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公開番号
2024156945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2024131814,2022189265
出願日
2024-08-08,2018-02-13
発明の名称
洗面鏡の取付構造
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
主分類
A47K
1/02 20060101AFI20241029BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】洗面鏡を適切に固定可能としつつ、高い意匠性と施工性とを得ることができる洗面鏡の取付構造を提供する。
【解決手段】一対の側板を有する枠体と、枠体の前方に設けられた洗面鏡と、を有し、洗面鏡と取付面との間に生じる空間の側方を一対の側板で覆う鏡本体と、取付面に取り付けられる第1受け具と、第1受け具よりも下方に位置するように取付面に取り付けられる第2受け具と、鏡本体の背面に設けられ、上下方向において第1受け具と係合する第1取付具と、鏡本体の背面に第1取付具よりも下方に設けられ、第1受け具と第1取付具とが係合した状態で、第2受け具の上に載置される第2取付具と、第2取付具を第2受け具に固定する固定部材と、を備え、第2取付具が第2受け具の上に載置された状態において、第2受け具の前端は、洗面鏡よりも後方に位置することを特徴とする洗面鏡の取付構造である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
洗面鏡を取付面に取り付けるための洗面鏡の取付構造であって、
鏡本体と、
前記取付面に取り付けられる第1受け具と、
前記第1受け具よりも下方に位置するように前記取付面に取り付けられる第2受け具と、
前記鏡本体の背面に設けられ、上下方向において前記第1受け具と係合する第1取付具と、
前記鏡本体の背面に前記第1取付具よりも下方に設けられ、前記第1受け具と前記第1取付具との係合によって前記鏡本体の前倒れを規制した状態で、前記第2受け具と当接する第2取付具と、
前記第2取付具と、前記第2受け具とが離間しないように固定する固定部材と、
を備え、
前記第2取付具が前記第2受け具と当接する状態において、前記第2受け具の前端は、前記洗面鏡よりも後方に位置し、
前記第1受け具及び前記第1取付具の、一方は、左右方向において夫々離れた位置に設けられた複数の部材で構成されており、他方は、前記複数の部材と係合するように設けられた所定の幅を有する単数の部材であり、
前記第1受け具と前記第1取付具との係合によって前記鏡本体の前倒れを規制した状態で、前記鏡本体を左右方向に位置調整可能に構成されている、
ことを特徴とする洗面鏡の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、洗面鏡の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
固定具などを使用者から視認できないように隠蔽することにより、意匠性の向上を図る鏡の取付構造が知られている。例えば、特許文献1では、取付面にフックを設けるとともに、鏡の裏面にフック受けを設け、フックとフック受けとの係止によって鏡を取付面に取り付けている。これにより、鏡を取り付けた状態では、フックやフック受けを鏡によって隠蔽することができる。
【0003】
しかしながら、上記のように係止させるだけの取付構造を洗面空間に設置される洗面鏡に用いてしまうと、洗面鏡の清掃の際に、取付面に対して洗面鏡が動いてしまい、清掃性の低下を招いてしまう虞がある。洗面鏡では、洗面行為に起因する水はねなどにより、洗面鏡の表面が汚れてしまうことがあり、表面の清掃の頻度も比較的高い。このため、洗面鏡では、清掃時の洗面鏡の動きを抑制できるように適切に洗面鏡を固定し、高い清掃性を得られるようにすることが求められている。
【0004】
一方で、意匠性の低下を抑制しつつ、洗面鏡を適切に固定できるようにするために、単純に固定具などを視認し難い位置に配置してしまうと、固定具に対する手指や工具などの作業空間が確保し難くなってしまい、施工性の低下を招いてしまう可能性がある。
【0005】
このため、洗面鏡の取付構造では、洗面鏡を適切に固定可能としつつ、高い意匠性と施工性とを得られるようにすることが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-209386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、洗面鏡を適切に固定可能としつつ、高い意匠性と施工性とを得ることができる洗面鏡の取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、洗面鏡を取付面に取り付けるための洗面鏡の取付構造であって、一対の側板を有する枠体と、前記枠体の前方に設けられた洗面鏡と、を有し、前記洗面鏡と前記取付面との間に生じる空間の側方を前記一対の側板で覆う鏡本体と、前記取付面に取り付けられる第1受け具と、前記第1受け具よりも下方に位置するように前記取付面に取り付けられる第2受け具と、前記鏡本体の背面に設けられ、上下方向において前記第1受け具と係合する第1取付具と、前記鏡本体の背面に前記第1取付具よりも下方に設けられ、前記第1受け具と前記第1取付具との係合によって前記鏡本体の前倒れを規制した状態で、前記第2受け具の上に載置される第2取付具と、前記第2受け具及び前記第2受け具の上に載置された前記第2取付具に対して下方から取り付けられ、前記第2取付具を前記第2受け具に固定する固定部材と、を備え、前記第2取付具が前記第2受け具の上に載置された状態において、前記第2受け具の前端は、前記洗面鏡よりも後方に位置することを特徴とする洗面鏡の取付構造である。
【0009】
この洗面鏡の取付構造によれば、取付面に対して上下方向に鏡本体を移動させながら第1受け具と第1取付具とを係合させ、鏡本体の前倒れを規制した状態で、第2受け具の上に第2取付具を載置することにより、鏡本体を仮固定することができる。この際、鏡本体の移動の方向を上下方向とすることにより、左右方向の幅の狭い洗面所などにおいても、鏡本体の取り付けを適切に行うことができる。また、第2受け具及び第2取付具に対して下方から固定部材を取り付けることにより、手指や工具などの作業空間を鏡本体の下方に適切に確保しつつ、固定部材の取り付けを行うことができる。そして、第2取付具が第2受け具の上に載置された状態において、第2受け具の前端が、洗面鏡よりも後方に位置することにより、第2受け具を使用者などに視認し難くすることができ、高い意匠性を得ることができる。従って、洗面鏡を適切に固定可能としつつ、高い意匠性と施工性とを得ることができる洗面鏡の取付構造を提供することができる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記第2取付具は、前記洗面鏡の下端よりも上方に設けられ、前記第2取付具が前記第2受け具の上に載置された状態において、前記第2受け具の下端は、前記洗面鏡の下端よりも上方に位置することを特徴とする洗面鏡の取付構造である。
(【0011】以降は省略されています)
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