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公開番号2024119079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023025689
出願日2023-02-22
発明の名称金属接着体の製造方法
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 5/00 20060101AFI20240827BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】優れた接着強度を有する金属接着体を製造でき、優れた加熱効率を有する金属接着体の製造方法を提供すること。
【解決手段】金属接着体1の製造方法は、準備工程と粗面化工程と塗布工程と加熱工程とを備える。準備工程では、第1金属部材2と第2金属部材3とを準備する。粗面化工程では、第1金属部材2および第2金属部材3が接着される部分において、第1金属部材2の少なくとも一部、および/または、第2金属部材3の少なくとも一部を粗面化処理する。塗布工程では、第1金属部材2および第2金属部材3が接着される部分において、粗面化処理により形成された粗面の少なくとも一部に、熱硬化性接着剤を塗布する。加熱工程では、第1金属部材2および/または第2金属部材3をスポット溶接機により通電し、第1金属部材2および/または第2金属部材3を加熱し、第1金属部材2および第2金属部材3の間で熱硬化性接着剤を熱硬化させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1金属部材と第2金属部材とが接着されてなる金属接着体を製造する方法であり、
第1金属部材と第2金属部材とを準備する準備工程と、
前記第1金属部材および前記第2金属部材が接着される部分において、前記第1金属部材の少なくとも一部、および/または、前記第2金属部材の少なくとも一部を粗面化処理する粗面化工程と、
前記第1金属部材および前記第2金属部材が接着される部分において、前記粗面化処理により形成された粗面の少なくとも一部に、熱硬化性接着剤を塗布する塗布工程と、
前記第1金属部材、前記熱硬化性接着剤および前記第2金属部材を積層し、前記第1金属部材および/または前記第2金属部材をスポット溶接機により通電させることによって、前記第1金属部材および/または前記第2金属部材を加熱し、前記第1金属部材および前記第2金属部材の間で前記熱硬化性接着剤を熱硬化させる加熱工程と
を備える、金属接着体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属接着体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
金属接合体は、複数の金属部材が公知の方法で接合(溶接)されることによって、形成される。金属接合体は、各種産業分野において、広範に使用される。
【0003】
とりわけ、異種金属接合体は、互いに異なる種類の金属部材が接合されることによって、形成される。異種金属接合体は、各種性質(例えば、強度、重量およびコスト)の設計自由度が比較的高いため、建築分野および乗物分野において、好適に使用されている。
【0004】
一方、金属部材の種類によっては、金属部材の溶接において、金属間化合物が形成される場合がある。金属間化合物は、金属部材の間の接合強度を低下させる場合がある。また、金属部材を溶接する場合、コストがかかる。
【0005】
そこで、複数の金属部材を溶接により接合させることに代えて、複数の金属部材を接着剤により接着させることが、提案されている。
【0006】
より具体的には、例えば、以下の金属板の接着方法が、提案されている。この方法では、被接着体である2つの金属体の接着部間に、導電性の構造用接着剤を設ける。次いで、被接着体である上記2つの金属体の上記接着部間に通電する。そして、上記金属体の発熱により、上記構造用接着剤を硬化させる。このとき、電流値を、上記金属体同士の溶接に必要な電流値の20%~80%の範囲に調整する(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-109359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一方、金属構造体の分野では、接着剤の加熱効率の向上、および、金属部材間の接着強度の向上が、要求されている。
【0009】
本発明は、優れた接着強度を有する金属接着体を製造でき、優れた加熱効率を有する金属接着体の製造方法である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明[1]は、第1金属部材と第2金属部材とが接着されてなる金属接着体を製造する方法であり、第1金属部材と第2金属部材とを準備する準備工程と、前記第1金属部材および前記第2金属部材が接着される部分において、前記第1金属部材の少なくとも一部、および/または、前記第2金属部材の少なくとも一部を粗面化処理する粗面化工程と、前記第1金属部材および前記第2金属部材が接着される部分において、前記粗面化処理により形成された粗面の少なくとも一部に、熱硬化性接着剤を塗布する塗布工程と、前記第1金属部材、前記熱硬化性接着剤および前記第2金属部材を積層し、前記第1金属部材および/または前記第2金属部材をスポット溶接機により通電させることによって、前記第1金属部材および/または前記第2金属部材を加熱し、前記第1金属部材および前記第2金属部材の間で前記熱硬化性接着剤を熱硬化させる加熱工程とを備える、金属接着体の製造方法を、含んでいる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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