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公開番号2024168535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085290
出願日2023-05-24
発明の名称ゴムシート部材の切断装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B29D 30/46 20060101AFI20241128BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】コードの乱れを招くことなくゴムシート部材を切断することを目的とする。
【解決手段】切断装置10は、並列された複数のコードCを有しているゴムシート部材SをコードCが延びる方向に切断する。切断装置10は、切断機構11と、切断機構11をゴムシート部材Sの切断方向Yに移動させる移動機構12とを有し、切断機構11が、切断刃21と、切断刃21を保持するホルダー22と、ホルダー22を、切断方向Yと平行な軸心O回り回動可能に取り付けるフレーム23とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
並列された複数のコードを有しているゴムシート部材を前記コードが延びる方向に切断する切断装置であって、
切断機構と、
前記切断機構を前記ゴムシート部材の切断方向に移動させる移動機構とを有し、
前記切断機構が、
切断刃と、
前記切断刃を保持するホルダーと、
前記ホルダーを、前記切断方向と平行な軸心回り回動可能に取り付けるフレームと、を有している、ゴムシート部材の切断装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記切断刃を加熱するヒータが前記ホルダーに設けられる、請求項1に記載のゴムシート部材の切断装置。
【請求項3】
前記切断刃の放熱を抑える断熱材が前記ホルダーに設けられる、請求項1又は2に記載のゴムシート部材の切断装置。
【請求項4】
前記フレームが、前記切断方向における前記ホルダーの両側に配置された第1、第2フレーム部材と、
前記切断方向に直交する方向における前記ホルダーの両側に配置され、前記第1、第2フレーム部材を接続する第3、第4フレーム部材と、を備え、
前記ホルダーが、前記第1、第2フレーム部材に回動自在に支持され、
前記ホルダーと前記第3フレーム部材、及び、前記ホルダーと前記第4フレーム部材とが、それぞれ付勢部材で接続されている、請求項1又は2に記載のゴムシート部材の切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤを構成するゴムシート部材の切断装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両に用いられる空気入りタイヤは、地面に接するトレッドと、このトレッドの軸方向両側から径方向内方へ延びる一対のサイドウォールと、各サイドウォールの径方向内方の端部に配置されたビードとを備えている。トレッドの径方向内側にはベルト層が設けられ、ベルト層の径方向内側かつサイドウォールの軸方向内側には、一対のビードの間に架け渡されるカーカスが設けられている。カーカスは、有機繊維等からなる複数のカーカスコードが並べて配置されたカーカスプライを有する。
【0003】
カーカスプライは、並列した多数のコードを未加硫ゴムに埋設したゴムシート部材を、タイヤ成形ドラムに貼り付ける前に所定の長さでコードに沿って切断することによって製造される。特許文献1には、ゴムシート部材を切断するための切断装置が開示されている。この切断装置は、切断刃をコードの延在方向に移動させることでゴムシート部材を切断する。切断刃は、上下方向(ゴムシート部材の厚さ方向)に延びる旋回軸を中心として旋回可能に構成されており、これによってゴムシート部材をコードに沿って切断することを可能にするとともにコードの切断を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-28949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、コードの乱れを招くことなくゴムシート部材を切断することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、並列された複数のコードを有しているゴムシート部材を前記コードが延びる方向に切断する切断装置であって、
切断機構と、
前記切断機構を前記ゴムシート部材の切断方向に移動させる移動機構とを有し、
前記切断機構が、
切断刃と、
前記切断刃を保持するホルダーと、
前記ホルダーを、前記切断方向と平行な軸心回り回動可能に取り付けるフレームと、を有している。
【0007】
以上の構成を有する切断装置によれば、移動機構により切断機構をゴムシート部材のコードが延びる方向に移動させることで、切断刃によりゴムシート部材を切断することができる。切断刃を保持するホルダーが切断方向と平行な軸心回りに回動可能であるため、コードに追従して切断刃を移動させることができ、コードの切断やコードの配列を乱してしまうことを抑制することができる。したがって、品質の高いゴムシート部材を製造することができる。
【0008】
(2)上記(1)の切断装置において、前記切断刃を加熱するヒータが前記ホルダーに設けられる。
このような構成によって、ゴムシート部材の切断中にもヒータで切断刃を加熱することができ、ゴムシート部材の円滑な切断が可能となる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の切断装置において、前記切断刃の放熱を抑える断熱材が前記ホルダーに設けられる。
このような構成によって、切断刃の温度の低下が抑制され、エネルギーの消費を抑制することができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)の切断装置において、
前記フレームが、前記切断方向における前記ホルダーの両側に配置された第1、第2フレーム部材と、
前記切断方向に直交する方向における前記ホルダーの両側に配置され、前記第1、第2フレーム部材を接続する第3、第4フレーム部材と、を備え、
前記ホルダーが、前記第1、第2フレーム部材に回動自在に支持され、
前記ホルダーと前記第3フレーム部材、及び、前記ホルダーと前記第4フレーム部材とが、それぞれ付勢部材で接続されている。
この構成によれば、フレームによって、回動が許容された状態で弾性的にホルダーを支持することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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