーションは自身に割り当てられたストレージへのアクセスのみが許可されるため、各アプリケーションが他のアプリケーションに割り当てられたストレージに誤ってアクセスすることを防止することが可能となる。しかしながら、特許文献1では、センサやアクチュエータなどの複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のアプリケーションを一つの電子制御装置に統合する場合は想定されていない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のアプリケーションを互いの独立性を担保しつつ実行可能な車両制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のデバイスを制御する車両制御装置において、前記複数のデバイスとの間で信号の入出力を行う複数のデバイス入出力部と、前記複数のデバイスに対応した、互いに隔離された複数のアプリケーション実行環境とを備え、前記複数のアプリケーション実行環境は、前記複数のデバイス入出力部に対応した複数の仮想入出力部を有するものとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両制御装置において、各アプリケーションがデバイスを制御する際にアクセスするデバイス入出力部を他のアプリケーションが誤ってアクセスすることを防止することにより、複数のアプリケーションを互いの独立性を担保しつつ実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態における車両制御装置の構成図
本発明の実施形態における仮想入出力部のインタフェースを示す構成図
本発明の実施形態における仮想入出力部の処理の流れを示すフローチャート
本発明の実施形態における仮想入出力管理部の処理の流れを示すフローチャート
本発明の実施形態における仮想入出力管理部による仮想入出力部の回復処理の流れを示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各図中、同等の要素には同一の符号を付し、重複した説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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