TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024122824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023090368
出願日
2023-05-31
発明の名称
繰出し容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
40/02 20060101AFI20240902BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】片手操作が可能であり、かつ、構成部品の抑制に伴うコストメリットが得られる、繰出し容器を提供する。
【解決手段】繰出し容器1は、受皿部材2と、中間筒3と、外筒4と、受皿部材2から突出するシャフト5と、ボタン6とを備える。中間筒3は、シャフトガイド長孔11と突起7とを備える。外筒4は、シャフトガイド長孔12と突起ガイド部13とを備える。中間筒3は、シャフト5をガイド長孔12に沿って上側にスライドさせたときに、突起7が突起ガイド部13に沿ってスライドすることによって、外筒4に対して上側に繰り出されるとともに当該外筒4に対して周方向に回転する。受皿部材2は、中間筒3が外筒4に対して周方向に回転することによって、ガイド長孔(11,12)が整列したとき、シャフト7をガイド長孔12に沿ってさらに上側にスライドさせることによって、中間筒3に対して上側に繰り出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
受皿を上部に備えた受皿部材と、前記受皿部材が収容された中間筒と、前記中間筒が収容された外筒と、前記受皿部材の下部から径方向外側に突出するシャフトと、前記シャフトを操作可能なボタンとを備え、
前記中間筒は、前記シャフトをスライド可能にガイドするシャフトガイド長孔と、当該中間筒から径方向外側に突出する突起と、を備えており、
前記外筒は、前記シャフトをスライド可能にガイドするシャフトガイド長孔と、前記中間筒の前記突起をスライド可能にガイドする突起ガイド部と、を備えており、
前記中間筒は、前記シャフトを前記外筒の前記シャフトガイド長孔に沿って上側にスライドさせたときに、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部に沿ってスライドすることによって、前記外筒に対して上側に繰り出されるとともに当該外筒に対して周方向に回転するものであり、
前記受皿部材は、前記中間筒が前記外筒に対して周方向に回転することによって、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔と前記外筒の前記シャフトガイド長孔とが整列したとき、前記シャフトを前記外筒の前記シャフトガイド長孔に沿ってさらに上側にスライドさせることによって、前記中間筒に対して上側に繰り出されるものである、繰出し容器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記中間筒の前記シャフトガイド長孔は、周方向に延在する周方向延在部と、上下方向に延在する上下方向延在部と、を備えており、前記上下方向延在部は、前記周方向延在部の周方向一方側端から上側に延在しており、
前記外筒の前記シャフトガイド長孔は、上下方向に延在しており、かつ、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔における前記上下方向延在部よりも上側に向かって延在しており、
前記外筒の前記突起ガイド部は、上下方向に延在する上下方向延在部と、前記上下方向延在部の上端から上側に向かうにしたがって周方向側他方側に延在する周方向上向き延在部と、を備えており、
前記中間筒の前記突起は、前記シャフトが前記外筒の前記シャフトガイド長孔の下端に位置するときに、前記外筒の前記突起ガイド部における前記上下方向延在部の下端に位置しており、
前記中間筒の前記シャフトガイド長孔における前記上下方向延在部は、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部における前記上下方向延在部に位置するときに、前記外筒の前記シャフトガイド長孔よりも周方向一方側に位置しており、かつ、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部における前記周方向上向き延在部の上端に位置するときに、前記外筒の前記シャフトガイド長孔と整列する位置に位置している、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項3】
前記外筒の上端部に装着される、開口部を有する本体と、前記本体にヒンジによって取り付けられた蓋体とを備える、キャップをさらに備えており、前記蓋体は、前記中間筒が前記外筒から上側に繰り出されたときに前記中間筒によって上側に押し開かれるものである、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項4】
前記シャフトガイド長孔を形成する前記外筒の輪郭部分のうちの、前記受皿部材の繰出し領域に、前記シャフトを位置決めするための位置決め凹部が形成されている、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項5】
前記突起は、弾性変形可能な基部に設けられている、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項6】
前記受皿部材は、前記受皿部材に対して押出し可能な受皿本体部材を備えており、
前記シャフトは、前記ボタンの回転に同期して前記シャフトの軸線の周りで周方向に回転可能であるとともに、当該シャフトの回転に同期して回転可能な回転カムを備えており、
前記受皿本体部材は、前記回転カムに接触可能なカムフォロアを備えており、
前記受皿本体部材は、前記回転カムと前記カムフォロアとの接触によって前記受皿部材に対して押し出される、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項7】
前記ボタンは、前記外筒の前記シャフトガイド長孔にスライド可能に配置されるリブを備えており、
前記外筒は、当該外筒の前記シャフトガイド長孔を形成する上下方向輪郭部分に、前記ボタンを前記シャフトの軸線の周りで周方向に回転させたとき、前記ボタンの前記リブを前記外筒の前記シャフトガイド長孔から離脱させるように案内する、傾斜面を備えている、請求項6に記載された繰出し容器。
【請求項8】
前記受皿部材は、前記受皿本体部材をスライド可能に保持する保持部を備えている、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項9】
前記ボタンは、当該ボタンの外縁に凸部を備えている、請求項1に記載された繰出し容器。
【請求項10】
前記受皿本体部材は、受皿本体と、前記カムフォロアと、前記受皿本体と前記カムフォロアとを連結する連結軸と、前記受皿本体と前記カムフォロアとを連結するとともに、前記連結軸の周りで周方向に間隔を置いて配置された複数の板部と、を備えている、請求項1に記載された繰出し容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出し容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の繰出し容器としては、未使用時の全長を小さく抑えながら、受皿部材のストローク量を大きく確保するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-54486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の繰出し容器は、片手操作が困難なため、使い勝手の良さという点において改善の余地がある。また、構成部品の点からコストの抑制という点において改善の余地がある。
【0005】
本発明の目的は、片手操作が可能であり、かつ、構成部品の抑制に伴うコストメリットが得られる、繰出し容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る、繰出し容器は、受皿を上部に備えた受皿部材と、前記受皿部材が収容された中間筒と、前記中間筒が収容された外筒と、前記受皿部材の下部から径方向外側に突出するシャフトと、前記シャフトを操作可能なボタンとを備え、前記中間筒は、前記シャフトをスライド可能にガイドするシャフトガイド長孔と、当該中間筒から径方向外側に突出する突起と、を備えており、前記外筒は、前記シャフトをスライド可能にガイドするシャフトガイド長孔と、前記中間筒の前記突起をスライド可能にガイドする突起ガイド部と、を備えており、前記中間筒は、前記シャフトを前記外筒の前記シャフトガイド長孔に沿って上側にスライドさせたときに、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部に沿ってスライドすることによって、前記外筒に対して上側に繰り出されるとともに当該外筒に対して周方向に回転するものであり、前記受皿部材は、前記中間筒が前記外筒に対して周方向に回転することによって、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔と前記外筒の前記シャフトガイド長孔とが整列したとき、前記シャフトを前記外筒の前記シャフトガイド長孔に沿ってさらに上側にスライドさせることによって、前記中間筒に対して上側に繰り出されるものである。
【0007】
(2)上記(1)の繰出し容器において、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔は、周方向に延在する周方向延在部と、上下方向に延在する上下方向延在部と、を備えており、前記上下方向延在部は、前記周方向延在部の周方向一方側端から上側に延在しており、前記外筒の前記シャフトガイド長孔は、上下方向に延在しており、かつ、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔における前記上下方向延在部よりも上側に向かって延在しており、前記外筒の前記突起ガイド部は、上下方向に延在する上下方向延在部と、前記上下方向延在部の上端から上側に向かうにしたがって周方向側他方側に延在する周方向上向き延在部と、を備えており、前記中間筒の前記突起は、前記シャフトが前記外筒の前記シャフトガイド長孔の下端に位置するときに、前記外筒の前記突起ガイド部における前記上下方向延在部の下端に位置しており、前記中間筒の前記シャフトガイド長孔における前記上下方向延在部は、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部における前記上下方向延在部に位置するときに、前記外筒の前記シャフトガイド長孔よりも周方向一方側に位置しており、かつ、前記中間筒の前記突起が前記外筒の前記突起ガイド部における前記周方向上向き延在部の上端に位置するときに、前記外筒の前記シャフトガイド長孔と整列する位置に位置していることが好ましい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)の繰出し容器において、前記外筒の上端部に装着される開口部を有する本体と、前記本体にヒンジによって取り付けられた蓋体とを備える、キャップをさらに備えており、前記蓋体は、前記中間筒が前記外筒から上側に繰り出されたときに前記中間筒によって上側に押し開かれるものとすることができる。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれかの繰出し容器は、前記シャフトガイド長孔を形成する前記外筒の輪郭部分のうちの、前記受皿部材の繰出し領域に、前記シャフトを位置決めするための位置決め凹部が形成されているものとすることができる。
【0010】
(5)上記(1)~(4)のいずれかの繰出し容器において、前記突起は、弾性変形可能な基部に設けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社吉野工業所
積層剥離容器
20日前
個人
鞄
10か月前
個人
傘袋
8か月前
個人
つけ爪
9か月前
個人
バッグ
2か月前
個人
杖の把手
11か月前
個人
令和花傘
6か月前
個人
仕切り具
9か月前
個人
杖自立具
4か月前
個人
水筒
3か月前
個人
カサ
7か月前
個人
巾着バッグ
9か月前
個人
カバン
11か月前
個人
毛髪乾燥装置
8か月前
個人
爪切り具
4か月前
個人
頭髪乾燥補助具
10か月前
個人
カードファイル
5か月前
個人
耳カバー
1か月前
個人
コインホルダー
8か月前
個人
傘収納具
10か月前
個人
ボックスホルダー
4か月前
個人
後方確認鏡装着具
11か月前
個人
物品取付具
6か月前
イズミ工業株式会社
杖
6か月前
イズミ工業株式会社
杖
6か月前
個人
毛髪カット補助具
2か月前
個人
ヘアードライヤー
2か月前
株式会社コーワ
清掃櫛
7か月前
個人
傘カバー収納装置
8か月前
個人
ヘアバンド
12か月前
個人
車内雨傘収納保管具
4か月前
ぺんてる株式会社
塗布具
6か月前
個人
折り畳み収納買物袋
6か月前
個人
自動でたためる傘袋
3か月前
個人
毛髪カット用補助具
10か月前
個人
折り畳みビニール傘
10か月前
続きを見る
他の特許を見る