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公開番号2024125270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-18
出願番号2024019244
出願日2024-02-13
発明の名称油圧衝撃機器を加熱するための設備および方法
出願人サンドヴィック マイニング アンド コンストラクション オーワイ
代理人園田・小林弁理士法人
主分類E21B 17/04 20060101AFI20240910BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】低温動作条件で岩石処理機械の衝撃機器を加熱するための設備および方法を提供する。
【解決手段】本設備は、予熱された油圧流体を、供給チャネル19を通して衝撃機器の油圧回路18に供給するための暖機モードWMを含む。油圧回路には、1つまたは複数の油圧アキュムレーターがある。供給チャネルは、暖機モード中に予熱された油圧流体の供給を制限するための制御要素CEを備えている。制御要素は、圧力アキュムレーターの分離要素が移動しないように、供給チャネル内の予熱された油圧流体の供給を制限する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
低温動作条件で岩石処理機械(Rtm)の油圧衝撃機器(9)を加熱するための設備であって、
予熱された油圧流体を、少なくとも1つの供給チャネル(19)を通して前記衝撃機器(9)の油圧回路(18)に供給するための選択的に実行可能な暖機モード(WM)を備えており、
前記衝撃機器(9)の前記油圧回路(18)が、事前充填圧力(Pcp)が与えられている少なくとも1つの圧力アキュムレーター(Pa)に接続されている、
設備において、
前記供給チャネル(19)が、前記暖機モード(WM)が選択されたことに応答して、前記予熱された油圧流体の前記供給を制限するための少なくとも1つの制御要素(CE)を備えており、
前記制御要素(CE)が、圧力が前記供給されている流れの下流側で最初に位置する第1の圧力アキュムレーター(Pa1)の第1の事前充填圧力(Pcp1)を下回るように、前記供給チャネル(19)内の前記予熱された油圧流体の前記供給を制限するように構成されている
ことを特徴とする、
設備。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1の圧力アキュムレーター(Pa1)が、前記衝撃機器(9)の打撃ピストン(21)の衝撃方向(A)での運動を実行するために、加圧された油圧流体を蓄積するための高圧力アキュムレーターであり、
前記油圧回路(18)が、前記第1の事前充填圧力(Pcp1)よりも低い第2の事前充填圧力(Pcp2)が与えられている低圧アキュムレーターである第2の圧力アキュムレーター(Pa2)をさらに含み、
前記制御要素(CE)が、前記第1の圧力アキュムレーター(Pa1)の第1の流体空間(Fs1)での圧力が前記第1の事前充填圧力(Pcp1)よりも低くなり、前記第2の圧力アキュムレーター(Pa2)の第2の流体空間(Fs2)での圧力が前記第2の事前充填圧力(Pcp2)よりも低くなるように、前記予熱された油圧流体の前記供給を制御するように構成されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項3】
前記制御要素(CE)がスロットル(24)である
ことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項4】
制御要素(CE)が、前記供給されている予熱された油圧流体を絞るための調整可能な開口部を伴う比例弁(25)である
ことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項5】
前記暖機モード(WM)の実行を少なくとも開始および終了するための少なくとも1つの制御ユニット(CU)を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項6】
少なくとも1つの制御ユニット(CU)を備え、
温度データを与えるための少なくとも1つの温度センサー(TS)をさらに備え、
前記暖機モード(WM)が、前記温度データに応答して制御される
ことを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項7】
可動キャリア(2)と、
前記キャリア(2)に対して移動可能に取り付けられている少なくとも1つの掘削ブーム(3)と、
前記少なくとも1つの掘削ブーム(3)に取り付けられており、供給ビーム(5)を含む少なくとも1つの掘削ユニット(4)と、
前記供給ビーム(5)に取り付けられており、衝撃機器(9)を含む削岩機械(6)と、
低温動作条件で前記衝撃機器(9)を加熱するための設備と
を備える、削岩リグ(1)であって、
前記設備が、請求項1から6のいずれか一項に記載の設備である
ことを特徴とする、削岩リグ(1)。
【請求項8】
低温動作条件で岩石処理機械(Rtm)の衝撃機器(9)を加熱する方法であって、
前記岩石処理機械(Rtm)に暖機モード(WM)をもたらし、通常運転モード(NM)を開始する前に前記暖機モード(WM)を実行するために、予熱された油圧流体を前記衝撃機器(9)の油圧回路(18)に選択的に導くことと、
前記予熱された油圧流体を、事前充填圧力(Pcp)が与えられている少なくとも1つの圧力アキュムレーター(Pa)を介して、前記衝撃機器(9)の油圧回路(18)内に導くことと
を含み、
前記暖機モード中に、前記予熱された油圧流体を、少なくとも1つの制御要素(CE)を通して前記衝撃機器(9)の前記油圧回路(18)に導くことと、
前記予熱された油圧流体を下流側で受け取る前記少なくとも1つの圧力アキュムレーターのうちの最初のものである第1の圧力アキュムレーター(Pa1)での圧力を、前記第1の圧力アキュムレーター(Pa1)の第1の事前充填圧力(Pcp1)を下回るように低減するために、前記制御要素(CE)によって、前記予熱された油圧流体の衝撃機器(9)への供給を制限することと
を特徴とする、方法。
【請求項9】
前記暖機モード(WM)中に、前記衝撃機器(9)の衝撃サイクルが低減された動作周波数で動作しているように、前記制御要素(CE)によって、前記導かれている予熱された油圧流体の特性を制限する
ことを特徴とする、請求項8に記載の方法。

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
本発明は、低温動作条件で岩石処理機械の油圧衝撃機器を加熱するための設備に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
本発明はさらに、削岩機械、および岩石処理機械の油圧衝撃機器を加熱する方法に関する。
【0003】
本発明の分野は、独立請求項の前文においてより具体的に定義されている。
【0004】
鉱山および他の作業現場では、岩石表面に掘削穴を掘削するために、削岩機械を備えた異なるタイプの削岩リグが使用される。また、岩石を破砕するために、油圧岩石破砕機を備えた掘削機などの他の作業機械も使用される。削岩機械および岩石破砕機は、通常、基本機械の油圧システムに接続されている油圧衝撃機器を備えている。多くの場合、これらの機械は、少なくとも冬期の間、低温動作条件でも動作可能である必要がある。冷たい温度は、油圧システム内の油圧流体の粘度、ならびにまた圧力アキュムレーター内のシール部および圧力分離要素のようなエラストマー材料に影響を及ぼす。したがって、通常動作を開始する前に、油圧流体およびシステムを予熱するように、異なる種類の設備が設計されている。しかしながら、既知の解決策はいくつかの欠点を示している。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、衝撃機器を加熱するための新規の改良された設備、そのような加熱設備を備えた削岩リグ、および衝撃機器を加熱するための方法を提供することである。
【0006】
本発明による設備は、第1の独立装置請求項の特徴的な特徴によって特徴付けられる。
【0007】
本発明による削岩リグは、第2の独立装置請求項の特徴的な特徴によって特徴付けられる。
【0008】
本発明による方法は、独立方法請求項の特徴的な特徴によって特徴付けられる。
【0009】
開示されている解決策の概念は、岩石処理機械の油圧衝撃機器が、低温動作条件での使用のために、加熱設備で予熱されることである。本設備は、予熱された油圧流体を、少なくとも1つの供給チャネルを通して、衝撃機器の油圧回路に供給するための選択的に実行可能な暖機モードを備えている。油圧回路は、事前充填圧力が与えられている1つまたは複数の圧力アキュムレーターに接続されている。上述の供給チャネルは、暖機モードが選択されたことに応答して、予熱された油圧流体の供給を制限するための少なくとも1つの制御要素を備えている。制御要素は、圧力が、供給されている流れの下流側で最初に位置する第1の圧力アキュムレーターの第1の事前充填圧力を下回るように、供給チャネル内の予熱された油圧流体の供給を制限する。
【0010】
言い換えると、暖機を実行するために、制限された穏やかな油圧動力が衝撃機器に与えられる。この解決策は、暖機中に、事前充填された圧力アキュムレーターのガス空間での圧縮および体積変化を防止することを意図する。ガス空間はガスで満たされており、膜、ピストン、または他の分離要素が、圧力アキュムレーターの流体空間からガス空間を分離する。暖機中に、油圧流体が事前充填圧力よりも低い圧力で供給されているため、分離要素の移動は、回避されることができる。この目標は、暖機中に衝撃機器の油圧回路に供給されている予熱された油圧流体が、ガス空間の内側のガスを圧縮することができない事実に基づいている。
(【0011】以降は省略されています)

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