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公開番号
2024152036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065938
出願日
2023-04-13
発明の名称
モータ
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H02K
9/06 20060101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ステータの温度上昇を抑制又は防止する。
【解決手段】モータ100のロータハブ11は、ステータ2よりも軸方向一方に配置され、中心軸CAに沿って延びるシャフト101から径方向外方に広がる。第1リブ15は、ロータハブ11の軸方向他方端面から軸方向他方に突出して、軸方向と垂直であって周方向と交差する第1延伸方向De1に延び、ステータ2よりも軸方向一方に配置される。及び/又は、モータ100のステータ2の軸方向端部には、第1熱伝導部材5が配置される。第1熱伝導部材5は、少なくともコイル部23の軸方向端部とステータホルダ31の径方向側面の一部とを少なくとも覆う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、
前記ロータを回転駆動するステータと、
を備え、
前記ロータは、
前記ステータよりも軸方向一方に配置され、前記中心軸に沿って延びるシャフトから径方向外方に広がるロータハブと、
前記ロータハブの軸方向他方端面から軸方向他方に突出して、軸方向と垂直であって周方向と交差する第1延伸方向に延びる第1リブと、
を有し、
前記第1リブは、前記ステータよりも軸方向一方に配置される、モータ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1リブの前記第1延伸方向の前記中心軸側において、前記第1リブの軸方向他方端部は、前記第1延伸方向の前記中心軸側に向かうにつれて軸方向他方に延びる、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記第1リブの周方向端面は、軸方向他方に向かうにつれて周方向内方に広がる、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記ロータハブには、開口部が配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記第1リブは、複数であって、周方向に並ぶ、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1リブは、複数であって、周方向に並び、
前記開口部は、前記ロータハブの複数の周方向に隣り合う前記第1リブ間の部分のうちの少なくとも一部に配置され、
前記第1リブの前記第1延伸方向は、前記中心軸からずれている、請求項4に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1リブは、複数であって、周方向に並び、
前記開口部は、前記ロータハブの複数の周方向に隣り合う前記第1リブ間の部分のうちの一部に配置され、
前記開口部が配置される前記第1リブ間の部分の周方向幅は、前記開口部が配置されない前記第1リブ間の部分の周方向幅よりも大きい、請求項4に記載のモータ。
【請求項8】
前記第1リブは、複数であって、周方向に並び、
前記ロータは、前記ロータハブの軸方向他方端面から軸方向他方に突出して、軸方向と垂直であって周方向と交差する第2延伸方向に延びる第2リブをさらに有し、
前記第2リブは、少なくとも1つの周方向に隣り合う前記第1リブ間に配置され、
前記第2リブの前記第2延伸方向における長さは、前記第1リブの前記第1延伸方向における長さよりも短い、請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
軸方向に延びる筒状であって、前記ステータを支持するステータホルダと、
前記ステータの軸方向端部に配置される第1熱伝導部材と、
をさらに備え、
前記ステータは、
前記ステータホルダの径方向側面に配置される磁性体のステータコアと、
前記ステータコアのスロットに配置されるコイル部と、
を有し、
前記第1熱伝導部材は、少なくとも前記コイル部の軸方向端部と前記ステータホルダの径方向側面の一部とを覆う、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、
軸方向に延びる筒状のステータホルダと、
前記ステータホルダに支持されるステータと、
前記ステータの軸方向端部に配置される第1熱伝導部材と、
を備え、
前記ステータは、
前記ステータホルダの径方向側面に配置される磁性体のステータコアと、
前記ステータコアのスロットに配置されるコイル部と、
を有し、
前記第1熱伝導部材は、少なくとも前記コイル部の軸方向端部と前記ステータホルダの径方向側面の一部とを少なくとも覆う、モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ステータの小型化及び高出力化に伴い、ステータの温度上昇が問題視されている。そのため、ステータの放熱性を高める技術が様々に工夫されている。たとえば、ステータコアを露出させる開口部が筐体に形成され、該開口部に熱伝導部が充填される。或いは、熱伝導部が、ステータコアとこれを保持する筐体との間に設けられ、両者に密着する。これにより、筐体とステータコアとを熱的に接続させ、ステータコアの熱を筐体に伝える(特開2019-103175号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-103175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の放熱技術では、放熱をステータコアから筐体への熱伝達のみに依っている。また、ステータコアとこれを保持する筐体との接触面積を広げることは難しい。そのため、ステータでの発熱量が大きくなると、不十分な放熱によりステータが温度上昇する虞がある。
【0005】
本発明は、ステータの温度上昇を抑制又は防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なモータは、ロータと、ステータと、を備える。前記ロータは、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能である。前記ステータは、前記ロータを回転駆動する。前記ロータは、ロータハブと、第1リブと、を有する。前記ロータハブは、前記ステータよりも軸方向一方に配置され、前記中心軸に沿って延びるシャフトから径方向外方に広がる。前記第1リブは、前記ロータハブの軸方向他方端面から軸方向他方に突出して、軸方向と垂直であって周方向と交差する第1延伸方向に延びる。前記第1リブは、前記ステータよりも軸方向一方に配置される。
【0007】
また、本発明の例示的なモータは、ロータと、ステータホルダと、ステータと、第1熱伝導部材と、を備える。前記ロータは、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能である。前記ステータホルダは、軸方向に延びる筒状である。前記ステータは、前記ステータホルダに支持される。前記第1熱伝導部材は、前記ステータの軸方向端部に配置される。前記ステータは、磁性体のステータコアと、コイル部と、を有する。前記ステータコアは、前記ステータホルダの径方向側面に配置される。前記コイル部は、前記ステータコアのスロットに配置される。前記第1熱伝導部材は、少なくとも前記コイル部の軸方向端部と前記ステータホルダの径方向側面の一部とを少なくとも覆う。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的なモータによれば、ステータの温度上昇を抑制又は防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、モータの構成例を示す断面図である。
図2は、実施形態における第1リブの構成例を示すロータハブの斜視図である。
図3は、実施形態におけるロータハブの軸方向他方側の平面図である。
図4は、変形例における第1リブ及び第2リブの構成例を示すロータハブの斜視図である。
図5は、変形例におけるロータハブの軸方向他方側の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して例示的な実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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