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公開番号2024130265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039892
出願日2023-03-14
発明の名称データ生成装置およびデータ生成方法
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H04N 5/93 20060101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】動画解析モデルを作成するために必要な学習データの作成を効率的かつ正確に行う。
【解決手段】データ生成装置(1)は、生産作業が撮像された複数の動画データのそれぞれに対して作業内容情報を対応付けて表示する情報表示制御部(101)と、動画データを再生する再生表示制御部(102)と、応付けられている作業内容情報に対する利用者の入力を受け付ける入力受付部(103)と、動画データと作業内容情報との対応付けの情報を出力データとして出力するデータ出力制御部(104)と、を備える。再生表示制御部(102)は、再生表示している動画データに対応付けられている作業内容情報の種類に応じて、該動画データの再生表示形態を変更する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
生産作業が撮像された複数の動画データのそれぞれに対して、作業内容情報を対応付けて表示する制御を行う情報表示制御部と、
前記動画データを再生表示する再生表示制御部と、
前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報に対する利用者の入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部によって入力が受け付けられた前記動画データと前記作業内容情報との対応付けの情報を出力データとして出力するデータ出力制御部と、を備え、
前記再生表示制御部は、再生表示している前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報の種類に応じて、該動画データの再生表示形態を変更する、データ生成装置。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
複数の前記動画データのそれぞれに対して、前記作業内容情報を対応付ける第１動画解析モデルによって出力された第１出力データを取得するデータ取得部をさらに備え、
前記情報表示制御部は、前記第１出力データに基づいて表示制御を行う、請求項１に記載のデータ生成装置。
【請求項３】
前記再生表示制御部は、前記動画データを再生表示する再生領域の少なくとも一部、および、前記再生領域の周囲の少なくとも一部の領域の少なくとも一方に、対応付けられている前記作業内容情報の種類を示す識別画像を表示する、請求項１に記載のデータ生成装置。
【請求項４】
前記再生表示制御部は、前記識別画像として、前記再生領域の周囲を囲う枠画像を表示するとともに、該枠画像の色を対応付けられている前記作業内容情報の種類に対応した色とする、請求項３に記載のデータ生成装置。
【請求項５】
前記再生表示制御部は、前記動画データの再生速度を、対応付けられている前記作業内容情報の種類に応じて変更する、請求項１に記載のデータ生成装置。
【請求項６】
前記再生表示制御部は、前記動画データの再生表示の切り替わりのタイミングの所定時間前から所定時間後までの期間の少なくとも一部の期間において、再生速度を低下させる、請求項１に記載のデータ生成装置。
【請求項７】
生産作業が撮像された複数の動画データのそれぞれに対して、作業内容情報を対応付けて表示する制御を行う情報表示制御ステップと、
前記動画データを再生表示する再生表示制御ステップと、
前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報に対する利用者の入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記入力受付ステップによって入力が受け付けられた前記動画データと前記作業内容情報との対応付けの情報を出力データとして出力するデータ出力制御ステップと、を有し、
前記再生表示制御ステップは、再生表示している前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報の種類に応じて、該動画データの再生表示形態を変更する、データ生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、動画解析モデルを作成するために必要な学習データを生成するデータ生成装置等に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、工場等の生産現場における作業工程の実施状況を動画として撮像し、動画データを解析することによって生産性および品質を向上させる取り組みが行われている。この動画データの解析において、昨今ではＡＩ(Artificial Intelligence)を用いて動画解析モデルを作成し、自動的に作業内容を判断することが行われている。
【０００３】
動画解析モデルを作成するためには、学習データ（教師データ）としての動画データを大量に用意する必要がある。この学習データを作成するために、各動画データに作業内容を対応付けるアノテーションという作業が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第４２２１０１１号公報
特開２０１９－１５９８８４号公報
特開２００４－３６３８３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記のように、学習データとしての大量の動画データに対してアノテーションを行う必要があるため、この作業にかかる時間が膨大となるという問題がある。また、作業内容の対応付けにミスがあると、学習データの正確性が低くなり、ひいては動画解析モデルの精度低下につながるという問題もある。
【０００６】
本発明の一態様は、動画解析モデルを作成するために必要な学習データの作成を効率的かつ正確に行うことが可能なデータ生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するために、本発明の一側面に係るデータ生成装置は、生産作業が撮像された複数の動画データのそれぞれに対して、作業内容情報を対応付けて表示する制御を行う情報表示制御部と、前記動画データを再生表示する再生表示制御部と、前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報に対する利用者の入力を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部によって入力が受け付けられた前記動画データと前記作業内容情報との対応付けの情報を出力データとして出力するデータ出力制御部と、を備え、前記再生表示制御部は、再生表示している前記動画データに対応付けられている前記作業内容情報の種類に応じて、該動画データの再生表示形態を変更する。
【０００８】
上記の構成によれば、動画データと作業内容情報との対応付けが表示されるとともに、作業内容情報に対する利用者の入力が可能となっている。よって、利用者は動画データを再生表示して内容を確認して、作業内容情報に対して入力を行うことができる。また、動画データは、対応付けられている作業内容情報の種類に応じた再生表示形態で表示されるので、利用者は、動画データのみを視認することによって、対応付けられている作業内容情報の種類を認識することができる。すなわち、利用者は、動画データの再生表示を集中して視認しつつ、作業内容情報の適否を確認することが可能となる。よって、動画解析モデルを作成するために必要な学習データの作成を効率的かつ正確に行うことが可能となる。
【０００９】
本発明の一側面に係るデータ生成装置においては、複数の前記動画データのそれぞれに対して、前記作業内容情報を対応付ける第１動画解析モデルによって出力された第１出力データを取得するデータ取得部をさらに備え、前記情報表示制御部は、前記第１出力データに基づいて表示制御を行う構成であってもよい。
【００１０】
上記の構成によれば、利用者は、第１動画解析モデルによって出力された動画データと作業内容情報との対応付けデータの適否を確認し、必要に応じて対応付けを修正するという作業によって、学習データを作成することができる。よって、学習データの生成をより効率的に実施することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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