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公開番号
2024119217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023025962
出願日
2023-02-22
発明の名称
振動モータ
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
B06B
1/04 20060101AFI20240827BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約
【課題】振動モータの寸法の大型化および見栄えの悪化を抑制しつつ、振動モータの強度の低下を抑制した振動モータを提供する。
【解決手段】振動モータ1は、静止部と、可動部と、を備え、静止部は、ハウジングを有し、ハウジングは、軸方向に延びる筒状のハウジング筒部11と、ハウジング筒部の軸方向一方側の端部に配置されるハウジング蓋部12と、接着剤130と、を有し、ハウジング蓋部は、ハウジング筒部の軸方向一方側の開口を覆う蓋本体部121と、蓋本体部から軸方向他方側に突出してハウジング筒部の内部に配置される蓋固定部122と、を有し、接着剤は、ハウジング筒部と蓋固定部との径方向間の領域である接着領域の少なくとも一部に配置され、ハウジング筒部は、ハウジング筒部の軸方向一方側の端面から軸方向他方側に凹み、かつ、径方向に貫通する切り欠き部110を有し、接着領域の一部は、切り欠き部を介して、ハウジングの外部に露出する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
静止部と、
前記静止部に対し、中心軸に沿って軸方向に振動可能な可動部と、を備え、
前記静止部は、ハウジングを有し、
前記ハウジングは、
前記中心軸に沿って軸方向に延びる筒状であり、前記可動部が内部に配置されるハウジング筒部と、
前記ハウジング筒部の軸方向一方側の端部に配置されるハウジング蓋部と、
接着剤と、を有し、
前記ハウジング蓋部は、
前記ハウジング筒部の軸方向一方側の開口を覆う蓋本体部と、
前記蓋本体部から軸方向他方側に突出して前記ハウジング筒部の内部に配置される蓋固定部と、を有し、
前記接着剤は、前記ハウジング筒部と前記蓋固定部との径方向間の領域である接着領域の少なくとも一部に配置され、
前記ハウジング筒部は、前記ハウジング筒部の軸方向一方側の端面から軸方向他方側に凹み、かつ、径方向に貫通する切り欠き部を有し、
前記接着領域の一部は、前記切り欠き部を介して、前記ハウジングの外部に露出する、振動モータ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記蓋固定部の径方向外側面は、前記ハウジング筒部の径方向内側面に沿って周方向に連続して延びる、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記蓋固定部の軸方向の厚みは、前記切り欠き部の軸方向の切り込み深さの半分以上である、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
前記蓋固定部は、径方向から見て、前記切り欠き部の全域を塞ぐ、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項5】
前記切り欠き部の周方向の開口幅は、前記ハウジング筒部の周方向の長さの半分以下である、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項6】
回路基板を備え、
前記静止部は、前記ハウジング筒部の内部に配置され、前記可動部に駆動力を付与するコイルを有し、
前記回路基板は、前記コイルに電気的に接続され、
前記ハウジング筒部は、前記ハウジング筒部の軸方向他方側の端面から軸方向一方側に凹み、かつ、径方向に貫通する基板用切り欠き部を有し、
前記回路基板の少なくとも一部は、前記基板用切り欠き部に配置される、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項7】
前記コイルと前記回路基板とを接続する引き出し線と、
封止部材と、を備え、
前記基板用切り欠き部の軸方向の切り込み深さは、前記コイルの配置領域に達し、
前記封止部材は、前記基板用切り欠き部に配置され、少なくとも前記コイルと前記引き出し線との接続箇所を径方向外方から覆う、請求項6に記載の振動モータ。
【請求項8】
前記可動部は、前記中心軸に沿って軸方向に延びるコア部を有し、
前記静止部は、前記コア部を前記中心軸に沿って軸方向に振動可能に支持するベアリングを有し、
前記ベアリングは、前記ハウジング筒部の内部に配置され、前記コア部の少なくとも一部が挿入されるベアリング筒部を有し、
前記ベアリング筒部は、前記中心軸に沿って軸方向に延びる円筒状であり、径方向外側面にDカット面を有し、
前記Dカット面は、前記回路基板の前記基板用切り欠き部に配置される部分と径方向に対向する、請求項6に記載の振動モータ。
【請求項9】
前記ベアリング筒部は、位置決め部を有し、
前記位置決め部は、前記Dカット面から径方向外方に突出し、前記回路基板の軸方向一方側の端部に接触する、請求項8に記載の振動モータ。
【請求項10】
前記位置決め部の径方向外方の先端は、前記ハウジング筒部の径方向外側面よりも径方向内方に位置する、請求項9に記載の振動モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動モータに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の振動モータは、軸方向に振動可能な可動体を備える。可動体は、筒状体の内部に配置される。筒状体の軸方向の開口は、上ケースおよび下ケースによって覆われる(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6750825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、ケース(上ケースまたは下ケース)は、筒状体に対して、接着剤を介して固定される。接着剤は、筒状体とケースとの径方向間の領域に配置される。この構成では、筒状体とケースとを接着剤で固定する製造工程において、筒状体とケースとの径方向間の領域から接着剤が漏出すると、接着剤の量が不十分になり、筒状体からケースが外れ易くなる場合がある。言い換えると、振動モータの強度が低下する場合がある。また、接着剤がケースから漏出し、そのまま固まってしまった場合、振動モータの寸法が大型化したり、振動モータの見栄えが悪化したりする。
【0005】
本発明は、振動モータの寸法の大型化および見栄えの悪化を抑制しつつ、振動モータの強度の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な振動モータは、静止部と、静止部に対し、中心軸に沿って軸方向に振動可能な可動部と、を備える。静止部は、ハウジングを有する。ハウジングは、中心軸に沿って軸方向に延びる筒状であり、可動部が内部に配置されるハウジング筒部と、ハウジング筒部の軸方向一方側の端部に配置されるハウジング蓋部と、接着剤と、を有する。ハウジング蓋部は、ハウジング筒部の軸方向一方側の開口を覆う蓋本体部と、蓋本体部から軸方向他方側に突出してハウジング筒部の内部に配置される蓋固定部と、を有する。接着剤は、ハウジング筒部と蓋固定部との径方向間の領域である接着領域の少なくとも一部に配置される。ハウジング筒部は、ハウジング筒部の軸方向一方側の端面から軸方向他方側に凹み、かつ、径方向に貫通する切り欠き部を有する。接着領域の一部は、切り欠き部を介して、ハウジングの外部に露出する。
【0007】
本発明の例示的な振動モータは、静止部と、静止部に対し、中心軸に沿って軸方向に振動可能な可動部と、を備える。静止部は、ハウジングを有する。ハウジングは、中心軸に沿って軸方向に延びる筒状であり、可動部が内部に配置されるハウジング筒部と、ハウジング筒部の軸方向一方側の端部に配置されるハウジング蓋部と、接着剤と、を有する。ハウジング蓋部は、ハウジング筒部の軸方向一方側の開口を覆う蓋本体部と、蓋本体部から軸方向他方側に突出してハウジング筒部の内部に配置される蓋固定部と、を有する。接着剤は、ハウジング筒部と蓋固定部との径方向間の領域である接着領域の少なくとも一部に配置される。ハウジング蓋部は、ハウジング蓋部の径方向外側面から径方向内方に凹み、かつ、ハウジング蓋部の軸方向一方側の端面から蓋本体部を軸方向に貫通して蓋固定部に達する切り欠き部を有する。接着領域の一部は、切り欠き部を介して、ハウジングの外部に露出する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的な振動モータによれば、振動モータの寸法の大型化および見栄えの悪化を抑制しつつ、振動モータの強度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る振動モータの斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る振動モータの断面図である。
図3は、第1実施形態に係るハウジングの分解斜視図である。
図4は、第1実施形態に係るハウジングの斜視図である。
図5は、第1実施形態に係るハウジングの上端部の拡大断面図である。
図6は、第1実施形態に係るハウジングの上端部の断面斜視図である。
図7は、第1実施形態に係るハウジングを径方向から見た平面図である。
図8は、第1実施形態に係るハウジングの蓋固定部の径方向外側面に凹部がある場合の模式図である。
図9は、第1実施形態に係るハウジングの蓋固定部(接着剤用溝部を有する蓋固定部)の斜視図である。
図10は、第1実施形態に係る振動モータの分解斜視図である。
図11は、第1実施形態に係る振動モータから回路基板および封止部材を省略した斜視図である。
図12は、第1実施形態に係る振動モータを下方から見た平面図である。
図13は、第1実施形態に係るベアリングの斜視図である。
図14は、第2実施形態に係るハウジングの分解斜視図である。
図15は、第2実施形態に係るハウジングの斜視図である。
図16は、第2実施形態に係るハウジングを上方から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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