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公開番号2024168888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085920
出願日2023-05-25
発明の名称テニスボール
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A63B 39/00 20060101AFI20241128BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】十分に補強されたコア4を含んでおり、かつ適正な質量を有するテニスボール2の提供。
【解決手段】テニスボール2は、コア4、フェルト6及びシーム8を有している。コア4は、ゴム組成物が架橋されることで形成されている。このゴム組成物は、基材ゴムとミクロフィブリル化繊維とを含んでいる。ミクロフィブリル化繊維の好ましい量は、基材ゴム100質量部に対し、5.0質量部以上30.0質量部以下である。好ましいミクロフィブリル化繊維は、セルロースナノファイバーである。好ましい基材ゴムは、イソプレン系ゴムである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コアと外皮とを備えており、
上記コアが、ゴム組成物から形成されており、
上記ゴム組成物が、基材ゴムとミクロフィブリル化繊維とを含む、テニスボール。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
上記ミクロフィブリル化繊維が植物由来である、請求項1に記載のテニスボール。
【請求項3】
上記ミクロフィブリル化繊維がセルロースナノファイバーである、請求項2に記載のテニスボール。
【請求項4】
上記ゴム組成物が、100質量部の基材ゴムと、5.0質量部以上30.0質量部以下のミクロフィブリル化繊維とを含む、請求項1から3のいずれかに記載のテニスボール。
【請求項5】
上記基材ゴムの主成分がイソプレン系ゴムである、請求項1から3のいずれかに記載のテニスボール。
【請求項6】
上記イソプレン系ゴムが天然ゴムを含んでおり、この天然ゴムの、全ての基材ゴムに対する比率が、30質量%以上である、請求項5に記載のテニスボール。
【請求項7】
上記ゴム組成物の10℃における複素弾性率(10Hz)が、13.5MPa以上16.5MPa以下である、請求項1から3のいずれかに記載のテニスボール。
【請求項8】
上記ゴム組成物の10℃における損失正接(10Hz)が、0.065以上0.070以下である、請求項1から3のいずれかに記載のテニスボール。
【請求項9】
(1)ゴムラテックスにミクロフィブリル化繊維を添加して、混合液を得る工程、
(2)上記混合液を凝固させて、マスターバッチを得る工程、
(3)上記マスターバッチに添加剤を添加して、ゴム組成物を得る工程、
(4)上記ゴム組成物を加圧及び加熱して、ハーフシェルを得る工程、
(5)2のハーフシェルを貼り合わせて、コアを得る工程、
並びに
(6)上記コアの表面にフェルトを貼り付ける工程
を備えた、テニスボールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、テニスボールを開示する。詳細には、本明細書は、テニスボールのコアの改良に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
テニスボールは、コアと、このコアを覆う外皮とを有している。コアは、中空である。コアは、ゴム組成物が架橋されて形成される。このコアは、テニスボールの反発性能に寄与しうる。コアのためのゴム組成物の一例が、特開2019-17996公報に開示されている。このゴム組成物は、無機充填剤を含んでいる。この無機充填剤は、ゴムを補強しうる。この無機充填剤は、テニスボールの反発性能に寄与しうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-17996公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2019-17996公報に開示されたテニスボールでは、無機充填剤による補強効果は不十分である。もしコアが、多量の充填剤を含有すれば、このコアはテニスボールの反発性能に寄与しうる。しかし、多量の充填剤の含有は、コアの高密度を招く。密度の高いコアは、国際テニス連盟の、質量に関する規格への、テニスボールの適合を阻害しうる。
【0005】
本出願人の意図するところは、質量が適性であってかつ十分に補強されたコアを有する、テニスボールの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するテニスボールは、コアと外皮とを有する。このコアは、ゴム組成物から形成される。このゴム組成物は、基材ゴムとミクロフィブリル化繊維とを含む。
【発明の効果】
【0007】
このテニスボールでは、ミクロフィブリル化繊維によってコアが十分に補強される。このコアでは、補強材及び充填剤は、少量で足りる。このコアを有するテニスボールの質量は、過大ではない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るテニスボールが示された正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
【0010】
[テニスボール]
図1に、テニスボール2が示されている。このテニスボール2は、コア4、2枚のフェルト6及びシーム8を有している。これらフェルト6及びシーム8は、外皮10を形成している。この外皮10は、コア4を覆っている。テニスボール2の外径は、6.54cm以上6.86cm以下が好ましい。テニスボール2の質量は、56.0g以上59.4g以下が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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