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公開番号2024128357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037290
出願日2023-03-10
発明の名称実験条件決定装置、プログラム、及び実験条件決定方法
出願人旭化成株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G06Q 10/0637 20230101AFI20240913BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の実験条件を並行に処理し、実験条件毎の処理量が限定される工程を複数含む実験について、実験条件を決定する実験条件決定装置、プログラム及び実験条件決定方法を提供する。
【解決手段】実験条件決定装置10は、実験条件を入力して評価値を出力する評価関数の評価値に基づいて、各工程における複数の実験条件選択肢を特定する選択肢特定部104と、実験条件毎の処理量及び評価関数に実験条件選択肢を入力して得られる評価値に基づいて、複数の実験条件選択肢から、複数の工程の実験条件の組み合わせである組合実験条件を取得する実験条件取得部106と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の実験条件を並行に処理することができ、実験条件ごとの処理量が限定される工程を、複数含む実験について、実験条件を決定する装置であって、
実験条件を入力して評価値を出力する評価関数の出力値に基づいて、各工程における複数の実験条件選択肢を特定する選択肢特定部と、
前記実験条件ごとの処理量、及び、実験条件選択肢を入力して得られる前記評価関数の出力値に基づいて、前記複数の実験条件選択肢から、複数の工程の実験条件の組み合わせである組合実験条件を取得する実験条件取得部と、
を備える実験条件決定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
各工程における、並行に処理できる実験条件の数と、前記実験条件ごとの処理量とから、実験全体において一度に処理可能な処理量である実験処理量を特定する実験処理量特定部を更に備え、
前記実験条件取得部は、前記組合実験条件の総数が前記実験処理量、又は、その倍数となるように、前記組合実験条件を取得する、
請求項1に記載の実験条件決定装置。
【請求項3】
前記実験処理量特定部は、
各工程における前記並行に処理できる実験条件の数と前記実験条件ごとの処理量との積から、各工程で一度に処理可能な処理量である工程処理量を算出し、
全工程の中で最小となった工程処理量を、前記実験処理量として特定する、
請求項2に記載の実験条件決定装置。
【請求項4】
前記実験条件取得部は、ユーザから任意の組合実験条件を入力する、
請求項1に記載の実験条件決定装置。
【請求項5】
前記選択肢特定部は、
前記評価関数の出力値が予め定められた基準よりも優れた組合実験条件を特定し、
特定した前記組合実験条件に含まれる第1の工程についての第1実験条件を第1実験条件選択肢として特定する、
請求項1に記載の実験条件決定装置。
【請求項6】
前記選択肢特定部は、
前記評価関数の出力値が、予め定められた数の上位の複数の組合実験条件を特定し、当該複数の組合実験条件のそれぞれに含まれる前記第1実験条件を複数の第1実験条件選択肢として特定する、
請求項5に記載の実験条件決定装置。
【請求項7】
前記選択肢特定部は、
複数の前記評価関数のそれぞれにおいて、出力値が予め定められた基準よりも優れた組合実験条件を特定し、
特定した前記組合実験条件のそれぞれに含まれる前記第1実験条件を第1実験条件選択肢として特定する、
請求項5に記載の実験条件決定装置。
【請求項8】
前記選択肢特定部は、
前記第1実験条件選択肢を実験条件の一部として含み、前記評価関数の出力値が予め定められた基準よりも優れた組合実験条件を特定し、
特定した前記組合実験条件に含まれる第2の工程についての第2実験条件を第2実験条件選択肢として特定する、
請求項5に記載の実験条件決定装置。
【請求項9】
前記選択肢特定部は、
複数の前記第1実験条件選択肢について、前記評価関数の出力値の総合評価を、前記第2実験条件ごとに出力し、
前記総合評価が予め定められた基準よりも優れた第2実験条件を、第2実験条件選択肢として特定する、
請求項8に記載の実験条件決定装置。
【請求項10】
前記選択肢特定部は、
第2実験条件に対する前記総合評価として、当該第2実験条件を含み、複数の前記第1実験条件選択肢のそれぞれを有する前記評価関数の出力値の平均値又は中央値を出力する、
請求項9に記載の実験条件決定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、実験条件決定装置、プログラム、及び実験条件決定方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「試料を作製する作製装置と、該作製装置が作製した前記試料の物性又は構造を表す物質情報を測定する測定装置と、前記作製装置及び測定装置に接続された推定装置とを有する作製評価システムであって、前記推定装置は、前記試料の作製条件と、該試料の前記物質情報とを含むデータセットに基づき、前記物質情報を最適化する前記作製条件を推定する推定部を備え、前記作製装置は、前記推定部が推定した前記作製条件に従って前記試料を作製し、前記推定装置は、前記測定装置が測定した前記試料の前記物質情報と、該試料の前記作製条件とを前記データセットに追加するデータ追加部を備え、前記推定部は、前記作製条件及び物質情報が追加された前記データセットに基づいて前記作製条件を逐次推定することを特徴とする作製評価システム。」を備えることが記載されている(請求項1)。
特許文献2には、「複数の設計パラメータからなる設計パラメータ群に基づいて作製される製品、仕掛品、半製品、部品又は試作品の設計において、設計パラメータの決定と決定された設計パラメータに基づく製品、仕掛品、半製品、部品又は試作品の作製との繰り返しにより設計パラメータの最適化を図る手法に適用するために、製品、仕掛品、半製品、部品又は試作品の特性を示す複数の特性項目のそれぞれについて設定された目標値を満たすような、前記複数の設計パラメータを求める設計支援装置であって、作製済みの前記製品、前記仕掛品、前記半製品、前記部品又は前記試作品に関しての、前記設計パラメータ群と前記複数の特性項目のそれぞれの観測値とからなる実績データを複数取得するデータ取得部と、前記設計パラメータ群に基づいて前記特性項目の観測値を確率分布若しくはその近似又は代替指標として予測する予測モデルを、前記実績データに基づいて構築するモデル構築部と、少なくとも前記予測モデルに基づいて、前記設計パラメータ群を入力とし前記特性項目に示される特性の向上に関する前記設計パラメータ群の指標値を出力とする獲得関数を前記特性項目ごとに構築する獲得関数構築部と、前記複数の獲得関数のそれぞれの出力を目的変数とする前記設計パラメータ群についての多目的最適化により、設計パラメータ群候補を複数生成する設計パラメータ群候補生成部と、前記設計パラメータ群候補を前記予測モデルに入力することにより得られる前記観測値の確率分布若しくはその近似又は代替指標に基づいて、全ての特性項目の前記目標値が達成される確率である全体達成確率を前記設計パラメータ群候補ごとに算出し、前記全体達成確率が最も高い少なくとも一つの前記設計パラメータ群候補を選択する選択部と、選択した前記設計パラメータ群候補を出力する出力部と、を備える設計支援装置。」を備えることが記載されている(請求項1)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特表2021-43959号公報
[特許文献2]WO2022/124075公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、複数の実験条件を並行に処理することができ、実験条件ごとの処理量が限定される工程を複数含む実験について、実験条件を決定する実験条件決定装置を提供する。実験条件決定装置は、選択肢特定部と実験条件取得部とを備えてよい。選択肢特定部は、実験条件を入力して評価値を出力する評価関数の評価値に基づいて、各工程における複数の実験条件選択肢を特定してよい。実験条件取得部は、実験条件ごとの処理量、及び、評価関数に実験条件選択肢を入力して得られる評価値に基づいて、複数の実験条件選択肢から、複数の工程の実験条件の組み合わせである組合実験条件を取得してよい。
【0004】
上記において、実験条件決定装置は、実験処理量特定部を更に備えてよい。実験処理量特定部は、各工程における、並行に処理できる実験条件の数と、実験条件ごとの処理量とから、実験全体において一度に処理可能な処理量である実験処理量を特定してよい。実験条件取得部は、組合実験条件の総数が実験処理量、又は、その倍数となるように、組合実験条件を取得してよい。
【0005】
上記において、実験処理量特定部は、各工程における並行に処理できる実験条件の数と実験条件ごとの処理量との積から、各工程で一度に処理可能な処理量である工程処理量を算出してよい。実験処理量特定部は、全工程の中で最小となった工程処理量を、実験処理量として特定してよい。
【0006】
上記において、実験条件取得部は、ユーザから任意の組合実験条件を入力してよい。
【0007】
上記において、選択肢特定部は、評価関数の評価値が予め定められた基準を満たす組合実験条件を特定してよい。選択肢特定部は、特定した組合実験条件に含まれる第1の工程についての第1実験条件を第1実験条件選択肢として特定してよい。
【0008】
上記において、選択肢特定部は、評価関数の評価値が、予め定められた数の上位の複数の組合実験条件を特定してよい。選択肢特定部は、当該複数の組合実験条件のそれぞれに含まれる第1実験条件を複数の第1実験条件選択肢として特定してよい。
【0009】
上記において、選択肢特定部は、複数の評価関数のそれぞれにおいて、評価値が予め定められた基準を満たす組合実験条件を特定してよい。選択肢特定部は、特定した組合実験条件のそれぞれに含まれる第1実験条件を第1実験条件選択肢として特定してよい。
【0010】
上記において、選択肢特定部は、第1実験条件選択肢を実験条件の一部として含み、評価関数の評価値が予め定められた基準を満たす組合実験条件を特定してよい。選択肢特定部は、特定した組合実験条件に含まれる第2の工程についての第2実験条件を第2実験条件選択肢として特定してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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