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公開番号2024135362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045999
出願日2023-03-22
発明の名称走行中非接触給電システム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 50/80 20160101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】災害が発生した場合において、災害からの復旧後において、道路側給電装置の再開方法を明確にすることによって、停電後の電力伝送プロセスの再開における安全性と効率性とを両立すること。
【解決手段】車両側受電装置を搭載した走行中の車両に、道路側給電装置における送電装置から電力を非接触で供給する走行中非接触給電システムであって、道路側給電装置は、車両側受電装置との間で広域無線通信を実行可能な第1通信装置と、車両側受電装置との間で狭域無線通信を実行可能な第2通信装置と、送電装置を制御する送電制御部と、災害の発生を判定可能な異常判定部と、を備え、異常判定部は、災害を判定すると災害フラグをオンにして送電制御部に通知し、送電制御部は、災害フラグがオンにされたと判定した場合、送電装置による給電動作を停止し、災害フラグがオフにされたと判定した場合、道路側給電装置において所定の動作を実行させる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
車両側受電装置を搭載した走行中の車両に、道路側給電装置における送電装置から電力を非接触で供給する走行中非接触給電システムであって、
前記道路側給電装置は、前記車両側受電装置との間で広域無線通信を実行可能な第1通信装置と、前記車両側受電装置との間で狭域無線通信を実行可能な第2通信装置と、前記送電装置を制御する送電制御部と、災害の発生を判定可能な異常判定部と、を備え、
前記異常判定部は、前記災害を判定すると災害フラグをオンにして前記送電制御部に通知し、
前記送電制御部は、
前記災害フラグがオンにされたと判定した場合、前記送電装置による給電動作を停止し、
前記災害フラグがオフにされたと判定した場合、前記道路側給電装置において所定の処理を実行させる
走行中非接触給電システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記異常判定部は、災害の復旧を判定して災害フラグをオフにした情報を前記送電制御部に送信し、
前記送電制御部は、
前記災害フラグがオフである情報を受信したと判定した場合に、前記所定の処理を実行する
請求項1に記載の走行中非接触給電システム。
【請求項3】
前記送電制御部は、
前記災害フラグがオンになった情報を受信したと判定した場合に稼働フラグをオフにし、
前記災害フラグがオフになった情報を受信したと判定した場合、かつ管理者による操作によって稼働フラグがオンになった情報を受信したと判定した場合に、前記所定の処理を実行する
請求項1に記載の走行中非接触給電システム。
【請求項4】
前記送電制御部は、
操作によって試験稼働フラグをオンに切り替えることによって、給電可能な状態まで機器を試験稼働させる試験稼働処理を実行し、
前記試験稼働のための電子チケットを受信することによって給電動作を開始し、
正常チケットを受け取ることによって、前記試験稼働フラグをオフに切り替えて所定の処理を再開する
請求項1に記載の走行中非接触給電システム。
【請求項5】
前記道路側給電装置は、前記車両側受電装置に電力を供給可能な複数のセグメントを備え、
前記複数のセグメントはそれぞれ、電子チケットおよび正常チケットの少なくとも一方を受信可能に構成された通信装置を備え、
前記送電制御部は、正常チケットを受信したセグメントにおいて前記所定の処理を再開する
請求項4に記載の走行中非接触給電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、走行中非接触給電システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、非接触充電器の制御部は、受電装置の異常を示す信号を受信した場合、または、非接触充電器において充電異常を検出した場合に、充電を一旦停止させた後、異常を示す信号の受信または充電異常の検出から第1所定時間が経過したときに、充電を再開するための手続きを行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-092978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
走行中給電の場合、道路側から電力を車両に送電する道路側給電装置において、災害の発生などによって道路側給電装置が停電したり、災害の発生に対応させて道路側給電装置への供給電力を停電させたりした場合に、停電からの再開の処理方法が不明確であり、停電が生じた場合や駆動電力を停止させた場合などにおいて、停電後にどのような再開処理を実行すべきであるかについて改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、災害が発生した場合において、災害からの復旧後において、道路側給電装置の再開方法を明確にすることによって、停電後の電力伝送プロセスの再開における安全性と効率性とを両立できる走行中非接触給電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る走行中非接触給電システムは、車両側受電装置を搭載した走行中の車両に、道路側給電装置における送電装置から電力を非接触で供給する走行中非接触給電システムであって、前記道路側給電装置は、前記車両側受電装置との間で広域無線通信を実行可能な第1通信装置と、前記車両側受電装置との間で狭域無線通信を実行可能な第2通信装置と、前記送電装置を制御する送電制御部と、災害の発生を判定可能な異常判定部と、を備え、前記異常判定部は、前記災害を判定すると災害フラグをオンにして前記送電制御部に通知し、前記送電制御部は、前記災害フラグがオンにされたと判定した場合、前記送電装置による給電動作を停止し、前記災害フラグがオフにされたと判定した場合、前記道路側給電装置において所定の処理を実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る走行中非接触給電システムは、災害が発生した場合において、災害からの復旧後において、道路側給電装置の再開方法を明確にすることによって、停電後の電力伝送プロセスの再開における安全性と効率性とを両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムを示す模式図である。
図2は、ワイヤレス電力伝送システムの全体構成を示す図である。
図3は、ワイヤレス電力伝送システムにおける広域無線通信を説明するための模式図である。
図4は、送電ECUの機能構成を説明するためのブロック図である。
図5は、車両ECUの機能構成を説明するためのブロック図である。
図6は、電力伝送プロセスを説明するための図である。
図7は、車両と供給装置との間で広域無線通信を用いた通信を実施する場合を示すシーケンス図である。
図8は、供給装置から車両への走行中給電が終了した後の動作を示すシーケンス図である。
図9は、ワイヤレス電力伝送システムにおける災害の発生時の制御の一例を示すフローチャートである。
図10は、ワイヤレス電力伝送システムにおける災害の発生時の制御の他の例を示すフローチャートである。
図11は、所定の処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る走行中非接触給電システムの実施形態について説明する。なお、本開示は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。まず、本開示の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムについて具体的に説明する。
【0010】
図1は、実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムを示す模式図である。ワイヤレス電力伝送システム(Wireless Power Transfer System)1は、供給設備2と車両3とを備え、走行中の車両3に供給設備2から電力を供給する走行中非接触給電システムである。供給設備2は、走行中の車両3に非接触で電力を供給する設備である。車両3は、外部電源から供給された電力を充電可能な電動車両であり、例えば電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などである。
(【0011】以降は省略されています)

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