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公開番号
2024128857
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023038118
出願日
2023-03-10
発明の名称
難燃レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品及び高周波アンテナ関連部材
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
71/12 20060101AFI20240913BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低誘電特性、メッキ性及び強度に加え、高い難燃性を有する、難燃レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物を提供する。
【解決手段】前記課題を解決するべく、本発明は、(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂と、(b)1,3-フェニレンビス(1,3ジキシリレンホスフェート)と、(c)ガラス繊維と、(d)レーザーダイレクトストラクチャリング添加剤と、を含み、前記(a)~(d)成分の合計100質量%に対する、前記(a)成分の含有比率が40~80質量%、前記(b)成分の含有比率が10~25質量%、前記(c)成分の含有比率が5~20質量%、前記(d)成分の含有比率が5~15質量%、であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂と、
(b)1,3-フェニレンビス(1,3ジキシリレンホスフェート)と、
(c)ガラス繊維と、
(d)レーザーダイレクトストラクチャリング添加剤と、を含み、
前記(a)~(d)成分の合計100質量%に対する、前記(a)成分の含有比率が40~80質量%、前記(b)成分の含有比率が10~25質量%、前記(c)成分の含有比率が5~20質量%、前記(d)成分の含有比率が5~15質量%、であることを特徴とする、難燃レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂の重量平均分子量が、35,000~60,000であることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記レーザーダイレクトストラクチャリング添加剤が、クロム酸化銅、並びに/又は、アンチモン及び錫を含有する酸化物を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の樹脂組成物から形成されたことを特徴とする、樹脂成形品。
【請求項5】
前記樹脂成形品の表面にメッキを有することを特徴とする、請求項4に記載の樹脂成形品。
【請求項6】
請求項4に記載の樹脂成形品を含むことを特徴とする、高周波アンテナ関連部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物、樹脂成形品及び高周波アンテナ関連部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン等の携帯機器の通信アンテナとして、樹脂成形体に直接アンテナを付与するMID(モールドインターコネクトデバイス)技術が用いられている。中でも、MID技術の中の一種であるLDS(レーザーダイレクトストラクチャリング)技術は、レーザー照射技術を用いて樹脂成形体の表面に簡便に回路を作製できる技術として特に注目されている。これは、特定の金属酸化物を予め材料に添加し、成形体の回路を作製したい箇所にレーザーを照射することで金属酸化物を活性化させた後に、金属メッキを行い、レーザー照射した部分にだけメッキを施すという技術である。(例えば、特許文献1~4を参照。)
【0003】
なお近年、LDS法に用いる材料として、さらに高い難燃性を有することが求められている。この要求に対し、特定のリン系難燃剤を用いる技術が開示されている(例えば、特許文献3~4を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-144767号公報
特開2022-157658号公報
特開2020-515659号公報
WO2019/180592
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したようなLDS技術の利用が広がるにつれ、5G以降の通信規格では通信周波数の高周波化が進み、従来使用されてきた材料よりもさらに優れた低誘電特性、メッキ性及び強度に加えて、高い難燃性が要求されている。
材料となる樹脂組成物の難燃化には、環境問題への対応から非ハロゲン系難燃剤、特にリン系難燃剤が一般的である。しかしながら、本発明者が検討した結果、LDS添加剤を含む樹脂組成物においては難燃性を向上できるものの、誘電特性及び流動性が低下する場合があることがわかった。
【0006】
本発明は前記課題を解決することを目的とするものであって、低誘電特性、メッキ性及び強度に加え、高い難燃性を有する樹脂材料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、LDS添加剤と共に、特定のリン系難燃剤を特定割合で添加することで、前記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1](a)ポリフェニレンエーテル系樹脂と、
(b)1,3-フェニレンビス(1,3ジキシリレンホスフェート)と、
(c)ガラス繊維と、
(d)レーザーダイレクトストラクチャリング添加剤と、を含み、
前記(a)~(d)成分の合計100質量%に対する、前記(a)成分の含有比率が40~80質量%、前記(b)成分の含有比率が10~25質量%、前記(c)成分の含有比率が5~20質量%、前記(d)成分の含有比率が5~15質量%、であることを特徴とする、難燃レーザーダイレクトストラクチャリング用樹脂組成物。
[2]前記(a)ポリフェニレンエーテル樹脂の重量平均分子量が、35,000~60,000であることを特徴とする、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記レーザーダイレクトストラクチャリング添加剤が、クロム酸化銅、並びに/又は、アンチモン及び錫を含有する酸化物を含むことを特徴とする、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物、
[4][1]~[3]のいずれか1項に記載の樹脂組成物から形成されたことを特徴とする、樹脂成形品。
[5]前記樹脂成形品の表面にメッキを有することを特徴とする、[4]に記載の樹脂成形品。
[6][4]又は[5]に記載の樹脂成形品を含むことを特徴とする、高周波アンテナ関連部材。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、低誘電特性、メッキ性及び強度に加え、高い難燃性を有する樹脂組成物、樹脂成形品並びに高周波アンテナ関連部材を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について、詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。
(【0011】以降は省略されています)
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