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公開番号
2024125912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023034045
出願日
2023-03-06
発明の名称
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
G06F
9/445 20180101AFI20240911BHJP(計算;計数)
要約
【課題】関数の実行環境の起動を高速化する。
【解決手段】処理部12は、ソースコード30に記述された関数の実行に用いられる第1のパッケージをソースコード30に基づいて特定する。処理部12は、第1のパッケージに含まれるメタ情報であって、第1のパッケージそれぞれにより参照される第2のパッケージを示すメタ情報に基づいて第2のパッケージを特定する。処理部12は、ソースコード30と第1のパッケージと第2のパッケージとを用いて関数の実行環境を構築する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、
ソースコードに記述された関数の実行に用いられる第1のパッケージを前記ソースコードに基づいて特定し、前記第1のパッケージに含まれるメタ情報であって、前記第1のパッケージにより参照される第2のパッケージを示す前記メタ情報に基づいて前記第2のパッケージを特定し、
前記ソースコードと前記第1のパッケージと前記第2のパッケージとを用いて前記関数の実行環境を構築する、
処理を実行させるプログラム。
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【請求項2】
前記実行環境による前記関数の実行時のスタックトレースに基づいて、前記第2のパッケージが前記関数の実行に用いられたか否かを判定し、
前記第2のパッケージが前記関数の実行に用いられなかった場合、前記第2のパッケージを用いずに前記実行環境を再構築する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項3】
前記再構築では、前記第1のパッケージに含まれるコードの中から、前記第2のパッケージに属するプログラム部品を参照する参照コードを削除する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項2記載のプログラム。
【請求項4】
前記第2のパッケージを含む複数のパッケージそれぞれに含まれる他のメタ情報であって、当該パッケージにより参照される他のパッケージを示す前記他のメタ情報に基づき、前記第1のパッケージを起点に前記第2のパッケージを介して参照される第3のパッケージを特定し、前記第3のパッケージを更に用いて前記実行環境を構築する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項5】
前記実行環境による前記関数の実行時のスタックトレースに基づいて、前記第3のパッケージが前記関数の実行に用いられたか否かを判定し、
前記第3のパッケージが前記関数の実行に用いられなかった場合、前記第3のパッケージを用いずに前記実行環境を再構築する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項4記載のプログラム。
【請求項6】
前記再構築では、前記第3のパッケージの参照元である前記第2のパッケージまたは第4のパッケージに含まれるコードの中から、前記第3のパッケージに属するプログラム部品を参照する参照コードを削除する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項5記載のプログラム。
【請求項7】
前記関数の登録を受け付けると前記関数に対応する前記第1のパッケージおよび前記第2のパッケージを特定し、
前記関数の呼び出しを受け付けると前記実行環境を構築し、
前記関数の呼び出しを所定時間よりも短い時間間隔で受け付けるたびに、前記実行環境による前記関数の実行を指示し、
前記関数の呼び出しを受け付けない時間が前記所定時間に達すると、前記実行環境を削除する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項8】
前記実行環境は、前記コンピュータまたは他のコンピュータのリソースを用いて動作するコンテナである、
請求項1記載のプログラム。
【請求項9】
コンピュータが、
ソースコードに記述された関数の実行に用いられる第1のパッケージを前記ソースコードに基づいて特定し、前記第1のパッケージに含まれるメタ情報であって、前記第1のパッケージにより参照される第2のパッケージを示す前記メタ情報に基づいて前記第2のパッケージを特定し、
前記ソースコードと前記第1のパッケージと前記第2のパッケージとを用いて前記関数の実行環境を構築する、
情報処理方法。
【請求項10】
ソースコードを記憶する記憶部と、
前記ソースコードに記述された関数の実行に用いられる第1のパッケージを前記ソースコードに基づいて特定し、前記第1のパッケージに含まれるメタ情報であって、前記第1のパッケージにより参照される第2のパッケージを示す前記メタ情報に基づいて前記第2のパッケージを特定し、前記ソースコードと前記第1のパッケージと前記第2のパッケージとを用いて前記関数の実行環境を構築する処理部と、
を有する情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、アプリケーションソフトウェアを実行する情報処理環境を自ら所有する代わりに、サービス事業者のもつ情報処理環境をネットワーク経由で利用することが増えている。ネットワーク経由で情報処理環境を利用させるサービスはクラウドサービスと言われることがある。クラウドサービスには、例えば、ユーザが作成した、サーバレス関数と呼ばれる軽量プログラムを配備し、特定のイベントが発生したときに短時間だけサーバレス関数を実行するサービスがある。サーバレス関数の実行には、例えばコンテナ型仮想化などの仮想化技術が用いられる。コンテナ型仮想化では、例えば所定のプログラムの実行に用いるライブラリなどの資源を纏めたコンテナが、当該プログラムの実行環境として定義される。
【0003】
ところで、プログラムの実行性能を向上するために種々の方法が考えられている。例えば、データベース管理システムにおいて、元のプログラムから、分岐条件評価においてローカル不変量を参照する分岐文などの不要なコードを排除するためにマイクロ特化と呼ばれる方法を適用する技術が提案されている。この提案では、ローカルに不変量である変数に起因して不要であると識別されたDBMS(DataBase Management System)コードを、より少ない命令で当該DBMSコードと同じ関数を実施するマイクロ特化DBMSコードに置換する。
【0004】
また、実行モジュールの実行により記録した実行状況に基づいて、ソースコードを改善すべきプログラムブロックを判定することで、限られた開発者資源を、高い性能改善効果を得られるプログラムブロックの最適化作業に割り当て可能にする方法の提案もある。
【0005】
なお、プログラムコードの静的解析の結果を基に、プログラムコードの一部に対して、動的解析の対象とする検出対象コードの検出を行うことで、動的解析の処理負荷を削減するコード検出方法の提案がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-14142号公報
特開2009-211424号公報
特開2008-217751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、ソースコードでは、ユーザが記述した関数の実行のためのモジュールを提供する種々のパッケージが参照される。また、あるパッケージ内の処理の実行のために、更に他のパッケージが利用され得る。このため、関数の実行環境を構築する際、ユーザの関数で使用される可能性のある、予め定められたパッケージ群が、当該関数の実行環境を構築する装置により取得されることがある。しかし、この方法では、取得するパッケージの量が多くなり、関数の実行環境の構築に時間がかかることがある。
【0008】
1つの側面では、本発明は、関数の実行環境の起動を高速化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、ソースコードに記述された関数の実行に用いられる第1のパッケージをソースコードに基づいて特定し、第1のパッケージに含まれるメタ情報であって、第1のパッケージにより参照される第2のパッケージを示すメタ情報に基づいて第2のパッケージを特定し、ソースコードと第1のパッケージと第2のパッケージとを用いて関数の実行環境を構築する、処理を実行させる。
【0010】
また、1つの態様では、コンピュータが実行する情報処理方法が提供される。また、1つの態様では、記憶部と処理部とを有する情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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