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公開番号2024129702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039066
出願日2023-03-13
発明の名称光ファイバの被覆層の外径測定方法、光ファイバの被覆層の外径測定装置、光ファイバの製造方法、及び光ファイバの製造装置
出願人株式会社フジクラ
代理人個人
主分類C03C 25/1065 20180101AFI20240919BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】 新たな方法によって光ファイバの被覆層の外径を測定し得る光ファイバの被覆層の外径測定方法等を提供する。
【解決手段】 光ファイバ裸線1Nと、一層以上の樹脂層から成り光ファイバ裸線1Nの外周面を被覆する被覆層20とを有する光ファイバの被覆層の外径測定方法は、期間tにおいて線引きされる光ファイバ裸線1Nの長さをLとし、光ファイバ裸線1Nの外径をR0とし、被覆層20における光ファイバ裸線1N側からn番目の樹脂層となる液状樹脂の期間tにおける光ファイバ裸線1Nに塗布される重量をWpnとし、光ファイバ裸線1N側からn番目の樹脂層の密度をρnとする場合に、光ファイバ裸線1N側からn番目の樹脂層の外径Rnを下記式(1)によって測定する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024129702000011.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">17</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバの被覆層の外径測定方法であって、
前記被覆層は、一層以上の樹脂層から成り光ファイバ裸線の外周面を被覆し、
期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定する
ことを特徴とする光ファイバの被覆層の外径測定方法。
TIFF
2024129702000007.tif
17
170
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記式(1)によって測定した前記外径R

に所定の係数を乗じて前記外径R

を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの被覆層の外径測定方法。
【請求項3】
前記期間tにおいて、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂を供給する外部の供給部から当該液状樹脂を前記光ファイバ裸線に塗布する外部の塗布部へ流出する当該液状樹脂の重量を、前記重量W
pn
とみなす
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバの被覆層の外径測定方法。
【請求項4】
光ファイバの被覆層の外径測定装置であって、
前記被覆層は、一層以上の樹脂層から成り光ファイバ裸線の外周面を被覆し、
期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定する測定部を備える
ことを特徴とする光ファイバの被覆層の外径測定装置。
TIFF
2024129702000008.tif
17
170
【請求項5】
前記測定部は、前記式(1)によって測定した前記外径R

に所定の係数を乗じて前記外径R

を補正する
ことを特徴とする請求項4に記載の光ファイバの被覆層の外径測定装置。
【請求項6】
前記測定部は、前記期間tにおいて、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂を供給する外部の供給部から当該液状樹脂を前記光ファイバ裸線に塗布する外部の塗布部へ流出する当該液状樹脂の重量を、前記重量W
pn
とみなす
ことを特徴とする請求項4または5に記載の光ファイバの被覆層の外径測定装置。
【請求項7】
光ファイバ裸線と、一層以上の樹脂層から成り前記光ファイバ裸線の外周面を被覆する被覆層とを有する光ファイバの製造方法であって、
光ファイバ用母材から線引きされる前記光ファイバ裸線を冷却部によって冷却する冷却工程と、
前記冷却部によって冷却された前記光ファイバ裸線に、供給部から供給され、加温部によって加温された前記樹脂層となる液状樹脂を塗布し、塗布された前記液状樹脂を硬化させて前記被覆層を形成する被覆層形成工程と、
期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定する測定工程と、
前記測定工程において測定された前記外径R

に基づいて、前記冷却部の冷却温度、前記供給部の前記液状樹脂の供給、及び前記加温部の加温温度の少なくとも1つを調節する調節工程と、
を備える
ことを特徴とする光ファイバの製造方法。
TIFF
2024129702000009.tif
17
170
【請求項8】
前記測定工程において、前記式(1)によって測定した前記外径R

に所定の係数を乗じて前記外径R

を補正する
ことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバの製造方法。
【請求項9】
前記期間tにおいて、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂の前記供給部から当該液状樹脂を前記光ファイバ裸線に塗布する塗布部へ流出する当該液状樹脂の重量を、前記重量W
pn
とみなす
ことを特徴とする請求項7または8に記載の光ファイバの製造方法。
【請求項10】
光ファイバ裸線と、一層以上の樹脂層から成り前記光ファイバ裸線の外周面を被覆する被覆層とを有する光ファイバの製造装置であって、
光ファイバ用母材から線引きされる前記光ファイバ裸線を冷却する冷却部と、
前記冷却部によって冷却された前記光ファイバ裸線に前記樹脂層となる液状樹脂を塗布する塗布部を含み、前記被覆層を形成する被覆層形成部と、
前記被覆層形成部に前記液状樹脂を供給する供給部と、
前記液状樹脂を加温する加温部と、
期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定する測定部と、
前記測定部によって測定された前記外径R

に基づいて、前記冷却部の冷却温度を調節する前記冷却部の制御、前記供給部の前記液状樹脂の供給を調節する前記供給部の制御、及び前記加温部の加温温度を調節する前記加温部の制御の少なくとも1つを行う制御部と、
を備える
ことを特徴とする光ファイバの製造装置。
TIFF
2024129702000010.tif
17
170
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバの被覆層の外径測定方法、光ファイバの被覆層の外径測定装置、光ファイバの製造方法、及び光ファイバの製造装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバ用母材から線引きされる光ファイバ裸線の外周面が樹脂から成る被覆層によって被覆される光ファイバが知られており、下記特許文献1には、このような光ファイバの製造方法が開示されている。
【0003】
下記特許文献1の光ファイバの製造方法では、光ファイバ用母材から線引きされる光ファイバ裸線の外周面に樹脂を塗布し、塗布した樹脂を硬化させて、光ファイバ裸線の外周面を被覆する被覆層を形成している。また、この製造方法では、光ファイバの外径である被覆層の外径を外径測定器によって測定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-119901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、光ファイバの被覆層の外径を測定する外径測定器は、光ファイバを挟むように配置される投光部と受光部と有し、受光部に射影される光ファイバの射影像から被覆層の外径を測定する。しかし、従来とは異なる他の方法で被覆層の外径を測定したいとの要望がある。
【0006】
そこで、本発明は、新たな方法によって光ファイバの被覆層の外径を測定し得る光ファイバの被覆層の外径測定方法、光ファイバの被覆層の外径測定装置、光ファイバの製造方法、及び光ファイバの製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様1は、光ファイバの被覆層の外径測定方法であって、前記被覆層は、一層以上の樹脂層から成り光ファイバ裸線の外周面を被覆し、期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定することを特徴とするものである。
TIFF
2024129702000002.tif
17
170
【0008】
本発明の態様2は、態様1の光ファイバの被覆層の外径測定方法において、前記式(1)によって測定した前記外径R

に所定の係数を乗じて前記外径R

を補正することを特徴とするものである。
【0009】
本発明の態様3は、態様1または態様2の光ファイバの被覆層の外径測定方法において、前記期間tにおいて、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる前記液状樹脂を供給する外部の供給部から当該液状樹脂を前記光ファイバ裸線に塗布する外部の塗布部へ流出する当該液状樹脂の重量を、前記重量W
pn
とみなすことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の態様4は、光ファイバの被覆層の外径測定装置であって、前記被覆層は、一層以上の樹脂層から成り光ファイバ裸線の外周面を被覆し、期間tにおいて線引きされる前記光ファイバ裸線の長さをLとし、前記光ファイバ裸線の外径をR
0
とし、前記被覆層における前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層となる液状樹脂の前記期間tにおける前記光ファイバ裸線に塗布される重量をW
pn
とし、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の密度をρ

とする場合に、前記光ファイバ裸線側からn番目の前記樹脂層の外径R

を下記式(1)によって測定する測定部を備えることを特徴とするものである。
TIFF
2024129702000003.tif
17
170
(【0011】以降は省略されています)

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