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公開番号2024124854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032803
出願日2023-03-03
発明の名称車両用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06T 7/70 20170101AFI20240906BHJP(計算;計数)
要約【課題】ARグラスにリグやマーカを取り付けることなくARグラスの位置を特定することを可能とする。
【解決手段】記憶部34は、ARグラス12をカメラ(トラッキングカメラ24またはカメラ38)で撮影して特徴を抽出することで得られたARグラス12の第1の特徴点情報を記憶する。また、特定部42は、車内に持ち込まれたARグラス12をトラッキングカメラ24で撮影して特徴を抽出することで得られた第2の特徴点情報を、記憶部34に記憶された第1の特徴点情報と照合し、照合結果に基づいて車内に持ち込まれたARグラス12の車内における位置を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られたARグラスの第1の特徴情報を記憶する記憶部と、
車内に持ち込まれたARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られた第2の特徴情報を、前記記憶部に記憶された前記第1の特徴情報と照合し、照合結果に基づいて前記車内に持ち込まれたARグラスの前記車内における位置を特定する特定部と、
を含む車両用制御装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1の特徴情報および前記第2の特徴情報は、前記ARグラスのうちレンズとフレームの境界部に位置する特徴点を含む複数の特徴点の情報である請求項1記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記特定部は、SLAM技術における環境地図作成のアルゴリズムにより、前記記憶部に記憶する前記ARグラスの第1の特徴情報または前記ARグラスの第2の特徴情報を生成し、SLAM技術における自己位置推定のアルゴリズムにより、前記第1の特徴情報と前記第2の特徴情報との照合を行う請求項1記載の車両用制御装置。
【請求項4】
前記記憶部は、前記第1の特徴情報を複数種のARグラスについて各々記憶し、
前記特定部は、前記車内に持ち込まれたARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られた第2の特徴情報を、前記記憶部に記憶された前記複数種のARグラスの第1の特徴情報と各々照合することで、前記車内に持ち込まれたARグラスの種類を特定する請求項1記載の車両用制御装置。
【請求項5】
前記特定部によって特定された、前記車内に持ち込まれたARグラスの前記車内における位置に基づいて、前記ARグラスを介して視認される車外の景色に対してコンテンツが所定の位置に重畳されるように、前記ARグラスに設けられた表示部のうち前記所定の位置に対応する位置にコンテンツを表示させる表示制御部をさらに含む請求項1記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乗員の頭部に装着されると共に、装着状態で乗員の目の前に配置される表示部を備えたウェアラブル端末(AR(Augmented Reality:拡張現実)グラス)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-125188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザがARグラスを介して視認する車外の景色に対し、矢印などのコンテンツが任意の位置に重畳されるようにARグラスの表示部にコンテンツを表示させるためには、車両とARグラスとの相対位置(車両の車内におけるARグラスの位置)を特定する必要がある。車両とARグラスとの相対位置の特定は、ARグラスにトラッキング用のリグやマーカを取り付け、取り付けたリグやマーカを赤外線センサなどで検出することで行うことが一般的である。しかし、ARグラスにリグやマーカを取り付けた場合、ARグラスの重量が増加したり重量バランスが崩れることで、ARグラスの装着感が損なわれるという問題がある。
【0005】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、ARグラスにリグやマーカを取り付けることなくARグラスの位置を特定可能な車両用制御装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両用制御装置は、ARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られたARグラスの第1の特徴情報を記憶する記憶部と、車内に持ち込まれたARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られた第2の特徴情報を、前記記憶部に記憶された前記第1の特徴情報と照合し、照合結果に基づいて前記車内に持ち込まれたARグラスの前記車内における位置を特定する特定部と、を含んでいる。
【0007】
第1の態様では、ARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られた第1の特徴情報を記憶しておき、この第1の特徴情報を、車内に持ち込まれたARグラスをセンサで検出して特徴を抽出することで得られた第2の特徴情報と照合するので、第2の特徴情報を用いたARグラスの位置の特定におけるARグラスの認識率を向上させることができる。これにより、ARグラスにリグやマーカを取り付けることなくARグラスの位置を特定することが可能となる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記第1の特徴情報および前記第2の特徴情報は、前記ARグラスのうちレンズとフレームの境界部に位置する特徴点を含む複数の特徴点の情報である。
【0009】
例えば、センサがARグラスを画像として検出するカメラであるなどの態様において、ARグラスのうちレンズとフレームの境界部は、センサによるARグラスの検出結果上で所定の特徴量(例えば画像では明度や色相など)が大きく相違するエッジになる。第2の態様では、これを利用し、第1の特徴情報および第2の特徴情報が、ARグラスのうちレンズとフレームの境界部に位置する特徴点の情報を含んでいるので、ARグラスにリグやマーカを取り付けることなくARグラスの位置を特定することができる。
【0010】
第3の態様は、第1の態様において、前記特定部は、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術における環境地図作成(Mapping)のアルゴリズムにより、前記記憶部に記憶する前記ARグラスの第1の特徴情報または前記ARグラスの第2の特徴情報を生成し、SLAM技術における自己位置推定(Localization)のアルゴリズムにより、前記第1の特徴情報と前記第2の特徴情報との照合を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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