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公開番号
2024133733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-02
出願番号
2024113968,2022578656
出願日
2024-07-17,2021-06-15
発明の名称
応力集中低減機能を有する支持構造体を有する非空気式タイヤ
出願人
ブリヂストン アメリカズ タイヤ オペレーションズ、 エルエルシー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60C
7/00 20060101AFI20240925BHJP(車両一般)
要約
【課題】非空気式タイヤ及び非空気式タイヤの作製方法を提供する。
【解決手段】支持構造体200は、下部リング110と上部リング120との間に延在する。支持構造体は、第1の面及び第1の面に対向する第2の面と、第1の軸方向縁部及び第2の軸方向縁部とを含む。第1及び第2の軸方向縁部は、第1の面を第2の面から離間させる。第1の縁部及び第2の縁部のうちの少なくとも1つは、支持構造体に非矩形断面を提供する幾何学的形状を有してもよい。第1の面及び第2の面のうちの少なくとも1つは、25ミクロン未満の表面粗さを有してもよい。支持構造体は、直交軸方向縁部を有さなくてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
非空気式タイヤであって、
第1の直径を有する下部リングと、
前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングであって、前記下部リングと実質的に同軸である、上部リングと、
前記下部リングと前記上部リングとの間に延在する複数のスポークであって、前記複数のスポークの各々が、
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、
第1の軸方向縁部及び第2の軸方向縁部であって、前記第1の面を前記第2の面から離間させる、第1の軸方向縁部及び第2の軸方向縁部と、を含む、複数のスポークと、
を備え、
前記第1の軸方向縁部及び前記第2の軸方向縁部のうちの少なくとも1つが、前記スポークに非矩形断面を提供する幾何学的形状を有し、
前記複数のスポークの各々ごとに前記非空気式タイヤの周方向のスポーク厚さが前記スポークの長さに沿って変化する、非空気式タイヤ。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記幾何学的形状が、前記第1の面と前記第2の面との間にわたる連続的な曲面である、請求項1に記載の非空気式タイヤ。
【請求項3】
前記第1の軸方向縁部及び前記第2の軸方向縁部の各々が直線部分を含む、請求項1に記載の非空気式タイヤ。
【請求項4】
前記幾何学的形状が、前記1の軸方向縁部の前記直線部分と前記第1の面との間、または、前記第2の軸方向縁部の前記直線部分と前記第2の面との間に延びる曲面を含む、請求項3に記載の非空気式タイヤ。
【請求項5】
前記複数のスポークの各々が前記下部リングと前記上部リングとの間に、前記非空気式タイヤの前記周方向のスポーク厚さが低減された中間点を有し、前記中間点から前記下部リングと前記上部リングとの各々に向けて前記スポーク厚さが徐々に増加するようにテーパ状に形成された、請求項1に記載の非空気式タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤに関する。より詳細には、本開示は、応力集中低減機能を有する支持構造体を有する非空気式タイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤが非膨張状態又は膨張不足状態で走行することを可能にする様々なタイヤの構造が開発されている。非空気式タイヤは膨張を必要としないが、「ランフラットタイヤ」は、パンクし、加圧空気が完全に又は部分的に失われた後に、長期間、比較的高速で動作し続けることができる。非空気式タイヤは、複数のスポーク、ウェビング、又は下部リングを上部リングに接続する他の支持構造体を含み得る。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態では、非空気式タイヤは、第1の直径を有する下部リングと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を含む。上部リングは、下部リングと実質的に同軸である。複数のスポークは、下部リングと上部リングとの間に延在している。複数のスポークの各々は、第1の面及び第1の面に対向する第2の面と、第1の軸方向縁部及び第2の軸方向縁部とを含む。第1及び第2の軸方向縁部は、第1の面を第2の面から離間させる。第1の縁部及び第2の縁部のうちの少なくとも1つは、スポークに非矩形断面を提供する幾何学的形状を有する。
【0004】
別の実施形態では、非空気式タイヤを作製する方法は、第1の直径を有する下部リングを提供することと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングを提供することと、上部リングを下部リングと実質的に同軸になるように配置することとを含む。方法は、非矩形断面を有する複数のスポークを形成することを更に含む。複数のスポークの各々は、第1の面及び第1の面に対向する第2の面と、第1の軸方向縁部及び第2の軸方向縁部とを含む。第1及び第2の軸方向縁部は、第1の面を第2の面から離間させる。第1の縁部及び第2の縁部のうちの少なくとも1つは、スポークに非矩形断面を提供する幾何学的形状を有する。方法は、複数のスポークを使用して下部リングと下部リングとを互いに取り付けることを更に含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
添付の図面では、以下の詳細な説明と共に、特許請求される本発明の例示的実施形態を説明する構造が例解される。同様の要素は、同一の参照番号で特定される。単一の構成要素として示される要素は、多数の構成要素に置き換えられ得、多数の構成要素として示されている要素は、単一の構成要素に置き換えられ得ることが理解されるべきである。図面は正確な縮尺ではなく、特定の要素の比率が例解のために誇張されている場合がある。
非空気式タイヤの一実施形態の正面図である。
図1の非空気式タイヤの拡大部分正面図である。
図2の3-3に沿った非空気式タイヤの図である。
図2の非空気式タイヤのスポークの4-4断面図である。
非空気式タイヤ用のスポークの代替実施形態の断面図である。
代替的なスポークの実施形態を示す非空気式タイヤの正面図である。
非空気式タイヤ用のスポークの代替実施形態の断面図である。
代替的なスポークの実施形態を示す非空気式タイヤの正面図である。
非空気式タイヤ用のスポークの代替実施形態の断面図である。
ウェビングを利用する非空気式タイヤの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下は、本明細書において採用される選択用語の定義を含む。定義は、用語の範囲内にあり、及び実装のために使用され得る構成要素の様々な例又は形式を含む。例は、限定的であることを意図しない。用語の単数形及び複数形は、いずれも定義の範囲内であり得る。
【0007】
「軸方向の」及び「軸方向に」は、タイヤの回転軸と平行する方向を指す。
【0008】
「周方向の」及び「周方向に」は、軸方向に対して垂直であるトレッドの表面の外周部に沿って延在する方向を指す。
【0009】
「径方向の」及び「径方向に」は、タイヤの回転軸に対して垂直である方向を指す。
【0010】
本明細書で使用するとき、「トレッド」は、通常の膨張度及び通常の荷重において、道路又は地面と接触するタイヤの部分を指す。
(【0011】以降は省略されています)
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