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公開番号
2024123925
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031749
出願日
2023-03-02
発明の名称
漏れ原因判別システム及び漏れ原因判別方法
出願人
カヤバ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
F15B
20/00 20060101AFI20240905BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】漏れの原因を判別する。
【解決手段】漏れ原因判別システム100は、油圧シリンダ1のピストンロッド3と、ピストンロッド3が挿通するシリンダヘッド5との間の環状隙間8を通じた作動油の油漏れの原因を判別する。漏れ原因判別システム100は、油圧シリンダ1に設けられ環状隙間8を通じて漏れる作動油の圧力を測定する測定ユニット10と、測定ユニット10の測定結果を取得するコントローラ60とを備える。コントローラ60は作動油の圧力データの変化に基づくことで、測定ユニット10により測定された作動油の圧力の変化に基づき、油漏れの原因を判別する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
流体圧シリンダのピストンロッドと前記ピストンロッドが挿通するシリンダヘッドとの間の隙間を通じた作動流体の漏れの原因を判別する漏れ原因判別システムであって、
前記流体圧シリンダに設けられ前記隙間を通じて漏れる作動流体の状態量について測定する測定ユニットと、
前記測定ユニットの測定結果を取得するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記測定ユニットにより測定された作動流体の状態量の変化に基づき、前記漏れの原因を判別する、
漏れ原因判別システム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の漏れ原因判別システムであって、
前記コントローラは、前記測定ユニットにより測定された作動流体の状態量の変化であって前記漏れの発生時を基準とした作動流体の状態量の変化に基づき、前記漏れの原因を判別する、
漏れ原因判別システム。
【請求項3】
請求項2に記載の漏れ原因判別システムであって、
前記コントローラは、前記漏れの発生時を基準とした経過時間と作動流体の状態量とに応じた複数の判定領域であって前記漏れの原因別の複数の判定領域に基づき、前記漏れの原因を判別する、
漏れ原因判別システム。
【請求項4】
請求項3に記載の漏れ原因判別システムであって、
前記コントローラは、前記複数の判定領域のうち前記漏れの発生時以降に前記測定ユニットの測定に基づき得られた測定点を最も多く含む判定領域を特定することにより、前記漏れの原因を特定する、
漏れ原因判別システム。
【請求項5】
請求項3に記載の漏れ原因判別システムであって、
前記コントローラは、前記複数の判定領域のうち前記漏れの発生時以降に前記測定ユニットの測定に基づき得られた測定データの値が最初に閾値に達した状況を含む判定領域を特定することにより、前記漏れの原因を特定する、
漏れ原因判別システム。
【請求項6】
流体圧シリンダのピストンロッドと前記ピストンロッドが挿通するシリンダヘッドとの間の隙間を通じた作動流体の漏れの原因を判別する漏れ原因判別方法であって、
前記流体圧シリンダに設けられ前記隙間を通じて漏れる作動流体の状態量について測定し、
測定された作動流体の状態量の変化に基づき、前記漏れの原因を判別する、
漏れ原因判別方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は漏れ原因判別システム及び漏れ原因判別方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には油圧シリンダの伸縮による累積移動量が閾値以上であると判定された場合に、シール部品が交換時期であることを報知する建設機械が開示されている。特許文献2には液圧センサから得られる信号に基づいて、正常稼働、メンテナンス、および、使用停止のいずれの状態であるかを判断する液圧機器監視システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-55708号公報
特開2021-173358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
流体圧シリンダではピストンロッドとシリンダヘッドとの間の隙間を通じた作動流体の漏れが発生し得る。このような作動流体の漏れは、シールが通常寿命を迎えた場合のほか、様々な原因で発生し得る。しかしながら、シールの交換時期の判定や作動流体の漏れが発生したか否かといった判定では、漏れの原因まで判別することができない結果、修理や対策、液体圧シリンダを有する建設機械等の機体の管理に十分に寄与することができない虞がある。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、漏れの原因を判別することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は流体圧シリンダのピストンロッドとピストンロッドが挿通するシリンダヘッドの間の隙間を通じた作動流体の漏れの原因を判別する漏れ原因判別システムであって、流体圧シリンダに設けられ隙間を通じて漏れる作動流体の状態量について測定する測定ユニットと、測定ユニットの測定結果を取得するコントローラと、を備え、コントローラは測定ユニットにより測定された作動流体の状態量の変化に基づき、漏れの原因を判別する。
【0007】
ここで、隙間を通じて漏れる作動流体の状態量(例えば圧力)は、例えば通常寿命の場合とそれ以外の原因の場合とで変化の仕方が異なってくる。この発明によれば、作動流体の状態量の変化に基づき漏れの原因を判別するので、漏れの原因を判別できる。
【0008】
また本発明は、コントローラは測定ユニットにより測定された作動流体の状態量の変化であって漏れの発生時を基準とした作動流体の状態量の変化に基づき、漏れの原因を判別することを特徴とする。
【0009】
上述したような状態量の変化の仕方は、漏れの発生時を基準として見た場合に、漏れの原因に応じて互いに異なってくる。この発明によれば、かかる点に着目して互いに比較可能な変化に基づき漏れの原因を判別するので、漏れの原因を適切に判別できる。
【0010】
また本発明は、コントローラは漏れの発生時を基準とした経過時間と作動流体の状態量とに応じた複数の判定領域であって漏れの原因別の複数の判定領域に基づき、漏れの原因を判別することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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