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公開番号
2024131033
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041049
出願日
2023-03-15
発明の名称
リニア振動モータ
出願人
ニデックプレシジョン株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
B06B
1/04 20060101AFI20240920BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約
【課題】引出配線からコイルへの電力の供給不良の発生を抑制したリニア振動モータを提供する。
【解決手段】リニア振動モータは、コイル41A,41Bが接続される端子部70と、端子部70から外部まで引き出される引出配線90と、を備える。固定子30は、コイルを保持する保持溝部を有するコイルボビン33を含む。コイルボビン33は、筒状の胴部と、胴部の径方向に突出して設けられ保持溝部の側面を構成する複数の壁部40と、を有する。端子部70は、複数の壁部40のうちの一つの外周面に設けられている。複数の壁部40には、引出配線90を収容する複数の収容溝100A,100B,100C,100Dが設けられる。隣接する壁部に設けられる収容溝は、コイルボビンの外周方向で互いに異なる位置に配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
コイルを有する固定子と、マグネットを有し前記固定子の内側で中心軸方向に往復運動する可動子と、を備えるリニア振動モータであって、
前記コイルが接続される端子部と、前記端子部から外部まで引き出される引出配線と、を備え、
前記固定子は、前記コイルを保持する保持溝部を有するコイルボビンを含み、
前記コイルボビンは、筒状の胴部と、前記胴部から当該胴部の径方向に突出して設けられ前記保持溝部の側面を構成する複数の壁部と、を有し、
前記端子部は、前記複数の壁部のうちの一つの外周面に設けられており、
前記複数の壁部には、前記引出配線を収容する複数の収容溝が設けられ、
隣接する前記壁部に設けられる前記収容溝は、前記コイルボビンの外周方向で互いに異なる位置に配置されている、
リニア振動モータ。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のリニア振動モータにおいて、
前記保持溝部は、複数の前記コイルがそれぞれ保持される複数のコイル溝部を含み、
前記壁部は、前記胴部の両端部に設けられる一対のフランジ壁部と、一対の前記フランジ壁部間に設けられる中間壁部と、を含み、
前記端子部が、一方の前記フランジ壁部の外周面に設けられ、
前記収容溝が、他方の前記フランジ壁部および前記中間壁部の外周面にそれぞれ設けられている、
リニア振動モータ。
【請求項3】
請求項1に記載のリニア振動モータにおいて、
前記端子部に隣接する前記収容溝は、前記コイルボビンの外周方向で、前記端子部と前記引出配線との接続部と同一位置に配置されている、
リニア振動モータ。
【請求項4】
請求項1に記載のリニア振動モータにおいて、
前記引出配線は、一対のリード線で構成され、
前記リード線の一方が収容される前記複数の収容溝が、前記コイルボビンの外周方向で互いに異なる位置に配置されている、
リニア振動モータ。
【請求項5】
請求項1に記載のリニア振動モータにおいて、
前記固定子は、前記コイルボビンが内包されるケースを含み、
前記端子部は、前記コイルボビンの前記壁部の外周面に設けられた段差部内に配置されて前記コイルボビンの外周面よりも内側に位置し、
前記端子部が、前記ケースによって覆われている、
リニア振動モータ。
【請求項6】
請求項5に記載のリニア振動モータにおいて、
前記固定子は、前記コイルボビンに対して前記ケースとは反対側に配置されて前記ケースに接着剤によって接着されるカバーを含み、
前記カバーの前記ケースに対向する対向面には、前記接着剤が溜まる接着溝部が設けられている、
リニア振動モータ。
【請求項7】
請求項6に記載のリニア振動モータにおいて、
前記ケースおよび前記カバーの材料は、樹脂材料である、
リニア振動モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リニア振動モータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器等の振動発生装置として用いられるリニア振動モータが知られている。リニア振動モータは、振動アクチュエータとも呼ばれる。特許文献1には、コイルを有する固定体と、マグネットを有する可動体と、を備える振動アクチュエータが記載されている。振動アクチュエータのコイルは、コイルボビン部に巻回され、コイルの巻線の端部は、コイルボビン部の外周部に設けられる端子絡げ部に接続される。また、コイルに電力を供給するためのケーブルが、コイルボビン部の周方向に沿って設けられ、ケーブルの一端が端子絡げ部に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-195999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リニア振動モータにおいては、コイルに電力を供給するための引出配線に、引張方向の力が加わることが想定される。このため、リニア振動モータには、引出配線に引張方向の力が加わることに起因してコイルへの電力の供給不良が生じないように、何らかの対策が施されていることが望ましい。
【0005】
本開示の目的は、引出配線からコイルへの電力の供給不良の発生を抑制するための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のリニア振動モータは、コイルを有する固定子と、マグネットを有し前記固定子の内側で中心軸方向に往復運動する可動子と、を備えるものである。リニア振動モータは、前記コイルが接続される端子部と、前記端子部から外部まで引き出される引出配線と、を備える。前記固定子は、前記コイルを保持する保持溝部を有するコイルボビンを含む。前記コイルボビンは、筒状の胴部と、前記胴部から当該胴部の径方向に突出して設けられ前記保持溝部の側面を構成する複数の壁部と、を有する。前記端子部は、前記複数の壁部のうちの一つの外周面に設けられている。前記複数の壁部には、前記引出配線が収容される複数の収容溝が設けられる。隣接する前記壁部に設けられる前記収容溝は、前記コイルボビンの外周方向で互いに異なる位置に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のリニア振動モータによれば、引出配線に引張方向の力が加わった場合でも、引出配線からコイルへの電力の供給不良の発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るリニア振動モータの分解斜視図である。
図2は、一実施形態に係るリニア振動モータの断面図である。
図3は、一実施形態に係る可動子の分解斜視図である。
図4は、一実施形態に係る固定子の分解斜視図である。
図5は、一実施形態に係る固定子の断面図である。
図6は、一実施形態に係るカバーの上面図である。
図7は、一実施形態に係るコイルボビンの正面図である。
図8は、一実施形態に係る端子部および引出配線を説明する図である。
図9は、一実施形態に係るコイルボビンの断面図である。
図10は、変形例1に係る収容溝および引出配線の構成を説明する図である。
図11は、変形例2に係る収容溝および引出配線の構成を説明する図である。
図12は、変形例3に係る収容溝および引出配線の構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態を説明するために参照する全ての図面において、同一または実質的に同一の構成や要素には同一の符号を用いる。また、一度説明した構成や要素については、原則として繰り返しの説明は行わない。
【0010】
<リニア振動モータの概要>
図1は、一実施形態に係るリニア振動モータの分解斜視図である。図2は、一実施形態に係るリニア振動モータの断面図である。なお、図2は、図1中に示されるA方向に見たリニア振動モータの断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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