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公開番号
2024121898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029124
出願日
2023-02-28
発明の名称
オーバーヘッドドアの断熱構造
出願人
三和シヤッター工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
9/06 20060101AFI20240902BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】
オーバーヘッドドアの側方の断熱性能を向上させる。
【解決手段】
開口部全閉時において、各パネル1の室外側面部10の幅方向両端部位が躯体20の見付面200に対向すると共に、見付面200に設けた第1シール材7に接触しており、上下に隣接するパネル1の間には、下側パネル1の第1見付面の上端に位置して、パネル全幅に延びる横長空間Sが形成されており、横長空間Sの幅方向両端部には端部塞ぎ材9が設けてあり、端部塞ぎ材9は、躯体20の見込面201を越えて開口部側に延びており、躯体20には、第1シール材7よりも開口部側に位置して第2シール材8が設けてあり、第2シール材8が各パネル1の室外側面部10及び端部塞ぎ材9に接触する。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚のパネルを高さ方向に連結してなるシャッターカーテンが、開口部幅方向両端から天井に沿って延びるガイドレールに案内されることで、開口部を開閉するオーバーヘッドドアにおいて、
開口部全閉時において、各パネルの第1見付面の幅方向両端部位が、開口部幅方向両端の躯体の見付面に対向すると共に、前記躯体の前記見付面に高さ方向に亘って設けた第1シール材に接触しており、
開口部全閉時に上下に隣接するパネルの間には、下側パネルの第1見付面の上端に位置して、パネル全幅に延びる横長空間が形成されており、
前記横長空間の幅方向両端部には、パネルの第1見付面と略面一となるように端部塞ぎ材が設けてあり、前記端部塞ぎ材は、前記躯体の見込面を越えて開口部側に延びており、
前記躯体には、前記第1シール材よりも開口部側に位置して第2シール材が高さ方向に亘って設けてあり、
開口部全閉時には、前記第2シール材が各パネルの第1見付面及び前記端部塞ぎ材に接触することで、前記横長空間を通って外気が前記第1シール材と前記第2シール材の間の空間に入り込むことを規制し、前記第1シール材と前記第2シール材の間に空気層が形成される、
オーバーヘッドドアの断熱構造。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
各パネルの幅方向両端部位には縦框が設けてあり、開口部全閉時において、各パネルの縦框の第1見付辺が、開口部幅方向両端の躯体の見付面に対向すると共に、前記躯体の前記見付面に高さ方向に亘って設けた第1シール材に接触しており、
前記端部塞ぎ材は、前記縦框の第1見付面及び前記躯体の見込面を越えて開口部側に延びている、
請求項1に記載のオーバーヘッドドアの断熱構造。
【請求項3】
前記端部塞ぎ材は、下側の第1弾性部材と、上側の第2弾性部材と、からなり、前記第2弾性部材は前記第1弾性部材よりも軟質であり、
開口部全閉時には、下側パネルの前記端部塞ぎ材の前記第2弾性部材が、上側パネルの下端に密着する、
請求項1に記載のオーバーヘッドドアの断熱構造。
【請求項4】
パネルの下端には段差が形成されており、前記端部塞ぎ材の前記第2弾性部材は段差部を形成している、
請求項3に記載のオーバーヘッドドアの断熱構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーバーヘッドドアの断熱構造に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
オーバーヘッドドアは、倉庫やガレージ等の建物の屋外と屋内とを連通する開口部に設置する建具として知られている。オーバーヘッドドアの扉体は、横長方形状の複数枚のセクションすなわちパネルを、ヒンジを介して上下方向に互いに回動可能に連結することで構成されており、各パネルの幅方向左右両端のガイドローラが開口部の幅方向左右に設けたガイドレールに案内されながら上昇、下降することで開口部を開閉する。
【0003】
断熱仕様のオーバーヘッドドアでは、全閉姿勢にある扉体と開口部との隙間に気密構造を備えることで、開口部全閉時における断熱性能を確保するようにしている。図23に示すように、オーバーヘッドドアの扉体の側方の気密構造は、第1シール材7´、第2シール材8´を備えており、躯体の見付面に設けた第1シール材7´、第2シール材8´が、パネルの室外側面部の幅方向両端部位(端部プレート123´)に接触することで、扉体の側方の隙間を塞ぐようになっている。開口部全閉時に上下に隣接するパネルの間には、下側パネルの室外側面部の上端に位置して、パネル全幅に延びる側面視略三角形状の横長空間S´が形成され、パネルの室外側面部の幅方向両端部位には、高さ方向に亘って、端部プレート123´が設けてあり、横長空間S´の幅方向両端部位は、傾斜面の幅方向両端部位と端部プレート123´との間に形成されている。横長空間S´の幅方向両端部位には、パネルの室外側面部と略面一となるように端部塞ぎ材9´が設けられる。
【0004】
図23は、従来の端部塞ぎ材9´の納まりを示しており、端部塞ぎ材9´の端縁は、端部プレート123´の端縁と略一致しており、第2シール材8´よりも外側(パネル幅方向端面側)に位置している。端部塞ぎ材9´は発泡スチロールから形成されており、対候性が低いため、端部塞ぎ材9´の見付面は端部プレート123´に当接しており、外部に露出しないようになっている。第2シール材8´は端部塞ぎ材9´に接触しておらず、横長空間S´を通って外気が第2シール材8´と第1シール材7´の間の空間に入り込むおそれがあり、開口部全閉時の断熱性能を低減されるおそれがある。図23と類似の構成が、特許文献1(図6)に開示されている。
特開2009-1978
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、オーバーヘッドドアの側方の断熱性能を向上させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が採用した技術手段は、
複数枚のパネルを高さ方向に連結してなるシャッターカーテンが、開口部幅方向両端から天井に沿って延びるガイドレールに案内されることで、開口部を開閉するオーバーヘッドドアにおいて、
開口部全閉時において、各パネルの第1見付面の幅方向両端部位が、開口部幅方向両端の躯体の見付面に対向すると共に、前記躯体の前記見付面に高さ方向に亘って設けた第1シール材に接触しており、
開口部全閉時に上下に隣接するパネルの間には、下側パネルの第1見付面の上端に位置して、パネル全幅に延びる横長空間が形成されており、
前記横長空間の幅方向両端部には、パネルの第1見付面と略面一となるように端部塞ぎ材が設けてあり、前記端部塞ぎ材は、前記躯体の見込面を越えて開口部側に延びており、
前記躯体には、前記第1シール材よりも開口部側に位置して第2シール材が高さ方向に亘って設けてあり、
開口部全閉時には、前記第2シール材が各パネルの第1見付面及び前記端部塞ぎ材に接触することで、前記横長空間を通って外気が前記第1シール材と前記第2シール材の間の空間に入り込むことを規制し、前記第1シール材と前記第2シール材の間に空気層が形成される、
オーバーヘッドドアの断熱構造、である。
【0007】
1つの態様では、各パネルの幅方向両端部位には縦框が設けてあり、開口部全閉時において、各パネルの縦框の第1見付辺が、開口部幅方向両端の躯体の見付面に対向すると共に、前記躯体の前記見付面に高さ方向に亘って設けた第1シール材に接触しており、
前記端部塞ぎ材は、前記縦框の第1見付面及び前記躯体の見込面を越えて開口部側に延びている。
1つの態様では、縦框は、樹脂製の第1部材と、金属製の第2部材と、からなり、縦框の第1見付面は、第1部材からなる。
【0008】
1つの態様では、各パネルの第1見付面の幅方向両端部位に設けた端部プレートが開口部幅方向両端の躯体の見付面に対向すると共に、前記躯体の前記見付面に高さ方向に亘って設けた第1シール材に接触しており、
前記端部塞ぎ材は、前記端部プレート及び前記躯体の見込面を越えて開口部側に延びている。
【0009】
1つの態様では、前記横長空間は側面視略三角形状である。
1つの態様では、パネルの第1見付面は、垂直面と、前記垂直面の上端の傾斜面と、からなり、前記横長空間は、前記傾斜面の外側に形成されている。
1つの態様では、パネルの幅方向両端部位において、縦框の第1見付辺の上端部位と前記傾斜面が離間対向している。
1つの態様では、パネルの幅方向両端部位において、端部プレートの上端部位と前記傾斜面が離間対向している。
【0010】
1つの態様では、前記端部塞ぎ材は、下側の第1弾性部材と、上側の第2弾性部材と、からなり、前記第2弾性部材は前記第1弾性部材よりも軟質であり、
開口部全閉時には、下側パネルの前記端部塞ぎ材の前記第2弾性部材が、上側パネルの下端に密着する。
端部塞ぎ材を、下側の第1弾性部材と、上側の第2弾性部材(第1弾性部材よりも軟質)と、から構成することで、上下に隣接するパネルの間で公差等で発生し得る微小な隙間については、上側の第2弾性部材が高い追従性を発揮し、パネルのねじれ等に起因して強い力が端部塞ぎ材に作用した場合には、下側の第1弾性部材がこれに対抗して、隙間の発生が防止される。
1つの態様では、前記第1弾性部材はEPDM (エチレンプロピレンジエンゴム)からなり、前記第2弾性部材はウレタン発泡材からなる。
EPDM及びウレタン発泡材は、発泡スチロールに比べて対候性に優れ、端部塞ぎ材の見付面が外部に露出することを可能としている。
1つの態様では、パネルの下端には段差が形成されており、前記端部塞ぎ材の前記第2弾性部材は段差部を形成している。
1つの態様では、前記パネル下端の段差は、パネル下端の凹部を形成する下端部とパネル表面材の下端(下側水平片103)とのジョイント部(係止部143)によって形成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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