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公開番号2024115658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021406
出願日2023-02-15
発明の名称ゴルフボール用モールド
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A63B 45/00 20060101AFI20240820BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】外観及び飛行対称性に優れたゴルフボールが得られうる、モールド2の提供。
【解決手段】モールド2は、一対の半型4を有している。それぞれの半型4は、複数のピンプル16を含むキャビティ面を有している。このキャビティ面は、低緯度ゾーン18と高緯度ゾーン20とを有している。低緯度ゾーン18は、その内径がキャビティの仮想球の内径よりも大きい低緯度ベース面22を含んでいる。高緯度ゾーンは、その内径がこの仮想球の内径と一致する高緯度ベース面24を含んでいる。それぞれのピンプルは、低緯度ベース面又は高緯度ベース面から突出している。仮想球の赤道面Eqと交差するか又はこの赤道面Eqに近接するピンプル16は、部分的に又は全体で、低緯度ベース面22から突出している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
合わされることで実質的に球形状を有するキャビティが形成される、一対の半型を備えており、
それぞれの半型が、複数のピンプルを含むキャビティ面を有しており、
上記キャビティ面が、低緯度ゾーンと高緯度ゾーンとを有しており、
上記低緯度ゾーンが、その内径が上記キャビティの仮想球の内径よりも大きい低緯度ベース面を含んでおり、
上記高緯度ゾーンが、その内径が上記仮想球の内径と一致する高緯度ベース面を含んでおり、
それぞれのピンプルが、上記低緯度ベース面又は上記高緯度ベース面から突出しており、
上記仮想球の赤道面と交差するか又はこの赤道面に近接するピンプルが、部分的に又は全体で、上記低緯度ベース面から突出している、ゴルフボール用モールド。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
上記赤道面と交差するか又はこの赤道面に近接するピンプルの輪郭が、この輪郭の全長の25%以上の長さにおいて、上記低緯度ゾーンに属する、請求項1に記載のモールド。
【請求項3】
上記低緯度ゾーンと上記高緯度ゾーンとの境界の緯度が、10°以下である、請求項1又は2に記載のモールド。
【請求項4】
上記赤道面と交差するか又はこの赤道面に近接するピンプルが、凸面と側面とを有しており、
上記凸面が上記低緯度ベース面から離れており、上記側面が上記凸面の高さ方向に延在しかつこの凸面のエッジから上記低緯度ベース面に至っている、請求項1又は2に記載のモールド。
【請求項5】
上記側面の高さの最大値が20μm以上である、請求項4に記載のモールド。
【請求項6】
上記側面が、上記赤道面において最大高さを有する、請求項4に記載のモールド。
【請求項7】
上記低緯度ベース面の断面形状が複数の直線を含む、請求項4に記載のモールド。
【請求項8】
(1)合わされることで実質的に球形状を有するキャビティが形成される一対の半型を有しており、それぞれの半型が複数のピンプルを含むキャビティ面を有しており、上記キャビティ面が低緯度ゾーンと高緯度ゾーンとを有しており、上記低緯度ゾーンがその内径が上記キャビティの仮想球の内径よりも大きい低緯度ベース面を含んでおり、上記高緯度ゾーンがその内径が上記仮想球の内径と一致する高緯度ベース面を含んでおり、それぞれのピンプルが上記低緯度ベース面又は上記高緯度ベース面から突出しており、上記仮想球の赤道面と交差するか又はこの赤道面に近接するピンプルが部分的に又は全体で上記低緯度ベース面から突出しているモールドに、材料を投入する工程、
(2)上記モールドの中で上記材料を加圧し、キャビティ面の形状が反転された形状を有するゴルフボール中間品を得る工程、
並びに
(3)上記ゴルフボール中間品の赤道の近傍を切削する工程
を備えた、ゴルフボール製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ゴルフボールの成形に適したモールドを開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なゴルフボール用モールドは、上型及び下型を有している。上型が下型と合わされることで、球状のキャビティが形成される。このモールドのキャビティ面は、ベース面と多数のピンプルとを有している。ベース面の位置は、キャビティの仮想球の表面と一致している。それぞれのピンプルは、ベース面から突出している。
【0003】
このモールドに材料が投入され、ゴルフボール中間品が成形される。この中間品は、シームを有する。このシームの位置は、上型と下型とのパーティングラインに対応する。この中間品はさらに、複数のディンプルを有する。それぞれのディンプルは、ピンプルの形状が反転した形状を有する。材料の一部は、上型と下型とのパーティング面に進入し、バリを形成する。バリは、中間品に付着する。このバリの位置は、シームの位置と一致する。このバリは、切削されて除去される。除去の容易の観点から、シームの上にはディンプルは設けられない。換言すれば、ピンプルは、パーティングラインを避けて配置される。このようなゴルフボール用モールドの一例が、特開2010-284531公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-284531公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バリの切削のとき、このバリの周辺のディンプルも切削されうる。この切削により、ディンプルが変形しうる。この変形は、ゴルフボールの外観不良を招来する。この変形は、ゴルフボールの飛行対称性を阻害しうる。特に、仮想球の赤道と交差するディンプルを有するゴルフボールにおいて、変形が懸念される。
【0006】
本出願人の意図するところは、外観及び飛行対称性に優れたゴルフボールが得られうる、モールドの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示するゴルフボール用モールドは、合わされることで実質的に球形状を有するキャビティが形成される、一対の半型を有する。それぞれの半型は、複数のピンプルを含むキャビティ面を有する。このキャビティ面は、低緯度ゾーンと高緯度ゾーンとを有する。この低緯度ゾーンは、その内径がキャビティの仮想球の内径よりも大きい低緯度ベース面を含む。高緯度ゾーンは、その内径が仮想球の内径と一致する高緯度ベース面を含む。それぞれのピンプルは、低緯度ベース面又は高緯度ベース面から突出する。仮想球の赤道面と交差するか又はこの赤道面に近接するピンプルは、部分的に又は全体で、低緯度ベース面から突出する。
【発明の効果】
【0008】
このモールドから、意図された仕様を有するディンプルを含むゴルフボールが、得られうる。このモールドは、ゴルフボールの外観及び飛行対称性に、寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るゴルフボール用モールドが示された分解斜視図である。
図2は、図1のモールドが示された正面図である。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は、図3において符号IVで示された部分の拡大図である。
図5は、図3のモールドのキャビティ面の一部が示された分解拡大図である。
図6は、図3のモールドのキャビティ面の一部が示された拡大図である。
図7は、図6のVII-VII線に沿った拡大断面図である。
図8は、図7のVIII-VIII線に沿った拡大断面図である。
図9は、図7のIX-IX線に沿った拡大断面図である。
図10は、図6のX-X線に沿った拡大断面図である。
図11は、図10のXI-XI線に沿った拡大断面図である。
図12は、図10のXII-XII線に沿った拡大断面図である。
図13は、図1に示されたモールドから得られたゴルフボール中間品が示された正面図である。
図14は、図13のゴルフボール中間品の一部が示された拡大断面図である。
図15は、図13の中間品から得られたゴルフボールが示された正面図である。
図16は、図15のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。
図17は、図15のゴルフボールのディンプルパターンが示された正面図である。
図18は、図17のディンプルパターンが示された平面図である。
図19は、図3のモールドの一部が示された拡大図である。
図20は、図4のモールドの一部がさらに拡大されて示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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