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公開番号
2024128402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037360
出願日
2023-03-10
発明の名称
調理用シート
出願人
大王製紙株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
A47J
37/00 20060101AFI20240913BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】天然成分を主原料としつつ、耐油性を備え、水が付着しても破れにくい調理用シートを提供する。
【解決手段】課題は、パルプ繊維と平均繊維径が20~200nmである微細繊維状セルロースとを有し、JAPAN TAPPI No.41に規定されるはつ油度(キット法)が12級以上であり、コッブサイズ度(10秒)が50g/m
2
以下である、ことを特徴とする調理用シートによって解決される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプ繊維と平均繊維径が20~200nmである微細繊維状セルロースとを有し、
JAPAN TAPPI No.41に規定されるはつ油度(キット法)が12級以上であり、
コッブサイズ度(10秒)が50g/m
2
以下である、
ことを特徴とする調理用シート。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記パルプ繊維と前記微細繊維状セルロースの質量比が、固形分基準で50:50~1:99である、
請求項1に記載の調理用シート。
【請求項3】
前記微細繊維状セルロースは、セルロース繊維のヒドロキシ基が化学的に変性された変性微細繊維状セルロースと変性されていない未変性微細繊維状セルロースを有するものであり、
前記変性微細繊維状セルロースと前記未変性微細繊維状セルロースの質量比が、固形分基準で0.1:99.9~10:90である、
請求項1に記載の調理用シート。
【請求項4】
前記変性微細繊維状セルロースの平均繊維径が3~15nmである、
請求項3に記載の調理用シート。
【請求項5】
調理用シートの引裂強さ(縦)が50~300mNである、
請求項1に記載の調理用シート。
【請求項6】
シートの一方の面又は両面に、シリコーン樹脂、フッ素樹脂及び金属箔のいずれか一つ以上が設けられていない、
請求項1に記載の調理用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理用シートに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
調理用シートは、一般的に紙等の天然成分からなるシートの表面に耐水及びはつ油加工したものが使用されている。この耐水及びはつ油加工に、例えばシリコーン樹脂等の耐水剤やはつ油剤が使用されることがある。使用後の調理シートは焼却処理されることになるが、焼却される過程で、加工に使用された耐水剤やはつ油は、焼却されにくく、そのままの形状又は微粒子形状の難分解性化学物質として残る。この難分解性化学物質は、焼却設備を汚染したりや排出される環境に負荷を与えたりすることが懸念されていた。
【0003】
例えば、特許文献1は、耐水・耐油性に優れた調理用シートを開示しているが、その効果を発現させるためにセロハンにシリコーン樹脂又はフッ素系樹脂を塗布した調理用シートを提案している。しかしながら、この調理用シートを焼却処理した場合、難分解性化学物質が発生する可能性がある。
【0004】
特許文献2は、イオン性置換基を有する第1のセルロース繊維と繊維幅が1000nm以下の第2のセルロース繊維を含むシートを開示しており、このシートであれば、焼却処理によって難分解性化学物質が発生しにくいと思われる。しかしながら、イオン性置換基を有するセルロース繊維は水分を保持する性質が高く、これをシートの主材料とした場合、過剰な水分保持によりシートの強度が低下するおそれがある。湿潤時の強度が乏しいシートは、調理品を置いたり、包んだりすると破れる場合があり、調理用シートとしては不向きである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-137442号公報
特開2019-214806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような背景から、本発明が解決しようとする課題は、天然成分を主原料としつつ、耐油性を備え、水が付着しても破れにくい調理用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段として、次の態様を掲げることができる。
(第1の態様)
パルプ繊維と平均繊維径が20~200nmである微細繊維状セルロースとを有し、
JAPAN TAPPI No.41に規定されるはつ油度(キット法)が12級以上であり、
コッブサイズ度(10秒)が50g/m
2
以下である、
ことを特徴とする調理用シート。
【0008】
この態様の調理用シートは、平均繊維径の異なる繊維である、微細繊維状セルロースとパルプ繊維を有するので、パルプ繊維が分散して形成されたネットワーク構造の空隙に微細繊維状セルロースが入り込んだ構造になっており、従来のパルプ繊維のみからなるシートよりも緻密なシートとなる。また、当該調理用シートは、微細繊維状セルロース繊維が緻密な層を形成しており、コッブサイズ度(10秒)が上記範囲となっているので、油や水が透過しづらく、はつ油度が高くかつ耐水性を有するものとなっている。
【0009】
上記のほか、好ましい態様を次に示す。
(第2の態様)
前記パルプ繊維と前記微細繊維状セルロースの質量比が、固形分基準で50:50~1:99である、
第1の態様の調理用シート。
【0010】
当該質量比であれば、緻密な調理用シートとなり、破れにくいものとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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