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公開番号
2024179797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098933
出願日
2023-06-16
発明の名称
オゾン発生装置用の電源装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241219BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】共振周波数よりも低い基本周波数で運転したときのオゾン生成効率を改善する。
【解決手段】実施形態のオゾン発生装置用の電源装置は、交流電圧が放電管に印加されることでオゾンを生成するオゾン発生器を備えるオゾン発生装置に設けられる電源装置であって、入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータから出力された交流電圧を昇圧する変圧器と、前記オゾン発生器に流れる突入電流を低減するリアクトルと、を備える。前記リアクトルの誘導成分(L成分)と、前記オゾン発生器の容量成分(C成分)と、によって決まる共振周波数が、前記インバータの最高周波数よりも高く設定されており、前記電源装置は、前記インバータの出力電圧と基本周波数の間の相関関係情報に基づいて、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する制御部を、備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電圧が放電管に印加されることでオゾンを生成するオゾン発生器を備えるオゾン発生装置に設けられる電源装置であって、
入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、
前記インバータから出力された交流電圧を昇圧する変圧器と、
前記オゾン発生器に流れる突入電流を低減するリアクトルと、を備え、
前記リアクトルの誘導成分(L成分)と、前記オゾン発生器の容量成分(C成分)と、によって決まる共振周波数が、前記インバータの最高周波数よりも高く設定されており、
前記電源装置は、前記インバータの出力電圧と基本周波数の間の相関関係情報に基づいて、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する制御部を、備えるオゾン発生装置用の電源装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記オゾン発生器から発生したオゾンの量であるオゾン発生量を検出するオゾン発生量検出部を、さらに備え、
前記制御部は、前記オゾン発生量検出部によって検出されたオゾン発生量がオゾン発生量指令値に対して過不足のある場合は、オゾン発生量が前記オゾン発生量指令値に近づくように、前記インバータを制御するときの基本周波数を変更する、請求項1に記載のオゾン発生装置用の電源装置。
【請求項3】
前記制御部は、V/f制御によって、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する、請求項1に記載のオゾン発生装置用の電源装置。
【請求項4】
前記制御部は、PWM制御によって、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する、請求項3に記載のオゾン発生装置用の電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、PDM制御によって、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する、請求項3に記載のオゾン発生装置用の電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、オゾン発生装置用の電源装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
オゾン発生装置は、特殊な負荷であるため、専用電源によって駆動している。例えば、オゾン発生装置用の電源装置は、商用電源の一例である三相電源から供給される交流電力を、コンバータにおいて直流電力に変換する。つづいて、電源装置は、コンバータから出力される直流電力を、高周波インバータによって高周波の交流電力に変換した後、トランスを介してオゾン発生装置に供給する。
【0003】
オゾン発生装置を等価回路で表した場合、誘電体電極を表す静電容量と、当該誘電体電極と金属電極との間の放電ギャップを表す静電容量と、を直列接続した回路となる。放電ギャップでは、当該放電ギャップに印加される放電ギャップ電圧が放電維持電圧を超えた場合に、当該放電ギャップに流入される原料ガス内でバリア放電が発生する。そして、当該バリア放電により、原料ガス中に含まれる酸素からオゾンを発生させる。このため、バリア放電は、等価回路で表した場合、定電圧特性を持ち、放電中、放電維持電圧を保持するため、ツェナーダイオードで表される。このように、オゾン発生装置は、容量性負荷となっているため、力率を改善するためにコイルが直列または並列に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4108108号公報
国際公開第2020/179484号
【非特許文献】
【0005】
八木重典著、「バリア放電」、朝倉書店、2012年7月20日、p143-147
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、オゾン発生装置用の電源装置の高調波インバータとして、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、直流電力を交流電力に変換するインバータを用いた場合、容量性負荷のオゾン発生器と、誘導性負荷の電源装置のリアクトル(出力リアクトル)と、の共振周波数より低いインバータの基本周波数で運転しようとすると、各々の放電管に加わる電力がばらつくことで、オゾン生成効率が悪化する問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、共振周波数よりも低い基本周波数で運転したときのオゾン生成効率を改善することが可能なオゾン発生装置用の電源装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態のオゾン発生装置用の電源装置は、交流電圧が放電管に印加されることでオゾンを生成するオゾン発生器を備えるオゾン発生装置に設けられる電源装置であって、入力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータから出力された交流電圧を昇圧する変圧器と、前記オゾン発生器に流れる突入電流を低減するリアクトルと、を備える。前記リアクトルの誘導成分(L成分)と、前記オゾン発生器の容量成分(C成分)と、によって決まる共振周波数が、前記インバータの最高周波数よりも高く設定されており、前記電源装置は、前記インバータの出力電圧と基本周波数の間の相関関係情報に基づいて、前記インバータの目標出力電圧に応じた基本周波数を用いて前記インバータを制御する制御部を、備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置の構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置が有する電源装置の構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置が有するインバータの出力特性の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置が有する電源装置の回路図の一例を示す図である。
図5は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置が有する電源装置の回路図の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置の構成図である。
図7は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置の制御のフローチャートである。
図8は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置の構成図である。
図9は、第1の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置が有するインバータの出力特性の一例を示す図である。
図10は、従来技術にかかるオゾン発生装置の制御のフローチャートである。
図11は、第2の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置が出力する交流電力の一例を示す図である。
図12は、第2の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置のうちインバータの出力特性の一例を示す図である。
図13は、第2の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置が出力する交流電力の一例を示す図である。
図14は、第2の実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置のうちインバータの出力特性の一例を示す図である。
図15は、第3の実施形態にかかるオゾン発生装置が有する電源装置の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかるオゾン発生装置用の電源装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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