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公開番号2024128172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037017
出願日2023-03-10
発明の名称ジェットファン
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類E21F 1/00 20060101AFI20240913BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】簡易な構造で左右側面方向の揺れを抑制できるジェットファンを提供する。
【解決手段】ジェットファン1は、筒状ケーシング2の軸方向Xに沿って送風するものであって、吊下部20と、揺れ抑制部10と、を備える。吊下部20は、軸方向Xにおける中間部4とトンネルの上部3とを連結する。揺れ抑制部10は、ジェットファン1の運転中に生じる揺れであって、軸方向Xと垂直なジェットファン1の左右側面方向Yに生じる揺れを抑制し、方向安定部11と、ターンバックル14とを備える。方向安定部11は、上端部がトンネルの上部3に固定され、その上部から鉛直下方に延びる。ターンバックル14は、ジェットファン1と方向安定部11とを連結し、ジェットファン1及び方向安定部11との連結時に、送風方向Bに対して平行なジェットファン1の軸Aと略平行である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状ケーシングの軸方向に沿って送風するジェットファンであって、
前記軸方向における中間部とトンネルの上部とを連結する吊下部と、
前記ジェットファンの運転中に生じる揺れであって、前記軸方向と垂直な前記ジェットファンの左右側面方向に生じる揺れを抑制する揺れ抑制部と、を備え、
前記揺れ抑制部は、
上端部が前記トンネルの前記上部に固定され前記上部から鉛直下方に延びた方向安定部と、
前記ジェットファンと前記方向安定部とを連結するターンバックルと、を備え、
前記ターンバックルは、
前記ジェットファン及び前記方向安定部との連結時に、送風方向に対して平行な前記ジェットファンの軸と略平行であるジェットファン。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記方向安定部は、
前記ジェットファンの前記送風方向における上流側の開口よりもさらに前記上流側に設けられる上流方向安定部と、
前記ジェットファンの前記送風方向における下流側の開口よりもさらに前記下流側に設けられる下流方向安定部と、を備え、
前記ターンバックルは、
前記ジェットファンの上流側と前記上流方向安定部とを連結する上流ターンバックルと、
前記ジェットファンの下流側と前記下流方向安定部とを連結する下流ターンバックルと、を備える、請求項1に記載のジェットファン。
【請求項3】
前記揺れ抑制部は、
前記ジェットファンの外周面における頂部に設けられる頂部接続部を備え、
前記ターンバックルは、
前記頂部接続部との接続時に前記頂部接続部の開口に挿入される棒状の固定具である内方固定具を備え、
前記頂部接続部は、
前記内方固定具を挿入可能な頂部接続開口と、
前記内方固定具が前記頂部接続開口に挿入された状態で前記頂部接続開口の内周に前記内方固定具が移動可能な空間である内方周囲空間と、を備える請求項1に記載のジェットファン。
【請求項4】
前記方向安定部は、
前記上端部が固定される前記トンネルの前記上部から鉛直下方に方向安定開口を備え、
前記ターンバックルは、
前記方向安定開口と接続する外方接続部を備え、
前記外方接続部は、
前記方向安定開口との接続時に前記方向安定開口に挿入される棒状の固定具である外方固定具を備え、
前記方向安定開口は、
前記外方固定具が前記方向安定開口に挿入された状態で前記方向安定開口の内周に前記外方固定具が移動可能な空間である外方周囲空間を備える請求項1に記載のジェットファン。
【請求項5】
前記揺れ抑制部は、
前記ジェットファンの外周面における頂部に設けられる頂部接続部を備え、
前記方向安定部は、
前記上端部が固定される前記トンネルの前記上部から鉛直下方であって、前記頂部接続部に対して水平位置に方向安定開口を備える請求項1に記載のジェットファン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トンネル等に使用されるジェットファンに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路トンネルの天井に設置され、その噴流による圧力上昇によりトンネル内を換気するジェットファンが知られている。ジェットファンは、トンネル内の気流に対して逆方向に運転することで、トンネル内の気流の方向や風量をコントロールする用途にも使用されている。
【0003】
ここで、従来のジェットファン101の設置方法について、図6を参照しながら説明する。図6(a)は、従来のジェットファン101の吊り下げ状態を正面から見た図であり、図6(b)は、その状態を側面から見た図である。
【0004】
ジェットファン101は、筒状ケーシング102の側面の両側に設けられた側部支持部材122と、トンネルの上部(天井壁)103に配設した側部吊部材121とを、連結具120を介して連結する。また、ジェットファンの先端頂部に設けられた頂部支持部材112と、トンネルの上部103に配設した頂部吊部材111とを、連結具110を介して連結する。頂部支持部材112と頂部吊部材111との連結は、ジェットファン101の側面から見て斜めに行われる。
【0005】
上記構成により、側部部材(側部支持部材122、側部吊部材121)にてジェットファン101の荷重が支えられる。また、ジェットファン101の運転に伴う推力によって生じる、筒状ケーシング102の軸Aに沿った軸方向X(前後方向、縦方向)の揺れが、頂部部材(頂部支持部材112、頂部吊部材111)にて抑制される。
【0006】
しかしながら、側面から見て斜め方向に連結された連結具110は、軸方向Xから見て左右側面方向Y(横方向)から加えられた力に伴う移動を規制できない。よって、ジェットファン101は、運転に伴って左右側面方向Yの揺れが発生する。
【0007】
特許文献1は、このような横方向の揺れ(横揺れ)を抑制するために、筒状ケーシングの軸方向両端部の端部外壁とトンネル天井壁との連結を、ジェットファンの側面から見て斜めで且つ軸方向に見て略V字状又は略逆ハの字状に連結する、ジェットファンの支持構造を開示する。この支持構造により、ジェットファンは、左右側面方向Y(横方向)から加えられた力に伴う移動(横揺れ)を規制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第3909221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載のジェットファンの支持構造は、筒状ケーシングの軸方向両端部の端部外壁とトンネル天井壁との連結に必要な連結具が多く必要であり、構造が大掛かりなものとなっていた。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造で左右側面方向の揺れを抑制できるジェットファンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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