TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024131092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041142
出願日
2023-03-15
発明の名称
車両用駆動装置
出願人
株式会社アイシン
,
株式会社BluE Nexus
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】姿勢が上下反転された場合であっても異物が制御基板に落下する可能性を低くすることができる車両用駆動装置を実現する。
【解決手段】カバー内面32aにおける、配列方向Xに沿う配列方向視で制御基板と重複する領域を基板重複領域D1として、カバー内面32aに基板重複領域D1を囲む規制部が設けられ、規制部は、基板重複領域D1に近い側が基板重複領域D1から遠い側よりも配列方向第2側X2となる形状の段差である規制段差40aを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機と、
減速機と、
インバータと、
前記インバータを制御するための制御基板と、
前記回転電機、前記減速機、前記インバータ、及び、前記制御基板を収容するケースと、
を備えた車両用駆動装置であって、
前記ケースには、前記インバータ及び前記制御基板を収容するインバータ収容室が設けられ、
前記インバータ収容室内において前記インバータと前記制御基板とが並ぶ方向を配列方向とし、前記配列方向の一方側を配列方向第1側とし、前記配列方向の他方側を配列方向第2側として、
前記制御基板は、前記インバータに対して前記配列方向第1側に配置され、
前記ケースは、ケース本体と、カバーと、を備え、
前記ケース本体は、前記配列方向第1側に開口する開口部を備え、
前記カバーは、前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に取り付けられ、
前記カバーにおける前記インバータ収容室側を向く面をカバー内面とし、前記カバー内面における、前記配列方向に沿う配列方向視で前記制御基板と重複する領域を基板重複領域として、
前記カバー内面に、前記基板重複領域を囲む規制部が設けられ、
前記規制部は、前記基板重複領域に近い側が前記基板重複領域から遠い側よりも前記配列方向第2側となる形状の段差である規制段差を備える、車両用駆動装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記カバー内面における前記配列方向視で前記インバータと重複する領域をインバータ重複領域として、
前記インバータ重複領域は、前記基板重複領域よりも大きく、
前記インバータ重複領域における前記基板重複領域と重複しない非重複領域が前記基板重複領域の全周を囲むように配置され、
前記規制段差は、前記非重複領域に配置されている、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記カバー内面に、前記基板重複領域を含む予め定められた規定領域の全体が当該規定領域に対して前記基板重複領域から遠い側よりも前記配列方向第2側となるように突出する台状部が形成され、
前記規制段差は、前記台状部の外縁に形成された前記配列方向の段差を含む、請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記カバー内面に、前記基板重複領域の外縁に沿って連続すると共に前記配列方向第2側に突出する凸条部が形成され、
前記規制段差は、前記凸条部の外縁に形成された前記配列方向の段差を含む、請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。
【請求項5】
前記カバーにおける前記インバータ収容室側とは反対側を向く面をカバー外面として、
前記カバー外面における前記配列方向視で前記凸条部に対応する部分に、前記配列方向第2側に窪む凹溝部が形成され、
前記凸条部及び前記凹溝部は、前記カバーの前記配列方向視での外縁部まで連続的に延在するように配置されている、請求項4に記載の車両用駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータと当該インバータを収容するケースとを備える車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インバータと当該インバータを収容するケースとを備えた車両用駆動装置が知られている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1には、インバータ装置(INV)及び当該インバータ装置(INV)が収容される第2収容室(3)を有するケース(1)を備えた車両用駆動装置(100)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/209623号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1の車両用駆動装置(100)では、第2収容室(3)の上下方向第1側(V1)に、開口部(23)と開口部(23)を塞ぐ第3カバー(13)とが配置されている。しかし第2収容室(3)に異物が入った場合に、例えば、組み立て作業等の際に車両用駆動装置(100)が上下方向第1側(V1)を下側とする姿勢とされると、第3カバー(13)に異物が落下することが考えられる。そして車両用駆動装置(100)の姿勢が上下方向第1側(V1)を上側とする姿勢に戻された場合には、異物が第3カバー(13)からインバータ装置(INV)が備えるインバータ制御装置(65)上に落下する可能性が考えられる。このようなインバータ制御装置(65)は通常は制御基板を有しており、当該制御基板に異物が付着すると回路の短絡等の原因となる可能性がある。
【0005】
そこで、姿勢が上下反転された場合であっても異物が制御基板に落下する可能性を低くすることができる車両用駆動装置の実現が望まれる。
【0006】
本開示に係る車両用駆動装置は、回転電機と、減速機と、インバータと、前記インバータを制御するための制御基板と、前記回転電機、前記減速機、前記インバータ、及び、前記制御基板を収容するケースと、を備えた車両用駆動装置であって、前記ケースには、前記インバータ及び前記制御基板を収容するインバータ収容室が設けられ、前記インバータ収容室内において前記インバータと前記制御基板とが並ぶ方向を配列方向とし、前記配列方向の一方側を配列方向第1側とし、前記配列方向の他方側を配列方向第2側として、前記制御基板は、前記インバータに対して前記配列方向第1側に配置され、前記ケースは、ケース本体と、カバーと、を備え、前記ケース本体は、前記配列方向第1側に開口する開口部を備え、前記カバーは、前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に取り付けられ、前記カバーにおける前記インバータ収容室側を向く面をカバー内面とし、前記カバー内面における、前記配列方向に沿う配列方向視で前記制御基板と重複する領域を基板重複領域として、前記カバー内面に、前記基板重複領域を囲む規制部が設けられ、前記規制部は、前記基板重複領域に近い側が前記基板重複領域から遠い側よりも前記配列方向第2側となる形状の段差である規制段差を備える。
【0007】
本構成によれば、鉛直方向に対する車両用駆動装置の姿勢が変化し、配列方向第1側が上を向く姿勢から下を向く姿勢となったことによってケース内の異物がカバー内面に落下した場合であっても、当該異物が基板重複領域の外側から基板重複領域の内側に移動することを規制部の規制段差により妨げることができる。従って、車両用駆動装置の姿勢が、配列方向第1側が上を向く姿勢に戻った際に、当該異物が制御基板の上に落下してしまう可能性を低くすることができる。そのため、異物が導電性を有していた場合であっても、制御基板に形成された回路の短絡等の問題が生じる可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る車両用駆動装置の斜視図
図1の車両用駆動装置の骨子図
図1のケース本体における開口部を示す図
図1のカバーにおけるカバー内面を示す図
図1のカバーにおけるV-V視断面図
第2の実施形態に係るカバーの斜視図
図6のカバーにおけるVII-VII視断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1の実施形態〕
以下に、第1の実施形態に係る車両用駆動装置10について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る車両用駆動装置10の斜視図である。車両用駆動装置10は、インバータ11と、インバータ11を制御するための制御基板15と、ケース30と、を備えている。ケース30は、インバータ11及び制御基板15を収容するインバータ収容室30aを備えている。また、ケース30は、ケース本体31とカバー32とを備えている。本実施形態では、インバータ収容室30aは、ケース本体31とカバー32とに囲まれた空間である。
【0010】
ここで、インバータ収容室30a内においてインバータ11と制御基板15とが並ぶ方向を配列方向Xとし、配列方向Xの一方側を配列方向第1側X1とし、配列方向Xの他方側を配列方向第2側X2とする。また、鉛直方向を鉛直方向Zとし、鉛直方向Zに直交する方向を第1方向L1とし、鉛直方向Z及び第1方向L1に直交する方向を第2方向L2とする。図1では、鉛直方向Zと配列方向Xとが平行に示されているが、鉛直方向Zと配列方向Xとが平行でなくてもよい。また、図1では、第1方向L1と後述の第1軸A1とが平行に示されているが、第1方向L1と第1軸A1とが平行でなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社アイシン
便座装置
12日前
株式会社アイシン
学習装置
19日前
株式会社アイシン
給電システム
10日前
株式会社アイシン
駐車支援装置
10日前
株式会社アイシン
駐車支援装置
10日前
株式会社アイシン
熱電併給装置
10日前
株式会社アイシン
車高調整装置
12日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
10日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
10日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
18日前
株式会社アイシン
電解セルシステム
18日前
株式会社アイシン
バッテリ冷却装置
10日前
株式会社アイシン
燃料電池システム
18日前
株式会社アイシン
燃料電池システム
18日前
株式会社アイシン
水素蓄電システム
10日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
20日前
株式会社アイシン
ステータの製造方法
10日前
株式会社アイシン
ステータの製造方法
10日前
株式会社アイシン
熱マネージメント構造
10日前
株式会社アイシン
調光装置、及び調光方法
10日前
株式会社アイシン
燃料電池用の燃焼器ユニット
18日前
新明和工業株式会社
自動駐車システム、車両側アプリケーションおよび設備側アプリケーション
10日前
個人
可変磁力式同期機
26日前
株式会社東光高岳
充電器
18日前
株式会社アイシン
回転電機
24日前
株式会社村田製作所
電源装置
18日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
20日前
日置電機株式会社
電流制限回路
18日前
株式会社SUBARU
充電装置
20日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
18日前
株式会社正興電機製作所
充電表示器
26日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
10日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
18日前
株式会社ダイヘン
充電システム
12日前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
18日前
本田技研工業株式会社
回転電機
19日前
続きを見る
他の特許を見る