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公開番号2024134329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044569
出願日2023-03-20
発明の名称コモンモードノイズフィルタ
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、素体と外部電極との接続信頼性を向上させることを目的とする。
【解決手段】コモンモードノイズフィルタ1は、素体2と、金属電極部4と、Niめっき層6と、Snめっき層7と、を備える。金属電極部4は、素体2の上面U2、下面L2、及び、側面S2にわたって配置されている。Niめっき層6は、金属電極部4の上面U4、下面L4、及び、側面S4にわたって配置されている。Snめっき層7は、Niめっき層6の上面U6、下面L6、及び、側面S6にわたって配置されている。金属電極部4は、銀を含む電極である。金属電極部4は、内部に複数の空孔H1が形成された構造であるポーラス構造を有する。金属電極部4の空孔率は、15%以上、30%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体の上面、下面、及び、側面にわたって配置された金属電極部と、
前記金属電極部の上面、下面、及び、側面にわたって配置されたNiめっき層と、
前記Niめっき層の上面、下面、及び、側面にわたって配置されたSnめっき層と、を備え、
前記金属電極部は、銀を含む電極であり、内部に複数の空孔が形成された構造であるポーラス構造を有し、
前記金属電極部の空孔率は、15%以上、30%以下である、
コモンモードノイズフィルタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記金属電極部は、ガラスを更に含み、
前記金属電極部における前記ガラスの重量パーセントは、2重量パーセント以上、10重量パーセント以下である、
請求項1に記載のコモンモードノイズフィルタ。
【請求項3】
前記金属電極部と前記Niめっき層との間において、前記金属電極部の前記上面、前記下面、及び、前記側面にわたって配置された導電性樹脂層を更に備え、
前記金属電極部は、
前記素体の前記上面に配置された第1部分と、
前記素体の前記下面に配置された第2部分と、
前記素体の前記側面に配置された第3部分と、を有し、
前記第1部分は、上から見て前記第3部分側とは反対側の端である第1先端を含み、
前記第2部分は、下から見て前記第3部分側とは反対側の端である第2先端を含み、
前記導電性樹脂層は、
前記金属電極部の前記第1先端と、
前記金属電極部の前記第2先端と、を覆っている、
請求項1に記載のコモンモードノイズフィルタ。
【請求項4】
前記金属電極部と前記Niめっき層との間において、前記金属電極部の前記上面、前記下面、及び、前記側面にわたって配置された導電性樹脂層を更に備え、
前記金属電極部は、
前記素体の前記上面に配置された第1部分と、
前記素体の前記下面に配置された第2部分と、
前記素体の前記側面に配置された第3部分と、を有し、
前記第1部分は、上から見て前記第3部分側とは反対側の端である第1先端を含み、
前記第2部分は、下から見て前記第3部分側とは反対側の端である第2先端を含み、
前記導電性樹脂層は、
前記第1部分に重なって配置された第4部分と、
前記第2部分に重なって配置された第5部分と、
前記第3部分に重なって配置された第6部分と、を有し、
前記第4部分は、上から見て前記第6部分側とは反対側の端である第4先端を含み、
前記第5部分は、下から見て前記第6部分側とは反対側の端である第5先端を含み、
上から見て、前記第4先端は、前記第1先端と前記第6部分との間に位置し、
下から見て、前記第5先端は、前記第2先端と前記第6部分との間に位置する、
請求項1に記載のコモンモードノイズフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は一般にコモンモードノイズフィルタに関し、より詳細には、金属電極部を備えるコモンモードノイズフィルタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコモンモードフィルタ(コモンモードノイズフィルタ)は、磁性体部を有する素体と、磁性体部の表面に施された非晶質ガラスコート層と、素体上に配置されている外部電極と、を備える。外部電極は、導電性樹脂層を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-195760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、素体と外部電極との間で剥離が発生する可能性がある。より詳細には、素体と、外部電極の導電性樹脂層との密着が弱いために、素体と導電性樹脂層との間で剥離が発生する可能性がある。そのため、素体と外部電極との接続信頼性の向上が望まれる。
【0005】
本開示は、素体と(金属電極部を含む)外部電極との接続信頼性を向上させることができるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るコモンモードノイズフィルタは、素体と、金属電極部と、Niめっき層と、Snめっき層と、を備える。前記金属電極部は、前記素体の上面、下面、及び、側面にわたって配置されている。前記Niめっき層は、前記金属電極部の上面、下面、及び、側面にわたって配置されている。前記Snめっき層は、前記Niめっき層の上面、下面、及び、側面にわたって配置されている。前記金属電極部は、銀を含む電極である。前記金属電極部は、内部に複数の空孔が形成された構造であるポーラス構造を有する。前記金属電極部の空孔率は、15%以上、30%以下である。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、素体と外部電極との接続信頼性が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係るコモンモードノイズフィルタの断面図である。
図2は、同上のコモンモードノイズフィルタの斜視図である。
図3は、同上のコモンモードノイズフィルタの平面図である。
図4は、同上のコモンモードノイズフィルタの製造工程の一例を示すフローチャートである。
図5は、実施形態2に係るコモンモードノイズフィルタの断面図である。
図6は、実施形態3に係るコモンモードノイズフィルタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、コモンモードノイズフィルタに関する。コモンモードノイズフィルタは、信号のディファレンシャルモード(差動モード)の成分を通過させる一方で、コモンモードのノイズ成分を減衰させる。コモンモードノイズフィルタは、電子機器の回路基板に実装される。
【0010】
下記の各実施形態においては、本開示のコモンモードノイズフィルタについて、図面を用いて説明する。ただし、下記の各実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の各実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の各実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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