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公開番号2024130207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039812
出願日2023-03-14
発明の名称工作機械及び切粉受け
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B23Q 11/00 20060101AFI20240920BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】切粉受けから切粉受けの外部へ切粉が飛散することを防止できる工作機械及び切粉受けを提供する。
【解決手段】本開示に係る工作機械1は、ワークの加工に伴って生じる切粉を排出するための排出口33を有する基台3と、底壁及び該底壁の周縁部から突出した周壁41bを有する箱状をなし、前記排出口33を通して排出した切粉を受け止める切粉受け4とを備える工作機械1において、前記切粉受け4は、前記基台3に取り付けられた場合に、前記周壁41bが前記排出口33を囲み、前記周壁41bの頂部412が前記基台3に密着することを特徴とする。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ワークの加工に伴って生じる切粉を排出するための排出口を有する基台と、
底壁及び該底壁の周縁部から突出した周壁を有する箱状をなし、前記排出口を通して排出した切粉を受け止める切粉受けと
を備える工作機械において、
前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合、
前記周壁は前記排出口を囲み、
前記周壁の頂部は前記基台に密着することを特徴とする工作機械。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記基台の下部に空間が設けてあり、
前記排出口は前記空間に向けて開口し、
前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合、前記切粉受けは前記空間にて前記排出口の下側に位置し、
前記切粉受けの前記周壁の少なくとも前記頂部は弾性体製であり、前記排出口の周縁部に全周にわたって下側から弾性により密着することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記基台の少なくとも一部は導電性を有し、
前記切粉受けの少なくとも一部は導電性を有し、
前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合に前記切粉受けの前記一部を前記基台の前記一部に電気的に接続する導通部材を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記基台の前記一部は、前記切粉受けを所定位置に案内するための導電性案内具を有し、
前記導通部材は、前記導電性案内具に沿って転動可能又は摺動可能に、且つ、前記切粉受けの前記一部に電気的に接続するようにして、前記切粉受けに設けてあり、
前記切粉受けが前記所定位置にある場合、前記周壁は前記排出口を囲み、前記周壁の前記頂部は前記基台に密着し、前記導電性案内具は前記導通部材に接触することを特徴とする請求項3に記載の工作機械。
【請求項5】
前記基台は、前記切粉受けを所定位置に案内するための案内部材を有し、
該案内部材に沿って転動可能又は摺動可能な被案内部材が前記切粉受けに設けてあり、
前記切粉受けが前記所定位置にある場合、前記周壁は前記排出口を囲み、前記周壁の前記頂部は前記排出口の周縁部に全周にわたって下側から弾性により密着することを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
【請求項6】
前記切粉受けは前記基台を載置した床面に沿って転動可能な車輪を有し、
前記切粉受けは前記床面に沿って前記空間に挿入可能であり、
前記切粉受けが前記所定位置にある場合、前記車輪は前記床面から離隔することを特徴とする請求項5に記載の工作機械。
【請求項7】
前記案内部材は、
前記基台を載置した床面に沿う一方向に延び、前記切粉受けが前記所定位置に到達するまで前記被案内部材が転動又は摺動するガイドレールと、
該ガイドレールの端部に設けてあり、前記切粉受けが前記所定位置に到達した場合に前記被案内部材を受け止めるストッパと
を有し、
前記基台は、二つの前記案内部材を一つずつ支持する二つの支持部を有し、
前記空間の前記一方向の両側夫々は開放してあり、
二つの前記案内部材及び二つの前記支持部は、二つの前記ストッパが前記一方向の一側に向く場合でも他側に向く場合でも二つの前記案内部材を二つの前記支持部に取り付け可能な構成であることを特徴とする請求項5に記載の工作機械。
【請求項8】
前記案内部材は、
前記基台を載置した床面に沿う一方向に延び、前記切粉受けが前記所定位置に到達するまで前記被案内部材が転動又は摺動する上向きの案内面を備えるガイドレールと、
該ガイドレールよりも上側に位置するようにして前記ガイドレールの端部に設けてあり、上向きに開口する凹状のストッパと
を有し、
前記切粉受けには第一の前記被案内部材及び第二の前記被案内部材が前記一方向に並び、
第一の前記被案内部材は、第二の前記被案内部材よりも前記頂部の近くに位置しており、
前記切粉受けが前記所定位置にある場合、第一の前記被案内部材は前記ストッパに嵌まり込んでおり、第二の前記被案内部材は前記案内面に接していることを特徴とする請求項5に記載の工作機械。
【請求項9】
切粉を受け止める切粉受けにおいて、
底壁及び該底壁の周縁部から突出した周壁を有する箱状をなし、
前記周壁の少なくとも頂部が弾性体製であることを特徴とする切粉受け。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、工作機械及び切粉受けに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は工作機械の切粉受けを開示している。特許文献1に記載の工作機械は排出口を有する。切粉受けは工作機械の下部に設けた空間にて排出口の下方に位置する。工作機械はワークの加工時に切粉が生じる。切粉はワークの加工時に用いる切削液と共に、排出口を通して切粉受けに溜まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-87979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の切粉受けに溜まった切粉は、切削液で濡れているので飛散しにくい。しかしながら、工作機械が切削液を用いずにワークを加工する場合、切粉は乾いているので、例えば風によって微細な切粉が切粉受けから切粉受けの外部へ飛散する虞がある。
【0005】
本開示の目的は、切粉受けから切粉受けの外部へ切粉が飛散することを防止できる工作機械及び切粉受けを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る工作機械は、ワークの加工に伴って生じる切粉を排出するための排出口を有する基台と、底壁及び該底壁の周縁部から突出した周壁を有する箱状をなし、前記排出口を通して排出した切粉を受け止める切粉受けとを備える工作機械において、前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合、前記周壁は前記排出口を囲み、前記周壁の頂部は前記基台に密着することを特徴とする。
【0007】
本開示にあっては、基台が排出口を有する。工作機械はワークを加工し、ワークの加工に伴って生じる切粉を、排出口を通して切粉受けに排出する。
切粉受けは箱状をなし、底壁及び周壁を有する。周壁は底壁の周縁部から突出している。切粉受けが基台に取り付けられた場合、切粉受けの周壁は排出口を囲み、切粉受けの周壁の頂部は基台に密着する。切粉受けは、排出口を通して排出した切粉を受け止める。切粉受けの内側で切粉が舞い上がったとしても、切粉受けと基台との間に隙間がないので、切粉受けから工作機械の外部へ切粉が飛散することを防止できる。
【0008】
本開示に係る工作機械は、前記基台の下部に空間が設けてあり、前記排出口は前記空間に向けて開口し、前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合、前記切粉受けは前記空間にて前記排出口の下側に位置し、前記切粉受けの前記周壁の少なくとも前記頂部は弾性体製であり、前記排出口の周縁部に全周にわたって下側から弾性により密着することを特徴とする。
【0009】
本開示にあっては、基台の排出口が、基台の下部に設けてある空間(以下、下部空間という)に向けて開口している。
切粉受けは下部空間にて排出口の下側に位置する。切粉受けの周壁の頂部は弾性体製であり、基台の排出口の周縁部に、全周にわたって下側から弾性により密着する。故に、切粉受けから切粉受けの外部へ切粉が飛散することを、簡易な構成で確実に防止できる。
切粉受けは、少なくとも周壁の頂部が弾性体製であればよいので、切粉受けの設計の自由度は高い。
【0010】
本開示に係る工作機械は、前記基台の少なくとも一部は導電性を有し、前記切粉受けの少なくとも一部は導電性を有し、前記切粉受けが前記基台に取り付けられた場合に前記切粉受けの前記一部を前記基台の前記一部に電気的に接続する導通部材を更に備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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