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公開番号2024120204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026840
出願日2023-02-24
発明の名称移動手配装置、移動手配方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240829BHJP(計算;計数)
要約【課題】 電力の使用の抑制と、充電が必要な移動手段による移動の確実性の減少の抑制とを両立できる移動手配装置等を提供する。
【解決手段】 本開示の一態様に係る移動手配装置10は、出発場所と到着場所との指定情報を受け取る指定受取部110と、前記出発場所から前記到着場所までの1つ以上の経路と当該経路の移動に使用する移動方法とを抽出する経路抽出部120と、予測される電力供給の逼迫度を表す電力需給予測から決定される充電許容量と、前記移動方法において使用される移動装置の使用に伴う充電に使用される充電量とから、使用できる前記移動方法を抽出する移動方法抽出部130と、使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約する充電予約制御部140と、選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約する使用予約制御部150と、選択された前記移動方法の情報を通知する通知部160と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
出発場所と到着場所との指定情報を受け取る指定受取手段と、
前記出発場所から前記到着場所までの1つ以上の経路と当該経路の移動に使用する移動方法とを抽出する経路抽出手段と、
予測される電力供給の逼迫度を表す電力需給予測から決定される充電許容量と、前記移動方法において使用される移動装置の使用に伴う充電に使用される充電量とから、使用できる前記移動方法を抽出する移動方法抽出手段と、
使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約する充電予約制御手段と、
選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約する使用予約制御手段と、
選択された前記移動方法の情報を通知する通知手段と、
を備える移動手配装置。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
前記電力需給予測を受け取る電力情報受取手段と、
前記電力需給予測から、前記充電許容量を更新する更新手段と、
更新された前記充電許容量よりも、予約されている移動装置の充電の充電量の合計が大きい場合、定められている選択方法を用いて、充電が予約されている前記移動装置から、1つ以上の前記移動装置を充電予約解除対象として選択する選択手段と、
をさらに備え、
前記充電予約制御手段は、前記充電予約解除対象として選択された前記移動装置を使用する移動方法において使用される前記移動装置の充電の予約を解除し、
前記使用予約制御手段は、充電の予約が解除された前記移動装置を使用する前記移動方法が使用する前記移動装置の使用の予約を解除し、
前記通知手段は、前記移動方法による移動の不可を通知する
請求項1に記載の移動手配装置。
【請求項3】
前記充電許容量は、時間帯毎に決定され、
前記指定受取手段は、移動の時間帯である移動時間帯を含む前記指定情報を受け取り、
前記移動方法抽出手段は、前記時間帯毎の前記充電許容量と予約されている充電の充電量の合計とから、前記移動時間帯よりも前の、充電が行われる前記移動装置である充電池駆動移動装置の充電が可能な時間帯を抽出し、充電が可能な前記時間帯が抽出されない前記充電池駆動移動装置を使用しない前記移動方法を、使用できる前記移動方法として抽出し、
前記充電予約制御手段は、前記移動時間帯よりも前の、前記充電池駆動移動装置の充電が可能な前記時間帯において、前記充電池駆動移動装置の充電ポートにおける充電を予約する
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
【請求項4】
前記充電許容量は、時間帯毎に決定され、
前記指定受取手段は、移動の時間帯である移動時間帯を含む前記指定情報を受け取り、
前記移動方法抽出手段は、前記移動方法における、充電が行われる前記移動装置である充電池駆動移動装置の負荷と、当該充電池駆動移動装置の予測される状態とから、前記移動時間帯の前及び後の少なくともいずれか一方を、前記移動装置の充電を行う時間帯の候補である充電時間帯候補に設定し、前記時間帯毎の前記充電許容量と予約されている充電の充電量の合計とから、前記充電時間帯候補に含まれる、前記充電池駆動移動装置の充電が可能な時間帯を抽出し、充電が可能な前記時間帯が抽出されない前記充電池駆動移動装置を使用しない前記移動方法を、使用できる前記移動方法として抽出し、
前記充電予約制御手段は、前記移動時間帯よりも前の、前記充電池駆動移動装置の充電が可能な前記時間帯において、前記充電池駆動移動装置の充電ポートにおける充電を予約する
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
【請求項5】
複数の充電ポートの各々は、当該複数の充電ポートの各々が充電可能な充電量である個別充電許容量を、当該個別充電許容量の合計が前記充電許容量になるように割り当てられ、
前記移動方法抽出手段は、充電が行われる前記移動装置である充電池駆動移動装置が使用する前記充電ポートである使用充電ポートに割り当てられている前記充電許容量が、前記使用充電ポートの予約されている充電量と前記充電池駆動移動装置の充電に使用される充電量との合計よりも小さい場合、前記充電池駆動移動装置を使用する前記移動方法を、使用できる前記移動方法として抽出しない
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
【請求項6】
複数の充電ポートの各々は、当該複数の充電ポートの各々が充電可能な充電量である個別充電許容量を、当該個別充電許容量の合計が前記充電許容量になるように割り当てられ、
前記充電予約制御手段は、
更新前の前記充電許容量よりも更新された前記充電許容量が小さく、前記複数の充電ポートの各々の、割り当てられている前記個別充電許容量と予約されている前記充電の前記充電量の合計との差である余裕容量の合計が、更新前の前記充電許容量と更新された前記充電許容量との差である減少容量以上である場合、前記余裕容量が削減された量の合計が前記減少容量以上になるまで、前記複数の充電ポートの少なくとも1つの前記個別充電許容量を削減し、
更新前の前記充電許容量よりも更新された前記充電許容量が小さく、前記余裕容量の合計が、前記減少容量よりも小さい場合、前記複数の充電ポートの前記個別充電許容量を前記余裕容量の合計がゼロになるまで削減し、予約されている前記充電の充電量の合計が、更新された前記充電許容量以下になるように、予約されている前記充電を所定の方法に従って選択し、選択された前記充電の予約を解除し、前記複数の充電ポートの各々の前記個別充電許容量が、予約されている充電の充電量の合計以上であり、前記複数の充電ポートの各々の前記個別充電許容量の合計が更新された前記充電許容量以下になるように、前記複数の充電ポートの少なくとも1つの前記個別充電許容量を変更する
請求項2に記載の移動手配装置。
【請求項7】
前記移動方法抽出手段は、選択された前記移動方法における前記移動装置の使用の予約が解除された場合、新たな使用できる移動手段を抽出し、
前記充電予約制御手段は、新たな使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約し、
前記使用予約制御手段は、新たな選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約し、
前記通知手段は、新たな選択された前記移動方法の情報を通知する、
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
【請求項8】
前記移動方法抽出手段は、前記電力需給予測が示す前記電力供給の逼迫度が基準よりも逼迫していることを示す場合、使用できる前記移動方法が使用する、充電が行われる前記移動装置の充電量の合計が大きいほど、前記移動方法の優先度が低くなるように、抽出された、使用できる前記移動方法に前記優先度を付与し、
使用できる前記移動方法に付与されている前記優先度の高さに応じた態様で、使用できる前記移動方法を提示する移動方法提示手段
をさらに備える
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
【請求項9】
前記電力需給予測は、時間帯毎に決定され、
前記指定受取手段は、移動の時間帯である移動時間帯を含む前記指定情報を受け取り、
前記移動方法抽出手段は、前記移動方法が使用する、充電が行われる前記移動装置が使用される使用時間帯を推定し、前記使用時間帯における前記電力需給予測が示す前記電力供給の逼迫度が基準よりも逼迫していることを示す場合、使用できる前記移動方法に前記優先度を付与する
請求項8に記載の移動手配装置。
【請求項10】
前記移動方法抽出手段は、前記電力需給予測が示す前記電力供給の逼迫度が所定の逼迫度基準よりも逼迫していることを示す場合、充電が予約されている、充電が行われる前記移動装置を使用する前記移動方法のうち、当該移動方法が使用する、充電が行われる前記移動装置の充電の充電量の合計である充電量合計値が所定の充電量基準よりも大きい前記移動方法を特定し、特定された前記移動方法が使用される前記経路の、前記充電量合計値が特定された前記移動方法の前記充電量合計値よりも小さい、使用できる前記移動方法を抽出し、
前記充電予約制御手段は、使用できる前記移動方法が抽出された場合、特定された前記移動方法が使用する、充電が行われる前記移動装置の充電の予約を解除し、抽出された、使用できる前記移動方法が使用する、充電が行われる前記移動装置の充電の予約を行い、
前記使用予約制御手段は、使用できる前記移動方法が抽出された場合、特定された前記移動方法が使用する、前記移動装置の使用の予約を解除し、抽出された、使用できる前記移動方法が使用する、前記移動装置の使用の予約を行う
請求項1又は2に記載の移動手配装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動を手配する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
様々な種類の移動手段(例えば、鉄道、バス、タクシーなど)を組み合わせた移動の検索、予約及び決済を含めた手配をワンストップで完結させる、「Mobility as a Service(MaaS)」と呼ばれる交通手配サービスの形態が普及しつつある。
【0003】
また、近年、ガソリンエンジン車から電気自動車(Electric Vehicle、EV)への移行が進みつつある。その反面、発電設備の経年劣化、原子力発電所の停止、再生可能エネルギーを利用した発電への移行の遅れ等による発電量の余力の減少に伴って、電力需要超過による大規模停電(ブラックアウト)のリスクが高まる傾向にある。このことから、交通を含めた電力網の安定性のために、電力逼迫時の消費電力の抑制が、重要な社会的課題となっている。
【0004】
特許文献1には、電力網の予備力が基準を超える場合、及び、電力網の電力調整リソースの応動によって電力を供給できる場合、車両への電力供給を許可する電力管理方法等が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-98972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術では、車両への電力供給を行おうとしている時点の電力網の予備力に応じて、車両への電力供給は許可されるか否かが定まる。電力の供給をうける車両を移動に使用する場合に、その車両による移動が確実に可能であるとは言えない。
【0007】
本開示の目的の1つは、電力の使用の抑制と、充電が必要な移動手段による移動の確実性の減少の抑制とを両立できる移動手配装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る移動手配装置は、出発場所と到着場所との指定情報を受け取る指定受取手段と、前記出発場所から前記到着場所までの1つ以上の経路と当該経路の移動に使用する移動方法とを抽出する経路抽出手段と、予測される電力供給の逼迫度を表す電力需給予測から決定される充電許容量と、前記移動方法において使用される移動装置の使用に伴う充電に使用される充電量とから、使用できる前記移動方法を抽出する移動方法抽出手段と、使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約する充電予約制御手段と、選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約する使用予約制御手段と、選択された前記移動方法の情報を通知する通知手段と、を備える。
【0009】
本開示の一態様に係る移動手配方法は、出発場所と到着場所との指定情報を受け取り、前記出発場所から前記到着場所までの1つ以上の経路と当該経路の移動に使用する移動方法とを抽出し、予測される電力供給の逼迫度を表す電力需給予測から決定される充電許容量と、前記移動方法において使用される移動装置の使用に伴う充電に使用される充電量とから、使用できる前記移動方法を抽出し、使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約し、選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約する使用予約制御手段と、選択された前記移動方法の情報を通知する。
【0010】
本開示の一態様に係るプログラムは、出発場所と到着場所との指定情報を受け取る指定受取処理と、前記出発場所から前記到着場所までの1つ以上の経路と当該経路の移動に使用する移動方法とを抽出する経路抽出処理と、予測される電力供給の逼迫度を表す電力需給予測から決定される充電許容量と、前記移動方法において使用される移動装置の使用に伴う充電に使用される充電量とから、使用できる前記移動方法を抽出する移動方法抽出処理と、使用できる前記移動方法から選択された前記移動方法が、充電が行われる前記移動装置を使用する場合、当該移動装置の充電ポートにおける充電を予約する充電予約制御処理と、選択された前記移動方法が使用する前記移動装置の使用を予約する使用予約制御処理と、選択された前記移動方法の情報を通知する通知処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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