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公開番号2024122420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029947
出願日2023-02-28
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 11/02 20060101AFI20240902BHJP(上水;下水)
要約【課題】ボウル部の意匠性と排水性能の向上を両立させることができる水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明の水洗大便器1は、汚物を受ける汚物受け面18と、この汚物受け面の上方に形成され内周面20aを持つリム部20と、汚物受け面の下方に形成されその内部に溜水面24が形成される凹部26と、を備えたボウル部10と、リム部に設けられ、リム部の内周面に沿って洗浄水を吐水して旋回流を形成する第1リム吐水口28及び第2リム吐水口30と、ボウル部の底部に接続され汚物を排出する排水管路12と、を有し、ボウル部の汚物受け面の前方領域18aは凹形状で形成され、この前方領域の上側は第1曲率半径R1で形成され、下側は第2曲率半径R2で形成され、第1曲率半径は第2曲率半径より小さいことを特徴としている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、
汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成され内周面を持つリム部と、上記汚物受け面の下方に形成されその内部に溜水面が形成される凹部と、を備えたボウル部と、
上記リム部に設けられ、上記リム部の内周面に沿って洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、
上記ボウル部の底部に接続され汚物を排出する排水管路と、を有し、
上記ボウル部の汚物受け面の前方領域は凹形状で形成され、この前方領域の上側は第1曲率半径で形成され、下側は第2曲率半径で形成され、第1曲率半径は第2曲率半径より小さいことを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
上記汚物受け面の前方領域に接する上記リム部の内周面は、その上部が上記ボウル部の内側に向かって張り出している、請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
上記汚物受け面の前方領域と上記リム部との間に棚部が形成されている、請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項4】
平面視で、上記汚物受け面の前方領域に接する上記リム部の内周面の曲率半径が最小で形成されている位置において、上記棚部の幅が最大で形成されている、請求項3に記載の水洗大便器。
【請求項5】
上記汚物受け面の後方領域は凸形状で形成されている、請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項6】
上記吐水部は、前方に向かった洗浄水を吐水する第1吐水部と、後方に向かって洗浄水を吐水する第2吐水部とを備え、
上記第1吐水部の下流側には凹形状の上記汚物受け面が配置され、上記第2吐水部の下流側には凸形状の上記汚物受け面が配置されている、請求項5に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器に係わり、特に、洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、汚物受け面、汚物受け面の上部に形成されたリム部、及び、汚物受け面の下部に形成されその内部に溜水面が形成される凹部を備えるボウル部と、リム部に形成され、洗浄水を吐水する第1リム吐水口及び第2リム吐水口と、ボウル部の底部に接続された排水管路と、を有する水洗段便器が、知られている。
【0003】
このような水洗大便器が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1には、リム部の一方の側に設けれられた第1吐水口と、この第1吐水口よりも後方の他方の側に設けられた第2吐水口とを有し、さらに、ボウル部の汚物受け面には、第1ガイド部(ガイド部)と第2ガイド部(旋回部)が稜線部を境目として設けられ、この第1ガイド部により、他方の側を旋回した洗浄水を溜水部の後方側に流入させるようにした、水洗大便器が記載されている。
【0004】
さらに、この特許文献1の水洗大便器は、特許文献1の図面から明らかなように、ボウル部の汚物受け面における凹凸を減らし、それにより、ボウル部の意匠性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-48336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、水洗大便器においては、洗浄水の主流を溜水面の前側から流入させることにより、排水性能を向上させることができる。
しかしながら、上述した特許文献1の水洗大便器においては、ボウル部の汚物受け面の第1ガイド部及び第2ガイド部における凹凸が減らされているので、洗浄水の主流を溜水面の前側から流入させることが難しい構造となっている。
【0007】
本発明者らは、鋭意研究した結果、洗浄水の主流を溜水面の前側から流入させるために、ボウル面の汚物受け面の凹凸形状が重要であることを見出した。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ボウル部の意匠性と排水性能の向上を両立させることができる水洗大便器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成され内周面を持つリム部と、汚物受け面の下方に形成されその内部に溜水面が形成される凹部と、を備えたボウル部と、リム部に設けられ、リム部の内周面に沿って洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、ボウル部の底部に接続され汚物を排出する排水管路と、を有し、ボウル部の汚物受け面の前方領域は凹形状で形成され、この前方領域の上側は第1曲率半径で形成され、下側は第2曲率半径で形成され、第1曲率半径は第2曲率半径より小さいことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、ボウル部の汚物受け面の前方領域が凹形状で形成されているので、ボウル部の意匠性を向上させることができ、さらに、この前方領域の上側は第1曲率半径で形成され、下側は第2曲率半径で形成され、第1曲率半径は第2曲率半径より小さいので、汚物受け面の前方領域において、排水管路の入口に向かう主流を形成して排水性能を向上させることができる。これにより、本発明によれば、ボウル部の意匠性と排水性能の向上を両立させることができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、汚物受け面の前方領域に接するリム部の内周面は、その上部がボウル部の内側に向かって張り出している。
このように構成された本発明において、汚物受け面の前方領域に接するリム部の内周面は、その上部がボウル部の内側に向かって張り出しているので、汚物受け面の前方領域に接するリム部の内周面に沿って旋回する洗浄水の一部を排水管路の入口に向かう主流へ変換することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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