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公開番号2024062897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022171039
出願日2022-10-25
発明の名称継手部材
出願人Next Innovation合同会社
代理人
主分類E21D 11/04 20060101AFI20240501BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】簡易な構造によって、継手部材に取り付けたアンカの延在方向を高コスト化させることなく容易に設定し得、継手部材の設置位置の自由度を向上させると共に、アンカの取付けの作業性を向上させるための手段を提供する。
【解決手段】 被接合体に埋設される継手部材であって、上記被接合体に埋設されるアンカ取付部を備え、上記アンカ取付部は、湾曲部及び/又は屈曲部を有して成る一連のアンカの一部が内設される、該アンカを挿通可能な貫通孔を有し、上記貫通孔は、上記アンカの内、該貫通孔に内設されない部分の軸が回動可能に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被接合体に埋設される継手部材であって、
上記被接合体に埋設されるアンカ取付部を備え、
上記アンカ取付部は、湾曲部及び/又は屈曲部を有して成る一連のアンカの一部が内設される、該アンカを挿通可能な貫通孔を有し、
上記貫通孔は、上記アンカの内、該貫通孔に内設されない部分の軸が回動可能に構成されることを特徴とする継手部材。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記貫通孔は、内周面の少なくとも一部に、前記アンカの湾曲部分の曲率と同等以上の曲率を有する円弧状部を有すること特徴とする請求項1記載の継手部材。
【請求項3】
前記円弧状部は、前記貫通孔の周方向に沿って所定範囲に形成されることを特徴とする請求項2記載の継手部材。
【請求項4】
前記貫通孔の内径が前記アンカの外径以上であることを特徴とする請求項1記載の継手部材。
【請求項5】
前記アンカ取付部は、前記アンカの延在方向を変え得るように、前記アンカを支持することを特徴とする請求項1記載の継手部材。
【請求項6】
前記被接合体の接合面から突出する突出部と、
前記被接合体に埋設される受容部と、を更に有し、
上記突出部は、対となる他の継手部材の受容部に嵌入し、
上記受容部は、上記他の継手部材の突出部を挿入させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の継手部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二つの被接合体を接合するための継手部材に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のプレキャストコンクリート二次製品同士、例えばシールドトンネル構築用のセグメント同士を接合させてセグメントリングを構成するために、セグメント間に継手を設けている。このような継手としては、C字状の凹溝を有する雌型継手金具と、膨出した形状の凸条部を有する雄型継手金具とからなるものがあり、凹溝に凸条部を嵌合させることによって継手を構成するものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-012239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1の継手金具は、セグメントに埋設されるアンカを固定するように構成される。また継手金具が埋設されるセグメント内部には、補強等のための鉄筋が複数配設されて継手金具の埋設において、アンカと鉄筋とが干渉しないように継手金具の設置位置を設定している。よって、アンカと鉄筋との干渉を避けるため、継手金具の設置位置が制限されてしまう。また継手金具の設置位置を如何に工夫しても鉄筋との干渉を避けられない場合があり、この様な場合は追加的処置としてアンカに対する追加工として曲げ加工等を施す必要が生じ、高コスト化するという問題がある。
【0005】
また、継手金具の位置をセグメント同士で対応させる必要があるが、継手金具の位置がズレていた場合、セグメント同士を接合させる際に上手く接合できないことや、セグメント間に隙間が生じるという問題や、正常にセグメントリングを組み立てることができない等、施工不良を引き起こしてしまうという問題がある。また継手金具にアンカを固設するときには、アンカを継手金具に対して螺合させる作業や樹脂グラウトやモルタル等をアンカと継手金具との隙間に充填する必要があり工程が煩雑な作業であって時間が掛かってしまい、作業性の低下を引き起こしてしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、簡易な構造によって、継手部材に取り付けたアンカの延在方向を高コスト化させることなく容易に設定し得、継手部材の設置位置の自由度を向上させると共に、アンカの取付けの作業性を向上させるための手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の継手部材は、被接合体に埋設される継手部材であって、上記被接合体に埋設されるアンカ取付部を備え、上記アンカ取付部は、湾曲部及び/又は屈曲部を有して成る一連のアンカの一部が内設される、該アンカを挿通可能な貫通孔を有し、上記貫通孔は、上記アンカの内、該貫通孔に内設されない部分の軸が回動可能に構成されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の継手部材は、前記貫通孔が、内周面の少なくとも一部に、前記アンカの湾曲部分の曲率と同等以上の曲率を有する円弧状部を有すること特徴とする。
【0009】
また、本発明の継手部材は、前記円弧状部が前記貫通孔の周方向に沿って所定範囲に形成されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の継手部材は、前記貫通孔の内径が前記アンカの外径以上であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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