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公開番号2024121760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023127494
出願日2023-08-04
発明の名称符号化器、計算装置及び符号化方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G06N 10/40 20220101AFI20240830BHJP(計算;計数)
要約【課題】効率を向上できる符号化器、計算装置及び符号化方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、符号化器は、第1素子部及び制御部を含む。第1素子部は、第1~第9量子ビットを含む。制御部は、第2量子ビット及び第1量子ビットに関する2量子ビットゲート、及び、第4量子ビット及び第3量子ビットに関する2量子ビットゲートの後に、第3量子ビット及び第2量子ビットに関する2量子ビットゲートを実行する。制御部は、第6量子ビット及び第7量子ビットに関する2量子ビットゲート、及び、第8量子ビット及び第9量子ビットに関する2量子ビットゲートの後に、第7量子ビット及び第8量子ビットに関する2量子ビットゲートを実行する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1素子部と、
制御部と、
を備え、
前記第1素子部は、
第1量子ビットと、
前記第1量子ビットと結合可能な第2量子ビットと、
前記第2量子ビットと結合可能な第3量子ビットと、
前記第3量子ビットと結合可能な第4量子ビットと、
前記第4量子ビットと結合可能な第5量子ビットと、
前記第5量子ビットと結合可能な第6量子ビットと、
前記第6量子ビットと結合可能な第7量子ビットと、
前記第7量子ビットと結合可能な第8量子ビットと、
前記第8量子ビットと結合可能な第9量子ビットと、
を含み、
前記制御部は、第1制御を実行可能であり、
前記第1制御は、
前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
により、符号距離3の表面符号を符号化することを含み、
前記制御部は、前記第1制御において、前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行し、
前記制御部は、前記第1制御において、前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行する、符号化器。
続きを表示(約 5,600 文字)【請求項2】
前記第1制御は、第1部分制御と、前記第1部分制御の後の第2部分制御と、を含み、
前記第1部分制御は、
前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含み、
前記第2部分制御は、
前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含む、請求項1に記載の符号化器。
【請求項3】
前記第1制御は、第1部分制御と、前記第1部分制御の後の第2部分制御と、前記第2部分制御の後の第3部分制御と、を含み、
前記第1部分制御は、
前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含み、
前記第2部分制御は、
前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含み、
前記第3部分制御は、
前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含む、請求項1に記載の符号化器。
【請求項4】
前記第1制御は、第1部分制御と、前記第1部分制御の後の第2部分制御と、前記第2部分制御の後の第3部分制御と、を含み、
前記第1部分制御は、
前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含み、
前記第2部分制御は、
前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含み、
前記第3部分制御は、
前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの前記実行と、
を含む、請求項1に記載の符号化器。
【請求項5】
符号化素子部と、
制御部と、
を備え、
前記符号化素子部は、
符号距離Nの第1符号化量子ビットと、
前記第1符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第2符号化量子ビットと、
前記第2符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第3符号化量子ビットと、
前記第3符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第4符号化量子ビットと、
前記第4符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第5符号化量子ビットと、
前記第5符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第6符号化量子ビットと、
前記第6符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第7符号化量子ビットと、
前記第7符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第8符号化量子ビットと、
前記第8符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第9符号化量子ビットと、
を含み、
前記Nは、2以上の整数であり、
前記制御部は、第2制御及び第3制御を実行可能であり、
前記第2制御は、
前記第2符号化量子ビット及び前記第1符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第3符号化量子ビット及び前記第2符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第4符号化量子ビット及び前記第3符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第4符号化量子ビット及び前記第5符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第6符号化量子ビット及び前記第5符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第6符号化量子ビット及び前記第7符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第7符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第8符号化量子ビット及び前記第9符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
により、前記符号距離Nの符号、及び、符号距離3の表面符号を連接した符号距離3Nの符号に符号化することを含み、
前記制御部は、前記第2制御において、前記第2符号化量子ビット及び前記第1符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲート、及び、前記第4符号化量子ビット及び前記第3符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートの後に、前記第3符号化量子ビット及び前記第2符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートを実行し、
前記制御部は、前記第2制御において、前記第6符号化量子ビット及び前記第7符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲート、及び、前記第8符号化量子ビット及び前記第9符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートの後に、前記第7符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートを実行し、
前記制御部は、前記第2制御の後に前記第3制御を実行し、
前記第3制御は、前記第2符号化量子ビット、前記第3符号化量子ビット及び前記第4符号化量子ビットの少なくとも1つ、及び、前記第6符号化量子ビット、前記第7符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットの少なくとも1つ、に関して誤りの検出を行うことを含み、
前記制御部は、前記誤りが検出されなくなるまで、前記第2制御及び前記第3制御を繰り返す、符号化器。
【請求項6】
符号化素子部と、
制御部と、
を備え、
前記符号化素子部は、
符号距離Nの第1符号化量子ビットと、
前記第1符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第2符号化量子ビットと、
前記第2符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第3符号化量子ビットと、
前記第3符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第4符号化量子ビットと、
前記第4符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第5符号化量子ビットと、
前記第5符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第6符号化量子ビットと、
前記第6符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第7符号化量子ビットと、
前記第7符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第8符号化量子ビットと、
前記第8符号化量子ビットと結合可能な、前記符号距離Nの第9符号化量子ビットと、
を含み、
前記制御部は、第2制御及び第3制御を実行可能であり、
前記第2制御は、
前記第2符号化量子ビット及び前記第1符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第3符号化量子ビット及び前記第2符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第4符号化量子ビット及び前記第3符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第4符号化量子ビット及び前記第5符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第6符号化量子ビット及び前記第5符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第6符号化量子ビット及び前記第7符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第7符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
前記第8符号化量子ビット及び前記第9符号化量子ビットに関する符号化2量子ビットゲートの実行と、
により、前記符号距離Nの符号、及び、符号距離3の表面符号を連接した符号距離3Nの符号に符号化することを含み、
前記制御部は、前記第2制御において、前記第2符号化量子ビット及び前記第1符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲート、及び、前記第4符号化量子ビット及び前記第3符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートの後に、前記第3符号化量子ビット及び前記第2符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートを実行し、
前記制御部は、前記第2制御において、前記第6符号化量子ビット及び前記第7符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲート、及び、前記第8符号化量子ビット及び前記第9符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートの後に、前記第7符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットに関する前記符号化2量子ビットゲートを実行し、
前記制御部は、前記第2制御の後に前記第3制御を実行し、
前記第3制御は、前記第2符号化量子ビット、前記第5符号化量子ビット及び前記第8符号化量子ビットに関して誤りの検出を行うことを含み、
前記制御部は、前記誤りが検出されなくなるまで、前記第2制御及び前記第3制御を繰り返す、符号化器。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1つに記載の符号化器を備えた、計算装置。
【請求項8】
前記第1~第9量子ビットの状態は、光でトラップされた原子の量子状態に対応する、請求項7に記載の計算装置。
【請求項9】
第1素子部に関して、符号距離3の表面符号を符号化する第1制御を実行し、
前記第1素子部は、
第1量子ビットと、
前記第1量子ビットと結合可能な第2量子ビットと、
前記第2量子ビットと結合可能な第3量子ビットと、
前記第3量子ビットと結合可能な第4量子ビットと、
前記第4量子ビットと結合可能な第5量子ビットと、
前記第5量子ビットと結合可能な第6量子ビットと、
前記第6量子ビットと結合可能な第7量子ビットと、
前記第7量子ビットと結合可能な第8量子ビットと、
前記第8量子ビットと結合可能な第9量子ビットと、
を含み、
前記第1制御の前記実行は、
前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、
を含み、
前記第1制御において、前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行し、
前記第1制御において、前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行する、符号化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、符号化器、計算装置及び符号化方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、計算装置などで、量子ビットの符号化が行われる。符号化の効率化が求められる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
A. Fowler et al., Phys. Rev. A86, 032324 (2012).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、効率を向上できる符号化器、計算装置及び符号化方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、符号化器は、第1素子部及び制御部を含む。前記第1素子部は、第1量子ビットと、前記第1量子ビットと結合可能な第2量子ビットと、前記第2量子ビットと結合可能な第3量子ビットと、前記第3量子ビットと結合可能な第4量子ビットと、前記第4量子ビットと結合可能な第5量子ビットと、前記第5量子ビットと結合可能な第6量子ビットと、前記第6量子ビットと結合可能な第7量子ビットと、前記第7量子ビットと結合可能な第8量子ビットと、前記第8量子ビットと結合可能な第9量子ビットと、を含む。前記制御部は、第1制御を実行可能である。前記第1制御は、前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第4量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第6量子ビット及び前記第5量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する2量子ビットゲートの実行と、により、符号距離3の表面符号を符号化することを含む。制御部は、前記第1制御において、前記第2量子ビット及び前記第1量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第4量子ビット及び前記第3量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第3量子ビット及び前記第2量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行する。前記制御部は、前記第1制御において、前記第6量子ビット及び前記第7量子ビットに関する前記2量子ビットゲート、及び、前記第8量子ビット及び前記第9量子ビットに関する前記2量子ビットゲートの後に、前記第7量子ビット及び前記第8量子ビットに関する前記2量子ビットゲートを実行する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る符号化器を例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係る符号化器における制御を例示する模式図である。
図3は、第1実施形態に係る符号化器を例示する模式図である。
図4は、第1実施形態に係る符号化器の制御を例示する模式図である。
図5は、第1実施形態に係る符号化器の制御を例示する模式図である。
図6は、第1実施形態に係る符号化器の制御を例示する模式図である。
図7は、第1実施形態に係る符号化器における制御を例示する模式図である。
図8は、第1実施形態に係る符号化器における制御を例示する模式図である。
図9は、第2実施形態に係る符号化器を例示する模式図である。
図10は、第2実施形態に係る符号化器を例示する模式図である。
図11は、第2実施形態に係る符号化器における制御を例示するフローチャートである。
図12は、第2実施形態に係る符号化器における制御の一部を例示する模式図である。
図13(a)及び図13(b)は、第2実施形態に係る符号化器における制御を例示する模式図である。
図14は、参考例の符号化器を例示する模式図である。
図15は、符号化器の特性を例示するグラフである。
図16は、第3実施形態に係る計算装置を例示する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る符号化器を例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係る符号化器における制御を例示する模式図である。
図1は、符号距離3の表面符号の概念を例示している。
【0009】
図1に示すように、第1素子部10Eは、第1量子ビットQa1、第2量子ビットQa2、第3量子ビットQa3、第4量子ビットQa4、第5量子ビットQa5、第6量子ビットQa6、第7量子ビットQa7、第8量子ビットQa8、及び、第9量子ビットQa9を含む。
【0010】
第2量子ビットQa2は、第1量子ビットQa1と結合可能である。第3量子ビットQa3は、第2量子ビットQa2と結合可能である。第4量子ビットQa4は、第3量子ビットQa3と結合可能である。第5量子ビットQa5は、第4量子ビットQa4と結合可能である。第6量子ビットQa6は、第5量子ビットQa5と結合可能である。第7量子ビットQa7は、第6量子ビットQa6と結合可能である。第8量子ビットQa8は、第7量子ビットQa7と結合可能である。第9量子ビットQa9は、第8量子ビットQa8と結合可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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