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公開番号2024167777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023084093
出願日2023-05-22
発明の名称現像ローラの製造方法
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20241127BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】導電性弾性層の表面へのクラックの発生を抑制することができる現像ローラの製造方法を提供する。
【解決手段】現像ローラの製造方法は、導電性軸芯体と、前記導電性軸芯体の外周面上に設けられた導電性弾性層とを有する現像ローラの製造方法であって、前記導電性弾性層を構成するゴムチューブに、前記導電性軸芯体を圧入し、前記導電性軸芯体の外周上に前記導電性弾性層を設ける圧入工程と、無酸素雰囲気下で、前記導電性弾性層の表面にキセノンエキシマ紫外線を照射して、前記導電性弾性層の表面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程を有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
導電性軸芯体と、前記導電性軸芯体の外周面上に設けられた導電性弾性層とを有する現像ローラの製造方法であって、
前記導電性弾性層を構成するゴムチューブに、前記導電性軸芯体を圧入し、前記導電性軸芯体の外周上に前記導電性弾性層を設ける圧入工程と、
無酸素雰囲気下で、前記導電性軸芯体の外周面上に設けられた前記導電性弾性層の表面にキセノンエキシマ紫外線を照射して、前記導電性弾性層の表面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程を有することを特徴とする現像ローラの製造方法。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記圧入工程と前記酸化膜形成工程との間に、
前記導電性弾性層の表面を研磨し、前記導電性弾性層の厚さを2mm以下に調整する研磨工程を有する請求項1に記載の現像ローラの製造方法。
【請求項3】
前記酸化膜形成工程における無酸素雰囲気下が、窒素雰囲気下である請求項1に記載の現像ローラの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像ローラの製造方法に関し、特に導電性弾性層の表面への酸化膜の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
レーザープリンタ、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、あるいはこれらの複合機等の電子写真法を利用した画像形成装置においては、帯電させた感光体の表面を露光して当該表面に形成される静電潜像をトナー像に現像するために、現像ローラが使用される。このような現像ローラには、例えば、導電性軸芯体と、この導電性軸芯体の外側面に形成された導電性弾性層とを有する、いわゆる導電ローラが用いられている。
【0003】
また、現像ローラは、表面の摩擦係数を低減することで、感光体との摩擦抵抗が低下し、かつ、搬送するトナーへの負荷を低くすることができ、印刷枚数が増加しても画像むらの発生を抑制できることが知られている。そこで、現像ローラの導電性弾性層の表面に低圧水銀ランプを用いて紫外線を照射し、導電性弾性層の硬度を高めて摩擦係数を低下させることが提案されている。例えば、特許文献1には、現像ローラに低圧水銀ランプを用いて紫外線を照射するための紫外線照射方法が記載されている(特許文献1(段落0029~0031)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-23220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現像ローラは、チューブ状に形成した導電性弾性層に導電性軸芯体を圧入することで製造されるため、導電性弾性層の外表面は、周方向に引き延ばされている。そのため、この状態で、低圧水銀ランプの紫外線(波長185nm、254nm)を照射すると、導電性弾性層の表面にクラックが入りやすくなる傾向があった。そして、導電性弾性層の表面にクラックが発生すると、現像ローラとして使用した際に画像不良の原因となる。
【0006】
また、現像ローラは、連続使用すると感光体との摩擦等によって発熱するが、現像ローラ表面が高温になると、現像ローラ上のトナーが溶けて固まり、印刷物に悪影響を与えてしまうことがある。ここで、現像ローラでは、導電性弾性層の熱伝導率よりも導電性軸芯体の熱伝導率の方が高いことから、導電性軸芯体の外径を大きくし、導電性弾性層の厚さを薄くすることで、現像ローラの熱伝導性を向上させ、発熱を抑制することが考えられる。しかし、薄肉化された導電性弾性層に、低圧水銀ランプの紫外線を照射すると、導電性弾性層の表面に一層クラックが入りやすくなる傾向があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、導電性弾性層の表面へのクラックの発生を抑制することができる現像ローラの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決することができた本発明の現像ローラの製造方法は、導電性軸芯体と、前記導電性軸芯体の外周面上に設けられた導電性弾性層とを有する現像ローラの製造方法であって、前記導電性弾性層を構成するゴムチューブに、前記導電性軸芯体を圧入し、前記導電性軸芯体の外周上に前記導電性弾性層を設ける圧入工程と、無酸素雰囲気下で、前記導電性軸芯体の外周面上に設けられた導電性弾性層の表面にキセノンエキシマ紫外線を照射して、前記導電性弾性層の表面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の製造方法によれば、導電性弾性層の表面に酸化膜を形成する際に、導電性弾性層の表面へのクラックの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
現像ローラの一例の、全体の外観を示す斜視図。
図1の現像ローラの端面図。
現像ローラの他の例の、全体の外観を示す斜視図。
図3の現像ローラの端面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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