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公開番号2024168259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084768
出願日2023-05-23
発明の名称ゴルフボール
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A63B 37/00 20060101AFI20241128BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】アプローチショットのスピン性能を実質的に低下させることなく、ゴルフボールに泥や草汁などの汚れが付いた場合も、汚れをふき取ることができるゴルフボールを提供する。
【解決手段】本発明のゴルフボールは、ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた少なくとも一層の塗膜とを有するゴルフボールであって、
前記塗膜の少なくとも一層が、樹脂成分としてポリウレタンを含有し、前記ポリウレタンは、ポリエーテルポリカーボネートジオールに由来する構造単位を有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた少なくとも一層の塗膜とを有するゴルフボールであって、
前記塗膜の少なくとも一層が、樹脂成分としてポリウレタンを含有し、前記ポリウレタンは、式(A)で表されるポリエーテルポリカーボネートジオールに由来する構造単位を有することを特徴とするゴルフボール。
TIFF
2024168259000015.tif
37
161
[式(A)中、R

、R

は、同一または異なって、炭素数が1~30の直鎖アルキレン基または分岐アルキレン基であり、l、nは、同一または異なって、2~15の数であり、mは、1~15の数である。]
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記ポリエーテルポリカーボネートジオールは、数平均分子量が800~2500である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項3】
前記ポリウレタン中のポリエーテルポリカーボネートジオール成分の含有率は、15質量%~70質量%である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項4】
式(1)中、R

、R

は、それぞれ、炭素数が1~10の直鎖アルキレン基である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項5】
前記ポリウレタンは、前記ポリエーテルポリカーボネートジオールとは異なるポリカーボネートジオールに由来する構造単位を有する請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項6】
前記ポリウレタンは、ポリイソシアネートに由来する構造単位を有する請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項7】
前記ポリイソシアネートは、
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体、
ヘキサメチレンジイソシアネートのアダクト変性体、
ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体、および、
イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体よりなる群から選択される少なくとも1種である請求項6に記載のゴルフボール。
【請求項8】
塗膜の最外層が、前記ポリウレタンを含有する請求項1に記載のゴルフボール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗膜を有するゴルフボールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ゴルフボールには、ゴルフボール本体の表面に塗膜が形成されている。この塗膜を改良することで、アプローチショットのスピン性能を改良することが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた塗膜とを有するゴルフボールであって、前記塗膜は、シクロデキストリンと前記シクロデキストリンの環状構造を串刺し状に包接する直鎖状分子と、この直鎖状分子の両末端に配置され、前記シクロデキストリンの脱離を防止する封鎖基とを有するポリロタキサンであり、当該シクロデキストリンの水酸基の少なくとも一部が、-O-C



-O-基を介して、カプロラクトン鎖によって変性されたポリロタキサンを含有する主剤と、ポリイソシアネートを含有する硬化剤とからなる硬化型塗料組成物から形成されたものであることを特徴とするゴルフボールが開示されている。
【0004】
特許文献2には、ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた少なくとも一層の塗膜とを有するゴルフボールであって、前記塗膜の少なくとも一層が、基材樹脂として、ポリイソシアネート組成物と、ポリオール成分としてヒドロキシ基を少なくとも2つ有するポリロタキサンとウレタンポリオールとを含有するポリオール組成物とを反応させてなるポリウレタンを含有し、前記ポリオール成分中のヒドロキシ基を少なくとも2つ有するポリロタキサンの含有率は、0質量%超、10質量%未満であることを特徴とするゴルフボールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-093386号公報
特開2021-137298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アプローチショットのスピン性能に優れたゴルフボールは、泥や草汁などの汚れがつきやすいという問題がある。そのため、泥や草汁などの汚れがつきにくい耐汚染性の改良が行われている。しかしながら、耐汚染性は必ずしも十分ではなく、ゴルフボール表面に汚れが付く場合もある。泥や草汁などの汚れがついた場合に、汚れがしみ込んで綺麗にふき取れないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、アプローチショットのスピン性能を実質的に低下させることなく、ゴルフボールに泥や草汁などの汚れが付いた場合も、汚れをふき取ることができるゴルフボールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決することができた本発明のゴルフボールは、ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた少なくとも一層の塗膜とを有するゴルフボールであって、前記塗膜の少なくとも一層が、樹脂成分としてポリウレタンを含有し、前記ポリウレタンは、式(A)で表されるポリエーテルポリカーボネートジオールに由来する構造単位を有することを特徴とする。
【0008】
TIFF
2024168259000001.tif
37
161
[式(A)中、R

、R

は、同一または異なって、炭素数1~30の直鎖アルキレン基または分岐アルキレン基であり、l、nは、同一または異なって、2~15の数であり、mは、1~15の数である。]
【0009】
本発明では、塗膜を形成するポリレタンが、ポリエーテルポリカーボネートジオールに由来する構造単位を有することにより、アプローチショットのスピン性能を実質的に低下させることなく、ゴルフボールの汚れを落としやすくなった。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アプローチショットのスピン性能を実質的に低下させることなく、ゴルフボールに泥や草汁などの汚れが付いた場合も、汚れをふき取ることができるゴルフボールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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