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公開番号
2024121374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028443
出願日
2023-02-27
発明の名称
バスバー保持構造、バスバー保持部材、バスバー及び電池モジュール
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/507 20210101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】バスバー保持部材に保持されるバスバーに接続される被覆電線の負荷を軽減できるバスバー保持構造、バスバー保持部材、バスバー及び電池モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】バスバー保持構造7は、被覆電線40の先端部分と接続された導体接続部34を有する二股バスバー30及び単一バスバー30sをバスバー保持部材5で保持しており、バスバー保持部材5は、被覆電線40を載置する平板の載置体本体51及び載置体本体61とを有し、導体接続部34は、被覆電線40の並列方向Lに沿った露出導体41Xを複数の箇所で電気的に接続できるように、並列方向Lと交差する幅方向Wに延出され、載置体本体51及び載置体本体61の主面に、二股バスバー30及び単一バスバー30sにおける少なくとも導体接続部34を幅方向Wに沿って配置するバスバー配置部53及び単一バスバー配置部63が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体と接続された導体接続部を有するバスバーをバスバー保持部材で保持したバスバー保持構造であって、
前記バスバー保持部材は、
前記被覆電線を載置する平板の載置体とを有し、
前記導体接続部は、
前記被覆電線の長手方向に沿った前記露出導体を複数の箇所で電気的に接続できるように、前記長手方向と交差する交差方向に延出され、
前記載置体の主面に、前記バスバーにおける少なくとも前記導体接続部を前記交差方向に沿って配置するバスバー配置部が設けられた
バスバー保持構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記バスバー配置部は、前記載置体の主面の内、前記被覆電線が載置される表面と反対側の主面である裏面に設けられ、
前記載置体における前記バスバー配置部の前記長手方向の一方側に、前記被覆電線を板厚方向に挿通させる挿通孔が設けられ、
前記挿通孔を挿通する前記被覆電線が、前記表面に沿って前記一方側に配索された
請求項1に記載のバスバー保持構造。
【請求項3】
前記挿通孔は、
前記裏面から前記表面に向かうに伴い、前記一方側に向けて傾斜する
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項4】
前記挿通孔は、前記長手方向に沿って他方側に向かうに伴い、前記交差方向に先細りする
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項5】
前記交差方向に沿って前記バスバー配置部が設けられた側の外部と前記挿通孔とを連通する連通口を有する
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項6】
前記交差方向に沿って前記バスバー配置部が設けられた側の外部と前記挿通孔とを連通する連通口を有し、
前記連通口は、前記長手方向及び前記交差方向に直交する方向に沿って貫通する
請求項3に記載のバスバー保持構造。
【請求項7】
前記交差方向に沿って前記バスバー配置部が設けられた側をバスバー配置側とし、前記交差方向に沿って前記バスバー配置部が設けられた側と反対側を電線配索側とし、
前記表面における前記挿通孔の前記電線配索側に、前記挿通孔を挿通した前記被覆電線の前記交差方向の位置を規制する電線規制部が設けられた
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項8】
前記電線規制部は、
他方側に配置された前記挿通孔から前記一方側に向けて配索される前記被覆電線を、前記挿通孔よりも前記電線配索側に案内する規制案内部が設けられた
請求項7に記載のバスバー保持構造。
【請求項9】
前記バスバー配置部は、前記長手方向に沿って複数設けられ、
複数の前記挿通孔は、前記一方側に向かうに伴い、前記交差方向に沿って前記バスバー配置部が設けられた側に段階的に設けられた
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項10】
複数の前記バスバー配置部における所定の前記バスバー配置部よりも前記一方側において、前記交差方向に沿った前記被覆電線の位置を規制する位置規制部が設けられた
請求項9に記載のバスバー保持構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、電線と電気的に接続されるバスバーをバスバー保持部材で保持したバスバー保持構造、バスバー保持部材、バスバー及び電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電気車両やハイブリッド車両に搭載される電池モジュールは、並列配置された複数の電池と、被覆電線の一端に接続されたバスバーとが接続されており、バスバーを介して被覆電線に接続された電子機器類に電力を供給することができる。このような電池モジュールの一例として、バスバーを収容可能に構成されたバスバー配置部と、バスバーに接続された被覆電線を収容する電線収容部とを備えたバスバー保持部材を有する電池モジュールが特許文献1に開示されている。
【0003】
この電池モジュールでは、電線収容部の収容された被覆電線(幹線)の長手方向と直交する方向にバスバー配置部が設けられ、電線収容部に収容された被覆電線(幹線)から分岐された枝線の先端部分に接続されたバスバーをバスバー配置部に配置することで、バスバーを所定の位置で保持できるとされている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された電池モジュールでは、枝線が電線収容部と直交する方向に導出されていることから、枝線が幹線に対して急な角度で湾曲している。このため、被覆電線に負荷がかかるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-56385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、バスバー保持部材に保持されるバスバーに接続される被覆電線の負荷を軽減できるバスバー保持構造、バスバー保持部材、バスバー及び電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体と接続された導体接続部を有するバスバーをバスバー保持部材で保持したバスバー保持構造であって、前記バスバー保持部材は、前記被覆電線を載置する平板の載置体とを有し、前記導体接続部は、前記被覆電線の長手方向に沿った前記露出導体を複数の箇所で電気的に接続できるように、前記長手方向と交差する交差方向に延出され、前記載置体の主面に、前記バスバーにおける少なくとも前記導体接続部を前記交差方向に沿って配置するバスバー配置部が設けられたことを特徴とする。
【0008】
またこの発明は、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体と接続される導体接続部を有するバスバーを保持するバスバー保持部材であって、前記被覆電線を載置する平板の載置体とを有し、前記載置体の主面に、前記被覆電線の長手方向に沿った前記露出導体を複数の箇所で電気的に接続できるように、前記長手方向と交差する交差方向に延出された前記導体接続部を配置するバスバー配置部が設けられたことを特徴とする。
【0009】
さらにまたこの発明は、バスバー保持部材に保持されるバスバーであって、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体を接続する導体接続部を有し、前記導体接続部は、前記被覆電線の長手方向に沿った前記露出導体を複数の箇所で電気的に接続できるように、前記長手方向と交差する交差方向に延出され、前記バスバー保持部材において前記被覆電線を載置する平板状の載置体の主面に設けられたバスバー配置部に、前記交差方向に沿って配置されることを特徴とする。
【0010】
またこの発明は、並列配置された複数の電池と、前記電池と電気的に接続される、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線と、前記被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体が接続された導体接続部を有するバスバーと、前記バスバーを保持するバスバー保持部材とで構成され、前記導体接続部は、前記被覆電線の長手方向に沿った前記露出導体を複数の箇所で電気的に接続できるように、前記長手方向と交差する交差方向に延出され、前記バスバー保持部材は、前記被覆電線を載置する平板の載置体とを有し、前記載置体の主面に、前記バスバーにおける少なくとも前記導体接続部を前記交差方向に沿って配置するバスバー配置部が設けられた電池モジュールであることを特徴とする。
前記主面とは、前記載置体の前記被覆電線が載置される表面、及び前記表面と対となる裏面のどちらか一方である。
(【0011】以降は省略されています)
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